ザ・マン・フー・カムズ・トゥ・スラム・ザ・リジグネイション #6
◆忍◆ ニンジャ名鑑#148 【ザ・ヴァーティゴ】 神話級ニンジャ「エメツ・ニンジャ」をその身に宿した事で精神が崩壊。物理的にも不安定な存在となった。キンカク・テンプルの謎を知るが、完全に発狂しており役に立たない。マサカリ「テツノオノ」と戦車から捥いだ機関砲を抱えて戦う。 ◆殺◆
2011-06-11 01:18:24戦車は日頃FPSで鍛えたおれのワザマエが活かされて、どうにかこの第三基地の奪還を果たしたんだ。多くの戦友が失われたよ。写真とか結婚とか少し休むとか言ってた奴から……ひどいもんだった。
2012-06-01 09:46:44ああ、思ってた以上に過酷な戦場だったよ。だけどあとはもう消化試合めいて、適当にやってりゃいいんじゃないかな……狂気のウンベルト博士……あいつが生み出した機甲モンスターも、もはや残っちゃいない……
2012-06-01 09:54:37……え、何?アーちょっと待っててくれ……今、通信が……え?いや、それはないでしょう?だってあいつらにはもう、え?西の空?え?ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!HUGEなんとかENTITY?アプローチングファースト?え?
2012-06-01 09:59:34ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!おいおいあれはちょっと……ALART!ALART!ALART!あんな大部隊がどこにALART!ALART!ALART!残ってALART!ALART!ALART!ALART!ALART!ALART!ヤバイ
2012-06-01 10:00:59第二部「キョート殺伐都市」より:「ザ・マン・フー・カムズ・トゥ・スラム・ザ・リジグネイション」 #6
2012-06-01 10:14:23(あらすじ:師の忘れ形見ユカノの救出に失敗したニンジャスレイヤーに差し伸べられた手あり。ディープスロートと名乗る怪人物からの通信であった。彼の断片的な指示によれば、双子のニンジャが作り出すポータルが、ユカノの護送先、そしてザイバツの根城たるキョートへ、彼を一瞬で送り込むという。
2012-06-01 10:17:57(ニンジャスレイヤーはIRCで送られた位置情報をもとにアンバサダーのもとへ辿り着く。そこは爆発炎上しまっさらの瓦礫と化したドージョー跡であり、ユカノを強奪したニンジャ、メンタリストがアンバサダーを責め苛む最中であった。ニンジャスレイヤーはカラテとアンバサダーの助力で敵を破る。)
2012-06-01 10:22:17(だが状況はのっぴきならぬものだった。ニンジャを全く恐れぬ恐るべき女デッカーの指揮下、治安維持マッポ軍団の包囲攻撃が無差別に彼らを襲う。ここでアンバサダーは、命懸けでキョートの双子の兄とポータルを繋いだ。ニンジャスレイヤーは躊躇無く飛び込む。後悔は死んでからすればよい!)
2012-06-01 10:27:50010010100010001透明だが明確に実在するノイズの輪郭、その巨大な鉤爪が0100010001ニンジャスレイヤーを掴み取ろうと伸び来たる。ニンジャスレイヤーの意識はスピードバイクめいた動きでこれを躱す0010001その斜め後ろでは別の意識体が悲鳴を0「アイエエエ!」 1
2012-06-01 10:37:21メンタリストの意識体を巨大な鉤爪が捉えかかる。メンタリストの意識体はそれを辛くも避ける。そしてスピードチューブの内側めいた空間の壁にバウンドした。血飛沫めいた0と1の噴出。「バカな……」メンタリストの思念が木霊した。意識体は苦しみながら前方の闇へ高速で吸い込まれていった。 2
2012-06-01 10:42:12(((ドーモモモモ、インクィジタタタターターターターターターター……)))鉤爪、腕、肩、鎖骨、顔がズルズルと壁の中から這い出す。(((インクィジターは許さささははないないないででですすすす)))巨大で禍々しい両手がニンジャスレイヤーに伸びる。ニンジャスレイヤーは速度を上げた。 3
2012-06-01 10:46:33(ポータルの危険とは、では、これの事か)……インクィジター。薄ぼんやりと記憶が甦る。ニンジャスレイヤーは知っている、このオバケめいた存在を。彼は以前この者と戦闘した事がたしかにある。どこで?いつ……?(((イイイインクィジジジターターターターターター))) 4
2012-06-01 10:49:22通路の前方の闇からは、イカ、「おマミ」の看板、フクスケ、不如帰のショドーの切れ端、帆船マスト、時計といったミステリアス・シングが宇宙ゴミめいて飛来してくる。ニンジャスレイヤーはそれらを避け、なおかつ、時折襲ってくるインクィジターの腕を避ける。精密さに欠ける災害めいた攻撃……。 5
2012-06-01 10:55:11警告!警告!警告!西の空!西の空!西の空!おいおい!なんだってこんな……対空砲は!対空砲用意!早くしろ!ゴーゴーゴーゴー!いいぞ!あん?東の空?ああ、あれはお前、同盟軍だ!ようやくだ!もうどうにでもなれ!オイオイオイオイ!あン?戦車?パラシュートで?めんどくせえなあ!踏ん張れ!
2012-06-01 10:59:00「!」ニンジャスレイヤーは目を疑った。飛んでくるのはゴミ屑ばかりではない……無数の人間縮尺のインクィジターだ!それらが空中に立ちはだかるように留まり、一斉にオジギした。(((ドーモーモモモーモーモーインクィジタータータータタター)))さらに後ろから迫るのは巨大インクィジター! 6
2012-06-01 11:03:45対空砲!対空砲!あン?核?投下?らそりゃヤバイ!下がれ、爆発させたらヤバイ!弾頭を俺がネンリキで押し戻すからな、1、2の、イヤーッ!
2012-06-01 11:06:24ブルズアイ!いいぞ!オイオイ……アー、無理だ、ここはもうダメだ、下がれ下がれ!どうにか……KABOOOM!KABOOOM!KABOOOM!戦車だと?また?アーッ!
2012-06-01 11:12:28イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!
2012-06-01 11:16:10万事休すか!だがそのとき、スピードチューブめいた壁に光り輝く亀裂が生じ、ニンジャスレイヤーを誘う!彼はその亀裂の奥で手招きする意識体の存在を知覚した。「ナンシー=サンか?」いや、違う……だが躊躇の時間は無い。迫る敵から逃れるべく、彼は亀裂へ身を投じた!「イヤーッ!」 7
2012-06-01 11:20:4701000101……無数の光の粒子で構成された美しい女性が、真っ直ぐに飛行するニンジャスレイヤーへ両手を広げる、出迎えるように……(うまく、おやり)そして視界いっぱいに広がったのち、消失した。01001010ニンジャス00101レイヤーは重力を感じた。落ち00111ていった。8
2012-06-01 11:25:06