立川談笑師匠の「空気の読み方」について

立川談笑師匠の空気の読み方について。 いろいろと役立ちそうなので、メモ。
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立川談笑 @danshou

【空気の読み方 序】落語家にとって大切なのは、「面白いことを喋る」ことよりむしろ、「その場の空気を感じ取って、調整する」ことだと思っています。 今回は「具体的な方法」に限定してお話しします。個人的な経験だけに基づいた技術です、とお断りしておきます

2012-06-18 00:37:37
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 その①】自分から誰かに話をしている場面(1対1、1対大勢など)で。ウケてる場合。 相手が「面白い!さらに先を聴きたい!」という時は、彼らは動きを止めます。ウケて激しく騒いだとしても、あなたが「そのあと、」と続けるや、サッと静かになり静止します つづく)

2012-06-18 00:45:37
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 その①-2】自分から誰かに話をしている場面(1対1、1対大勢など)で。ソレてる場合。 聴き手はモゾモゾと動き出します。座り直したり、身体のどこかを掻いたり。話に興味がないと、人は動くんです。気づいて話題を変えるのは空気が読める人。

2012-06-18 00:52:43
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 その②】逆に、自分が誰かの話を聴いている場面。 そいつの面白くもないトークに皆が持っていかれているのが馬鹿馬鹿しくて退屈。彼の息継ぎの瞬間に話題を転換させようと「ぜんぜん話は違うんだけどさ」とか「そういえば!」と斬りこむのは、空気が読めてない人 つづく)

2012-06-18 00:59:02
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 その②-2】自分が誰かの話を聴いている場面。 つづき。空気の読めない人は、常に「自分の興味が最優先」です。その場の空気を読みたいなら、(自分はつまらないけど、みんなはどうかな?)と、まずは比較検討しましょう。独りよがりにならないように つづく)

2012-06-18 01:05:06
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 その②-3】聴き手として。 周囲との強調を常日頃意識していれば、自然と空気は読めてきます。横並びを意識して…という日本的なところですが(後で詳述します)。 「聴き手として空気を読む」のついでに、落語を聴く場での話にそれてみます

2012-06-18 01:12:43
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 その②-番外】落語中、突発的に笑うお客様がいます。しかも奇声で。 周囲のお客は眼中にないのでしょう。「面白いときはいつでも好きなように笑うぜ!」 でも、自分ちでDVDを観てるんじゃない。客席も一体で造り、楽しむのが落語です。ちょっとだけ配慮してほしい

2012-06-18 01:20:07
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 終章】ここで前言すべて引っくり返すようですが。実は「空気が読めない」人は、必ずしも悪くないと思っています。空気が読めると、権威や他人の評価を待ってでしか自身の評価を下せないんです。映画でも落語でも。 終われなかった!つづく)

2012-06-18 01:38:13
立川談笑 @danshou

【空気の読み方 終章-終】読む人は「原発維持!反対!」ですら周囲を見て調整します。 天才は、空気は読みません。世界の現状や潮流は注視しながらも、その場の空気は読まない。自分の興味や意欲には激しく貪欲なのに。あ、談志への悪口はこの程度で。空気が読めるつもりなのでw

2012-06-18 01:45:39