VirajaAupamya感想まとめ
ポイントオメガを読み返してみて、何となくこれはアイデンティティクライシスの物語なんじゃないかと思った。皆、どこか自分の存在について悩み苦しんでいる・・・んで今回、ポメジャはどうかというと、これは各人(これは筆者だな)の表現にまつわるストーリー何じゃないかって何となく思ふよ。
2012-05-27 00:33:59ポメガは、こういう視点でみれば面白い。輝夜も夢月ちゃんもレイラも咲夜さんも秘封も、実は自分を取り巻く環境において「自分はその環境の中でどうあるべきか」とかなり悩んでいた。これってアイデンティティクライシスなんだな。
2012-05-27 00:41:47ポメガについて、私はこんな仮説を持っている。あれって作者どもが何となく悩んでいる事が表出していたんではないか・・・と思っている(あくまで推理だよ)。
2012-05-27 00:43:15そして、今回出すポメジャは、何か各員一線を越えてしまった印象がある。自分の表現とは何なのかという自問自答の末「私はこうです、ぐぱぱ〜」という宣言のようなものが滲みだしている。
2012-05-27 00:47:02誰だってそうだけど、表現する以上、そこに表現者の主張が宿る事なんて当たり前なのだ。今回、ぱじゃま紳士さんと詩所さんを誘って良かったと思ったのは、二人とも表現の矜持を持っていた事だ。彼等は自身の矜持を貫き通した。その結果どの参加者にも劣らない傑作を書いてくれた。
2012-05-27 00:54:23特に注目して欲しいのは、詩所さんの作品である。これはキャラクターをとりまく状況を説明すると、それだけでネタバレになるという代物だが、その歪な舞台装置にこそ作者の主張があるのである。こういう文学もあって可!
2012-05-27 00:56:53ぱじゃま紳士さんに関しては、只管その巧みな文体に酔って良い頂きたい。美とは、まさに美と醜のあわいに存在することを知るだろう。以前、清水アリカの小説を読むようにお勧めしたのだが、ひょっとしたら影響されているのでは・・・と一瞬思ったりした。
2012-05-27 01:00:10つくしさん。実に面目躍如といったところ。これも舞台装置がネタバレの地雷である。何故この時代を選択したか、そこに主張が隠されているのでどうか読み誤らず。
2012-05-27 01:04:46しらはさん。簡単というと、これは美についての物語である。自身の、美についての若干アナーキストな部分が見れるんじゃないかと思う。これについては解説がかなり良い仕事をしていたのでそちらをご覧じろ。
2012-05-27 01:07:13きりゅうさん。多分、一番面白いと思う。これも独特の舞台装置を配置したなぁと相当感心した。面目躍如。うふっふ。舞台は近未来の京都である。
2012-05-27 01:09:26パレットさん。恐らく、ポメジャ収録作品において読む方を悩ませる物語と思われる。難解であり、つくしも私もパレットの真意を計り知れなかった。読む際は、「何故パレットこんな話を書いたんだろう、ネタが尽きたのか?」くらいの気楽さで触れるのが吉。
2012-05-27 01:11:50リコーダーさん。これは紅魔館が舞台・・・なのだがリコーダーの闇の部分が遺憾無く発揮された怪物と見るべきだろうか・・・。リコーダーはエンジニアとしての光の部分と、文学青年としての闇の部分を持っている希有な人物だと思っている。
2012-05-27 01:15:34ファンタズマゴリアはそれ自体は理系の人格が土台になっているようだが、ポメジャの方は彼が愛好する村上春樹とかが土台になっているふしがある(気がする)。
2012-05-27 01:17:14楽しみにしていた本をなかなか読みはじめる踏ん切りがつかず、とりあえず解説を読む。面白そうだなあ。でも体力要りそうだなあ。
2012-05-28 13:37:42世界観の作り込みについては、ドゥームズデイブックを先日読んだばかりだからアレとしても、なんか普通にいい話じゃね?
2012-05-28 13:54:52