POKKA吉田さんのクラブ風営法問題に関するツイート

木曽崇／Takashi Kiso @takashikiso

風営法改正（クラブ編）に関する討論、必見： http://t.co/vbgrhsNA

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POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

↓俺は木曽さんとは違い通しでは観てないが、クラブ擁護派は論点を整理した方がいいな。風営法は「営業者側のことを考えてない」法律。自分ちの近所に作られると「嫌」とされるものを「自分ち」に変わって法律で規制する法律なんだ。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

クラブ擁護派は「風俗営業」とされることに抵抗したいよね。風営法なら深夜営業が不可になるから。そのためには「風俗ではないんですよ」と言えないといけない。でも、お酒を呑んだ若者が夜中中踊っている場所を「風俗ではない」とは社会は容認しないと思うんだよね。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

あと、俺のクラブのイメージは「女をひっかける場所」がダントツ。麻薬、売春以上に「ナンパ」の場所。麻薬や売春は管理で防げると百歩譲るとして、ナンパはどうですかね。俺、家の近所にひっかけ橋（大阪）みたいなスポットができるのはものすごく嫌だぞ。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

若手DJの仕事云々なんて文脈では法に抗えません。クラブが深夜も営業できるとすると「風俗営業ではない」とするしかないんです。酒、音楽、踊りという人間の本能欲求的な煩悩場所を「風俗営業ではない」と言えるだけの材料があればクラブの勝ち。なければ警察の勝ち。ただ、それだけだな。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

ま、生安畑の警察庁長官が退任すれば、また所管も変わるかもしれないけどね。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

あとね、「いい大人がやることをなんで規制するのか」というのはそもそも日本の法治体系をわかっていないよ。「いい大人がやることを規制するのがほとんどの法律」で、その要素がものすごく強い（というかそれがもうひとつの目的でもある）のが風営法です。風営法は「いい大人を規制するため」のもの。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

こういう法治体系を論語風に言うと「民可使由之、不可使知之」であり、下世話に言うと「愚民政策」となるね。要は「オマエら、いい大人のくせにやっていいこと悪いことの区別できないから、法律で区別してやるわ」ということ。その極みのひとつが風営法なんだ。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

@takashikiso そうですね。そこしかないということをクラブ擁護派がわかってるのかどうか、先ほどの映像を観てものすごく疑問に感じました。「ああ、これでは確実に負けるわ」という感想です。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

@HYamaguchi @OKADATOMOHIRO 今の警察庁長官と警視総監はともに「生安畑」の出身です。この畑は「風営法所管」の部署なんで、長官の意思を強く感じますね。なので、長官変わればまた変わる、という可能性はあるでしょう。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

ま、とにかく「クラブは酒呑んだ若者が深夜に大きな音で音楽を聞き踊るが風俗営業ではない」と言えるような環境整備をして、それを社会（手続き的な相手としては警察（庁）しかありません。法改正できるなら国会もありますが）が納得するかしないか、ですべてが決まります。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

@takashikiso その規制の中に、こういった思想がふんだんにちりばめられているのが風営法だ、というのが私の理解です。ぱちんこの客なんて、風営法ではごまめ扱いです。営業者を規制して守る体を見せるが、客の意見なんてパブコメでも総スルーですから。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

@OKADATOMOHIRO SNS系ゲーム、クラブ、などの動き、あるいは麻雀やぱちんこに関する所管厳格化など、その流れだと言ってもいいかもしれません。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

@OKADATOMOHIRO 2ちゃんねるもそういう側面が見えている気がします。なんでも生安畑だ、とは言いませんが、所管強化、摘発強化などはその流れっぽいですね。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

まずは司法の場で決着、という手法。それは「クラブは風営ではない」という争いではなくて「風営法はオカシイ（違憲）」というのがありました。これ、訴訟でも起こせば大変チャレンジングですが、風営法の改正現場を知ってる人、裁判所のポジションを知ってる人なら、この手法は選びませんよ、たぶん。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

だって、風営法は今まで何度も改正を繰り返されているんですが、そのほとんどが「衆参両院のほぼすべての議員が賛成」して今に至るんです。参院は電子投票なんで履歴が残ります。だから、ウソだと思うなら調べればわかります。自公民社民共産から無所属まで、基本的に全員賛成している法律です。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

国会議員の（ほぼ）全てが賛成して制定されている法律（現在の風営法）を裁判所が「違憲」と判断するのは「司法が立法府を否定する」ことと同義。争点が別ならともかく、違憲判断を下すためには、裁判所は現行法制定までのプロセスを必ず調べます。議員のほとんどが賛成していることをそこで知ります。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

それでも「違憲」と判断するなら「ほぼ全ての国会議員の決めた法律が違憲だ」と裁判所が認めたことになります。この場合は戦後数少ない弾劾裁判にも匹敵。だから違憲判断が出ないというのが裁判する前からわかっているんです。普通の国賠でも勝てないのに、こんなケースで勝てるわけない、ということ。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

あとは「署名集め」もよく見ました。これ、気持ち的にはシンパシーを持つのですが、風営法の運用現場を知っておかないと徒労になります。その運用現場というのは「風俗営業者（店）の客の意見を警察庁は一切反映することがない」ということです。風営法は、風俗営業の消費者についてはごまめ扱いです。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

だから、クラブ擁護派は「クラブの客以外の署名を集める」必要があります。クラブを愛する人（つまり客）の署名で警察が動くことはありません。これは本当にありませんので、断言しておきます。まあ1000万人も署名が集まれば別ですが、クラブを愛する者が1000万人もいるとは思えませんし。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

「クラブを風俗営業ではない」という状態に持っていく一番手っ取り早い手段は、ココに「この業態は風俗営業ではない」と意見させることです。極めて難しいですが、署名で警察庁を動かしたり、違憲判決を勝ち取るよりは1000倍簡単です。　http://t.co/R8AnWp6j

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

裁判は判決まで行けば「判例」となります。違憲判断を狙って「合憲」の判例ができると、おそらく原告の利益に反するでしょう。だから裁判は「クラブの深夜営業を担保する」ためにはやらん方が良いんです。署名はマイナスにはなりませんが、客の署名は徒労になります。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

後は「風俗営業者の客の意見は聞かないが、営業者側の意見は場合によっては聞く」のも警察庁。だから今やるべきは「クラブ業界が結束する」ことと、ホントできればPTAに応援してもらうこと。だから、PTA（親御さん）に「クラブは怪しくないですよ」と胸張って言える状態を担保することですね。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

まあ、著名人などを引っ張りだすのは「公論喚起」には役立ちますから、有名ＤＪやミュージシャン等は頑張ればいいと思います。が、風営法、司法、警察、そして国会の現場は、情動的に動くほどに単純な組織ではありません。議論始めの段階でしょうが、さらなるレベルアップがみなさん必要ですよ。

POKKA吉田 @POKKAYOSHIDA

R-18、あるいはR-20なのになぜにPTA？という人もいるかもしれません。そんな人は風営法の第一条を暗記するまで読んでください。この法律の目的のひとつは「青少年の健全育成」なんですよ。