原発を拒んだ町(新潟県巻町)

新潟県巻町は、町長、町議会が同意していた原発建設計画を、住民の力で、町長リコール、原発建設に関する住民投票で、拒むことに成功しました。その経緯をたまちゃん(@tadagonpapa)の呟きでまとめました。
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@tadagonpapa

【原発を拒んだ町①】  原発は民意で拒めるのでしょうか?新潟日報報道部著の原発を拒んだ町から紹介します。 1996年8月4日 新潟県巻町で原発建設の是非を問うわが国初の住民投票が行われた。国策に対する地域からの初めての直接の意思表示です。

2012-05-20 19:49:48
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町②】 そもそも「巻原発建設計画」は1969年6月に新潟日報朝刊のスクープで明らかになった。何と東北電力が計画を公表するのは2年後。でも土地は?東北電力の意を受けた業者が「レジャーランド開発」を名目に水面下で買収を進めていたのだ。

2012-05-20 19:50:01
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町③】 1974年7月、原発予定地の角海浜集落の最後の2世帯4人が移住した。想像してもらいたい、あなたの街の全ての人間が移りだしたら、あなたはそこに住み続ける自信があるだろうか?

2012-05-20 19:50:14
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町④】 1977年12月 巻町議会が機動隊に守られながら「原発建設同意」を決議。 1980年12月 高野幹二町長が議会で「建設の同意」を表明。 1982年 1月 原子炉設置許可申請が行われる。

2012-05-20 19:50:31
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町⑤】 原発計画の公表以来地域の選挙は地縁、血縁のしがらみに加え、買収がが茶飯事となり摘発が相次いだ。ビール券や実弾が飛び交う地域の選挙に若い世代に代議制や間接民主主義への不信感を植え付け結果となっていった。

2012-05-20 19:51:13
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町⑥】 1994年の町長選では「原発推進候補」が初当選し三選を果たす。 しかし、この二ヵ月後に「巻原発住民投票を実行する会」が旗揚げされる。 代表は地元造り酒屋専務の笹口孝明氏(後に町長になる)ここからの流れがすごい!

2012-05-20 19:51:24
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町⑦】行動開始! ①同会による自主管理の住民投票の実施 ②原発予定地内の町有地売却をはかる臨時町議会が反対派による実力阻止で流会。 ③定数22議席中住民投票条例制定を公約した12人が当選する町議選。

2012-05-20 19:51:35
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町⑧】さらにすごい!  ④住民投票条例の成立と改正 ⑤佐藤町長に対するリコール運動 ⑥佐藤町長の辞職 ⑦笹口新町長の誕生 ⑧そして1996年8月4日ついに住民投票が行われた!その結果は・・

2012-05-20 19:51:51
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町⑨】投票率 何と88.29パーセント 原発反対12,478票(61パーセント) 原発賛7、904票(39パーセント) 原発立地阻止!

2012-05-20 19:52:01
@tadagonpapa

【原発を拒んだ町⑩】「うおー、うおー」住民から雄叫びが上がった。歓喜の中心にいたのは女性達。1995年の自主管理の住民投票、町議選、町長のリコールを牽引してきたのは母親達だ。「巻原発を考える看護婦ネットワーク」世話人の坂井恵子さんは震える声で言った「勝因は政治への不信です!」

2012-05-20 19:52:15