アニメ監督・大地丙太郎氏、師匠・やすみ哲夫氏について語る。

アニメ監督である大地丙太郎氏が師匠であるやすみ哲夫氏から語られた言葉についてつぶやかれていたものをまとめました。師匠であるやすみ哲夫氏の偉大さと大地監督が本当にやすみ氏を尊敬されているのが伝わる素敵なつぶやきだと思いました。 大地丙太郎 - 公式サイト - http://www5c.biglobe.ne.jp/~akitaroh/ 続きを読む
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大地丙太郎 @akitaroh

師匠やすみ哲夫から学んだコトはたくさんあるが、そのうちのひとつ。「最終回は転校だろ」そうそう、それ定番だもん。主人公が転校する。トラック、電車を泣きながら追いかける同級生。演出家の腕の見せ所ですよ。師匠は四年続いた「おぼっちゃまくん」をそんな終わらせ方をしたかったんだ。でも…

2012-05-14 02:46:36
大地丙太郎 @akitaroh

諸事情で(内容はしらないが)「おぼっちゃまくん」は最終回らしい最終回を禁じられてしまった。でも、その最終回の前後編を僕に演出させてくれた。

2012-05-14 02:48:50
大地丙太郎 @akitaroh

師匠は「最終回は転校だろ」という言葉を広い意味で使ったのだということはわかってもらえると思う。最終回はいかにも最終回らしい最終回がいい、ということだ。大地は自作の最終回にはなんらかの「転校」は入れてるつもり。「ダンゴゴン太」最終回の熊谷の転校は大地の一番お気に入りですよ。

2012-05-14 02:53:49
大地丙太郎 @akitaroh

でも一番の傑作は「僕等がいた」です。この駅のホームでの矢野と七美の分かれシーンは、演出家として最大の喜びだったと思う。こんな定番ドラマチックシーンをとことん出来るなんて今やあまり機会がない。やってて自分で痺れた。最後の回想シーンにかぶるそれぞれのキャラクターのナレーションとか…

2012-05-14 02:58:10
大地丙太郎 @akitaroh

ちゃんと「僕等がいた」になったと思う。

2012-05-14 03:02:33
大地丙太郎 @akitaroh

もうひとつ、この師匠の言葉は響いた。これまでも何度も言って来たし、これからも何度も言う。「ギャグが出来るものは泣かせも出来る。でも泣かせが出来るやつがギャグが出来るとは限らない」。「笑い」は世間的には低い位置に見られてる。でも師匠は「笑い」に誇りを持ってる。

2012-05-14 03:13:19
大地丙太郎 @akitaroh

やすみさんの先輩が高橋良輔さん。「おれはさ、良ちゃんが草踏んでくれた後を歩いて行けばいいんだから楽なんだよ。大地くんは、またそのオレの後を歩けばいいんだから、楽だぞお~」

2012-05-14 03:25:23
大地丙太郎 @akitaroh

でもね、オレが揉めにもめて降板した「あたしンち」を師匠が引き継ぐコトになったと聞いてびっくりして挨拶に行ったの。そしたらさ「大地くんが全部レール引いといてくれたからすごくやり易いよ」ってあっけらかんと言えるひとなんだよ。

2012-05-14 03:30:19
大地丙太郎 @akitaroh

ついでにゆーと「あたしンち」の現場プロデューサーMさんは、師匠と長年のコンビを組んでるツーカーな方だったんだけど、師匠をエントリーした理由を「大地くんの後を引き継げるっていったら哲っちゃんしかいねえだろ」って…。どこまでこの人たちはでっかいんだろうなあ~。

2012-05-14 03:37:28
大地丙太郎 @akitaroh

ホラー映画の現場は笑いが絶えないとも事故が多いともゆーね。RT @tamaki86: 「ギャグができる人はホラーもできる」ってKERAだったかも言ってたな QT @akitaroh: もうひとつ、この師匠の言葉は響いた。「ギャグが出来るものは泣かせも出来る。でも泣かせが出来るやつ

2012-05-14 03:46:43
大地丙太郎 @akitaroh

そんなつもりはなかったんだけど、師匠の話をつぶやいてたら、原点を振り返えることが出来たわ。ちょっと泣いたわ。寝るわ。

2012-05-14 03:52:29