- toshihiro36
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<ナレーション> あなたは“ノマドワーカー”をご存じだろうか。“ノマド”とは遊牧民。街に生きる遊牧民はオアシスの場所を熟知しなければならない。
2012-04-16 10:16:30安藤美冬:「電源が使える席が何席で・・」みたいな情報はネット上にいっぱい出回ってるんですよ。それを参考に検索して、外出先で見つけていくとか、うん。
2012-04-16 10:20:35安藤:(カフェで)すいません。Wi-Fiって、ここ通ってますか?(店員「はい」)通ってるんですか、ラッキー。カフェがもうひとつ増えました、Wi-Fi完備の。やったー、ホント最高ですね。こういうね…もうどんどんやってほしい。
2012-04-16 10:28:55<ナレーション> 安藤美冬、32歳。組織に属さないその肩書きは、たった一言フリーランス。2年前まで一流出版社に勤めていた。オフィスには自分のデスクがあった。今は時に転々とカフェなどを仕事場にしながら、複数の企業を相手に働いている。そんな職業のあり方をノマドワーカーと呼ぶらしい。
2012-04-16 10:34:41安藤:(番組内の発言)一つの肩書におさまって仕事をすることに、私なりに危機感を抱いたということはあるんですよ。ノマドというのは1人では完結できない。それぞれの専門性とかスキルを持ち寄って、プロジェクトベースで資金や物が集まって、ミッションが終わればまた解散していく。
2012-04-16 10:41:37<ナレーション> 好きな時に、好きなところで働く。古い価値観を脱ぎ捨てたスタイルに、好奇と憧れのまなざしが向けられる。 だが、いまひとつわからない。そのせいか、意外な人(田原総一郎)も「会いたい」と言ってきた。
2012-04-16 10:45:25田原「何をされてるんですか?」安藤「私は今は肩書き自体をフリーランスっていう・・」 田原「何が好きなの?あなたの話を聞いてると、お金に関係ないね」安藤「お金は全く気にしないというわけではないんですけれども、スタイルの方を追求型ですね」田原「ボーイフレンドは?」安藤「大募集中です」
2012-04-16 10:52:50田原:(安藤さんが何をやっている人かわかりましたか?の問いに) いいんじゃない、それで。そんな早くから目標を定める必要はないと思う。僕らはもう先がないんだし…やっぱりこの国を担うのは若い世代だと思うから。彼らが何を考えているか知りたい。
2012-04-16 10:57:08安藤:(何屋さんなんですか?の問いに)何屋って決めたくないんですよね。職業は“安藤美冬”っていう…自分の名前で仕事をするっていうのが、わたしのとっている最高の完成形ですね。
2012-04-16 11:03:22<ナレーション> 何よりも自分らしく生きること。そこに新たな潮流の予感。 東京・渋谷、遊牧民にも住まいはある。12畳ほどのワンルーム。風呂もトイレも…キッチンさえも共用だという。
2012-04-16 11:07:37安藤:(テレビもないんですね?に)はい、テレビのない生活はもう5年ぐらいは。情報源は本と有料メルマガと…あとはネットのニュースも見ますけど。紙ではまず見ないですね。これが私の1年分の洋服です。30着ぐらいですかね。
2012-04-16 11:11:48安藤:例えば100着持っていたとしても、実際に着まわす服は2~3割しかないとよく周りの女子から聞くので…私はその2~3割で生活してる感じ。(本棚の)まん中から下3段が本。ここに収まる以上の本は持たない。
2012-04-16 11:16:39安藤:(家でも仕事できるのに外でするのはなぜ?に)たぶん、落ち着きがないっていうのはあると思うんですよ。ひとつのところでじっとしてるのが我慢ならないっていう。あとはあちこち場所をかえると、アイデアが浮かんでくるというのがあって。
2012-04-16 11:23:06<ナレーション> 一躍、世に知られるようになったきっかけがある。ネットメディアに詳しいジャーナリストが安藤の暮らし方を高く評価した。直後からツイッターのフォロワーが急増したという。目下、働き方をテーマにした本を執筆中。今いる場所が職場。ノートパソコンとスマホは大切なツールだった。
2012-04-16 11:28:04<ナレーション> 上司の顔色をうかがう必要も、同僚に気がねする必要もない。ノマドワーカーはマイペースだ。仕事はツイッターを通じて舞い込むらしい。「紙の手帳の手触りが好き。ノマドワーカー手帳を作りたい」そうつぶやけば、3時間後にはもう出版社から打診があった。
2012-04-16 11:33:18<ナレーション> 「もっと大学生と話がしたい」とつぶやけば、たちどころに大学生が講演の依頼を寄せてくる。招かれれば、どこへでも行く。ツイッターで大阪に呼ばれた。講演のテーマは「自分の人生は自分で作る」。学生3500円、社会人8000円、定員50人で満席。
2012-04-16 11:39:21安藤:(講演で)企画書を持って「こんな仕事がしたいので、お仕事下さい」とか言わずとも…いわゆる営業行為をしなくても、ソーシャルメディア上で自分自身を発信することによって安藤さんにお会いしてみたいとか、話を聞いてみたいという方が自然と集まってきて、そこから多種多様な仕事が生まれる。
2012-04-16 11:45:08