飯舘村避難民A:沼 惇さん - 2012年4月

飯舘村避難民A:沼 惇さんのツイート。 2012年4月分 インデックス : http://togetter.com/li/191352
2

2012年4月

飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会1:11日夜の福島市文化センター開催に参加。席が足らない程の盛況。既に発表された政府原案を飯舘村役場が条件交渉の結果政府提案を受け入れガスの抜きの場として懇談会を開催した感じがありあり。いつもの事だがこれで村民は了承したとなるのだろう。

2012-04-17 20:35:58
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会2帰宅困難地域は蕨平、長泥地区に限られ私の住む小宮地区を含め村の大半が居住制限地区に指定され村の総面積の4分の1程度が避難指示解除準備区域となる。20以上ある村の行政区毎に区分けをする方向になる様子で集落が分断される恐れはなさそうだが。

2012-04-17 20:36:28
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会3:質問者が殺到して中途半端なまま閉会。質問の大半は何故年間20ミリシーベルト被曝が許されるのかに集中政府側はこの値は安全であるが、安心して貰う為に除染で1ミリを目指すという論法を今回は展開した。安全だが安心の為の除染論は役人の面目躍如の巧妙な論法。

2012-04-17 20:38:38
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会4避難指示解除準備区域に指定されても現在の精神的苦痛の賠償は継続されるし、インフラ等が整備されるまでは村に帰れとは言わぬと。しかし、事業再開は可能条件付きだが営農の再開も可能だと。尚、放射線防御措置は今後不要となると

2012-04-17 20:39:21
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会5居住制限地域精神的苦痛の賠償は2年分前払いと。現行の計画的避難規制がそのまま継続されるが、住民の一時帰宅時の宿泊は今後は禁止。尚、2年後帰れるか否かは除染次第の様子だが、村役場によると政府の除染行程は遅延していて村にもやらせろとしている。

2012-04-17 20:40:02
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会6帰還困難地域5年分の精神的苦痛の賠償前払い今度はバリケードで囲うとがその趣旨は住民の往来による放射性物質の拡散防止と。立ち入りは防御服着用となり従前より厳しくなる。尚、居住制限地域と同様に帰村時期は灰色。

2012-04-17 20:40:38
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会7居住制限地域内での事業継続は村の生活基盤となる必要最小限の雇用を維持するとの名目で事業継続、再開を今回は公に認めた。又工場の増設も認めているが、これは村役場の言い分が通った様子。しかしそこに働く人の健康に関しては屋内で働けとしか無い。

2012-04-17 22:37:17
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会8:3月16日付けの原子力損害賠償紛争審査会の概要が説明された。精神的損害賠償は月額一人10万円と記載されているが、カッコ書きで慰謝料と書き加えてある。東電の賠償請求では慰謝料という文字は何処にもないが、なし崩しに精神的損害賠償は慰謝料と読み替えが始まった。

2012-04-17 22:38:33
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会9:月額一人10万円を慰謝料と思ってる被害者は一人もいないと思うが、赤ん坊と所帯主を差別なく同額として慰謝料とするのは暴論。私は一人所帯で10万円でやりくりさせられているが、大所帯の50-100万円と同列にされると慰謝料とするには論拠がない。

2012-04-17 22:39:22
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会10所有不動産の扱いだが帰宅困難区域は全損扱いだがその他の区域は避難期間中の減損のみ賠償と。従って帰宅困難区域以外では移住を選択しても資金手当てが出来ないので政府、村役場は帰村を無理強いしないとしているが、実質は強制している事になる。

2012-04-17 22:39:59
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会11:村が嫌がっていた住民アンケートは来月頃実施されると。。しかしよしんば移住希望が7割という結果になっても移住は簡単なものではなく村としては現行の除染による復活に方針変更はないと余計な説明が村長からあった。アンケート前に牽制する村長の発言は暴論。

2012-04-17 22:40:33
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会余談1:会場で何故飯舘村議会は何故住民の声を良く聞いて役場と対峙しないのか?という質問に議会議長は非常時なので行政、議会が一丸となって対応していると返答。戦前の議会が軍部に協力して戦争にひたすら走ったことを思い起こされた。どうしてそうなるのかは次項。

2012-04-18 20:05:35
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

避難区域見直しの懇談会余談2:私見だが飯舘村は代官屋敷と庄屋の関係が役場と議員に移っただけ。村外に活路を求めた人材を除き村のエリートは役場、農協に就職し庄屋崩れの名家が議会等を牛耳り村長を代官様とした共存共栄関係を形成。これを政府補助金が潤滑剤として村民に飴をしゃぶらせ協力。

2012-04-18 20:08:58
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

4月中旬飯舘村帰村報告1:雪が消えたので家の周囲の放射能を村から借りて来た大型のγ線サーベイメーターで計測。自分の持っている小型の計器(5万円)との比較も兼ねたが結果的には計測値に大差は無かった。

2012-04-19 21:37:29
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

4月中旬飯舘村帰村報告2:高さ1mでの測定値は家の1階は1.6-1.8μSv、窓際2.3、2階は2.2だが天井近くは2.7を超える。家の前は4.5-6.5、庭は6前後、落ちた杉の枝が重なった所は9前後で前の草原は6前後。裏山は6.5-7.5だが家の周囲のホットスポットは9.5。

2012-04-19 21:39:03
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

4月中旬飯舘村帰村報告3:ここに居座ったとすると8時間野良仕事と仮定して年間25-30ミリシ=ベルトの外部被曝だが土いじりやホットスポットの被曝は勘定外。 これに呼吸、飲食による内部被爆が加わる事になる。さらに酒、たばこによる癌リスクが上乗せされるのでやっぱり居座るのは無理か

2012-04-19 21:39:51
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

移住地探し1:飯舘村が住めなくなったので先週信州に移住地探しに出かけた。福一に近い茨城、栃木以北は対象外なので東京を起点に考えると西つまり山梨、信州、群馬あたりが取りあえず候補地になる。日本海側は積雪で対象外。静岡や愛知は地震、津波が怖いのでこれまた対象外。

2012-04-29 19:26:44
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

移住地探し2八ヶ岳山麓松本北部を当面の調査対象として出かけた。どちらも飯舘村と同じ様な気候だが古い田舎で集落に住み近所の田畑に出かけるのが一般的。休耕田もかなり目にした。しかし八ヶ岳山麓は別荘地が多く農家、農地を手に入れるには飯舘村と異なり金額的に一ケタ以上違い無理な感じ。

2012-04-29 19:28:19
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

移住地探し3:松本市の北の高原近辺は地形的に農地が狭くかつ兼業農家が多くの本格的に百姓をやるには田畑を借りるのも無理な様子。(飛び地を覚悟せねばならない)結局今回の調査は空振りに終わった。飯舘村と似たような環境を求めるのは信州では無い物ねだりと感じた。次回は群馬県かな。

2012-04-29 19:29:03
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

移住地探し余談1:訪ね歩く途中立派な建物は役場、公民館、村興し保養施設と水車小屋付きソバ屋。ウルグアイランド対策施設と看板があるものまであった。水田は土地改良が殆ど終わってた。役場を訪ねたが高齢化比率が高く兼業農家ばかりで頼みの観光施設も赤字で村としての展望が描けず投げやり的。

2012-04-29 19:44:37
飯舘村避難民A:沼 惇 @A1271

移住地探し余談2:役場で聞いたがこの地方では給与が安く兼業農家でないと生活がもたないと。農協が稲の苗まで作ってくれ手軽で余りは買い取り農協が兼業農家を支えている構図。税金も農業、給与所得を合算出来るので農業で赤字を出せば税金の戻りもありかくして兼業は減らず大規模化は進まない。

2012-04-29 19:46:44

2012年3月 / 2012年5月