山岸真(@ymgsm)氏の追悼レイ・ブラッドベリ

まとめ中です。 ・親まとめ  (主にSFの人の)追悼 レイ・ブラッドベリ(作成中) http://togetter.com/li/316596
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山岸真 @ymgsm

最初に読んだ翻訳SFは『海竜めざめる』ですが、翻訳SFに足を踏みいれたといえるのは『何かが道をやってくる』『スは宇宙(スペース)のス』『ウは宇宙船のウ』からでした。ありがとうございました。安らかにお休みください。

2012-06-06 23:34:46
山岸真 @ymgsm

偏愛するブラッドベリ作品は『メランコリーの妙薬』収録の「誰も降りなかった町」。高校のとき読んでなぜかすごく印象に残り、先年の異色作家短篇集復刊で再読して、記憶にあったのとは違う気もするけどなんともいえない雰囲気を味わえて、あらためて好きになった。

2012-06-07 00:09:22
山岸真 @ymgsm

【改訂再掲】火星人記録またの名を火星年代記を読んだ刺青の男が、華氏四五一度、華氏451度(だいじなことなので二度いいました)で焼いた太陽の黄金の林檎を、10月はたそがれの国でたんぽぽのお酒に漬けたメランコリイの妙薬を飲みながら(続1

2012-06-07 16:09:02
山岸真 @ymgsm

続1)よろこびの機械やキリマンジャロ・マシーンを作っていたら、「ブラッドベリは歌う。歌おう、感電するほどの喜びを!」と叫ぶ何かが道をやってくるのをハロウィーンがやって来たと見まちがえるほどとうに夜半を過ぎてまっ暗な悪夢のカーニバルで、(続2

2012-06-07 16:09:24
山岸真 @ymgsm

続2)死ぬときはひとりぼっちのはずなのに二人がここにいる不思議を感じた黄泉からの旅人が瞬きよりも速くバビロン行きの夜行列車に飛び乗って塵よりよみがえり、社交ダンスが終った夜に「さよなら、コンスタンス」と挨拶したあと猫のパジャマを着て、緑の影、白い鯨に(続3

2012-06-07 16:10:13
山岸真 @ymgsm

続3)「さよなら僕の夏」とつぶやいてから永遠の夢を見るために夜のスイッチで夜をつけようとした。(多くは原書刊行順。戯曲集、ノンフィクション、『ウは…』『スは…』『万華鏡』『恐竜物語』などベスト選集的なものや『黒いカーニバル』『十月の旅人』など日本編集版は除きました)

2012-06-07 16:10:36
山岸真 @ymgsm

SFマガジン創刊号に小説の翻訳が載った作家9人のうち、これで存命はリチャード・マシスン(1926生)ひとり。2号の9人は全員故人。がん保険・ツイッター募金 http://t.co/FGYOi8Jg #アメリカンホーム

2012-06-08 00:34:57
山岸真 @ymgsm

中村融さんのブログ、ブラッドベリ生前最後の新作短篇集について(昨年書かれたミクシィ日記を追悼の意をこめて公開)。ちなみに元の日記は『ブラッドベリ年代記』の作業終了時に書かれたもの。 http://t.co/3tfhOPOv

2012-06-08 00:56:50
山岸真 @ymgsm

はじめてブラッドベリを読むという人へのお薦めは、ともに短篇集でハヤカワ文庫NV『太陽の黄金(きん)の林檎』か創元SF文庫『ウは宇宙船のウ』(いちばん長い作品がイマイチ)、あと人気と知名度込みで古典の風格がいちばんある『火星年代記』(新版・ハヤカワ文庫SF)。(続

2012-06-08 23:54:18
山岸真 @ymgsm

続)去年たまたまほとんどの訳書を再読して(それから1年経ってみて)の感想です。にしても自選ベスト集的性格の『ウは…』はともかく、取捨選択してるとはいえ書き下ろし含めて2年ほどの期間の発表作が大半を占める『太陽…』の名作ぞろいぶりはすごい。

2012-06-08 23:55:53
山岸真 @ymgsm

今日の中村融ブログ http://t.co/c3tJiuzD は『ブラッドベリ年代記』の翻訳にいかに手間隙がかかっているかの一例と、ブラッドベリの戯曲の話。がん保険・ツイッター募金 http://t.co/FGYOi8Jg #アメリカンホーム

2012-06-09 00:59:56
山岸真 @ymgsm

晶文社『ブラッドベリ、自作を語る』アマゾンより着。索引を見てたら「ベア、グレッグ」という項があるので、ブラッドベリの親友ハリーハウゼン絡みの話かと思ったら(ベアにはドイルの続篇という形式でハリーハウゼン・オマージュの恐竜ものヤングアダルトSF長篇がある)…(続

2012-06-09 17:45:39
山岸真 @ymgsm

続)…さてどんな話でベアが出てくるかは本を読んでいただくとして、そこでブラッドベリがいってることはえっと思うけどちょっと納得もする。ベアの「タンジェント」はブラッドベリ風味の部分があるといえるし(ハヤカワ文庫SF同題短篇集収録。扶桑社ミステリー『ハッカー/13の犯罪』にも)。(続

2012-06-09 17:51:46
山岸真 @ymgsm

続)『タンジェント』収録作ではファンタジー系の「ウェブスター」「白い馬にのった子供」「スリープサイド・ストーリー」も同様。「姉妹たち」もテクノロジーと日常の関係の描きかたという点で通ずるところがあるといえるかも(河出文庫『20世紀SF5』にも収録)。

2012-06-09 17:52:44
山岸真 @ymgsm

リンク先は『通話』等の訳者の方のブログでブラッドベリについて(長文)。右列「カテゴリー 和:SF」にディック、ル・グィン、マクドナルド、ホーガン等の話題も。RT @uporeke // “天満放浪記:月は今でも明るいが” http://t.co/09eSxDUd

2012-06-10 16:29:32
山岸真 @ymgsm

晶文社『ブラッドベリ、自作を語る』はトピックス別・十数章構成の質問・回答集の趣き。邦訳タイトルどおり「自作を語」った章はその内の一つで、主に短篇の着想源の話。他にも創作について語った章がある。(原書タイトルは319頁「そのエコーに耳をすます」から採られたもの)

2012-06-10 17:39:55
山岸真 @ymgsm

著名・人気作品の創作秘話的なものは(書誌的なことや出版までの経緯・実務の話も含めて)河出書房新社『ブラッドベリ年代記』のほうが豊富かも。

2012-06-10 17:40:21
山岸真 @ymgsm

河出書房新社先月刊『萩尾望都対談集1980年代編 コトバのあなた*マンガのわたし』には30年前の小笠原豊樹・川又千秋両氏とのブラッドベリ座談会収録。他の対談相手は吉本隆明、野田秀樹、光瀬龍(米沢嘉博司会、OUT84年4月号)、種村季弘、伊藤理佐(語り下ろし)各氏。

2012-06-10 19:46:26
山岸真 @ymgsm

本日の中村融さんのブログでは、ブラッドベリの自筆イラストが見れます http://t.co/fAsJdLEP 。(SFマガジン2006年1月号の作家特集にも載ったもの。版元にバックナンバーの在庫があるらしい http://t.co/txtg4TUz

2012-06-11 19:26:39
山岸真 @ymgsm

ブラッドベリの訳書現行本版元。早川書房 http://t.co/4S1deti3 (下のほうに3冊だけ出てますが著者名をクリックすると在庫はもっとあるようです)。東京創元社 http://t.co/fpDiutN1 。(続

2012-06-12 18:24:30
山岸真 @ymgsm

続)ブラッドベリの訳書現行本版元。河出書房新社 http://t.co/D1rprhR3 (ほか『20世紀SF1』に「万華鏡」収録)。晶文社 http://t.co/VsDUv6cj (トップページに追悼コーナー)。筑摩、新潮、文春もサイトで検索すると在庫のある訳書アリ。

2012-06-12 18:25:24
山岸真 @ymgsm

何度か紹介ずみだが中村融ブログ http://t.co/xUWAKpcl で今月8日分からブラッドベリの話が続いている。近著紹介、『ブラッドベリ年代記』翻訳裏話、などなど。今日16日分は『ブラッドベリ、自作を語る』(晶文社今月新刊)の原書刊行時の紹介。(続

2012-06-16 19:14:08
山岸真 @ymgsm

続)11日と13日の分にはブラッドベリの自筆イラストあり(後者はSFマガジンの作家特集にも未掲載のはず)。ブラッドベリは飛行機嫌いとして知られていたが、14日分にあるように80年代以降は乗るようになったとのこと。15日分には本名もレイである件(レイモンドは間違い)の指摘。

2012-06-16 19:19:08