〈主体〉のゆくえ

なぜ現代思想は日本の近代の主体性を捨象するのか? という文脈になりそうなので、Togetterはじめて使ってみるテストです。(^-^)/ 日本で今何が現象しているのか、ということを考えるときに、吉本隆明的大衆(共同幻想)を解体したつもりの日本的ポストモダン(バブル時代に流行った高度消費理論、言語哲学など)が、結果的に、いかにその後の日本に、主体性を奪われた弱者を生み出したのか?
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攝津正 @femmelets

小林敏明『廣松渉──近代の超克』(講談社)。(1)「文体」など重要ではない。(2)「まず関係があって、そこから物が出来してくるのだ」(p.102)とかは「唯物論」ではない。(3)廣松渉にかぶれた人々は実に恣意的にソシュールを使う。

2012-06-20 08:35:19
攝津正 @femmelets

小林敏明『〈主体〉のゆくえ:日本近代思想史への一視角』(講談社選書メチエ)。さっきの廣松渉論もそうだが、この著者には「シニフィアン」が分かっているのか? 哲学の「訳語」にこだわり、「内容」は二の次にされる。「ロスジェネ」とか、実に通俗的だ。

2012-06-20 08:40:37
攝津正 @femmelets

現代の思想史研究者の著作は「肩に力が入っている」。ありとあらゆる「現代思想」を援用して戦前、戦後の日本思想を研究するのもいいだろうが、分析の道具として全く使いこなせていないとしたら、そういうことでいいのか。

2012-06-20 08:49:10
攝津正 @femmelets

小林敏明の大風呂敷を広げた日本近代の思想史の話は信用できない。「訳語」がそんなに問題で、「シニフィアン」がどうのというような問題が生じるのだというなら、ドイツ語で読み、書けばいいだけの話だろう。それは哲学・思想の内容とは関係がない。

2012-06-20 08:51:39
佐々木真 @sasaki_makoto

@femmelets 小林敏明が言っている事にあまり目新しさを感じませんね。功績は柄谷『日本近代文学の起源』をドイツ語訳した事ですか。柄谷のライプチヒ講演を企画したかと。そういう橋渡し役は要るのかも。少し前、都内で見かけました。

2012-06-20 10:28:14
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

■ツイート切抜きログ■捨象する淘汰より産出(^-^)/ http://t.co/Nsn1V7mZ

2012-06-20 14:54:46
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

http://t.co/uXROZnB2 攝津氏の小林敏明批判は的を射てる。小林は「主体性」という単語が日本語に登場してから、主体性は捏造された、という言説だったと記憶しているのだが、言葉以前から、つまりアプリオリに主体性(思う我)が、ないわけではないということなのだろう。

2012-06-20 15:45:31
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

http://t.co/uXROZnB2 思う我(主体性)は、母語に「主体性」という単語(シニフィアン)が造語される以前から、単にアプリオリに存在するわけだから、そりゃそうだ。

2012-06-20 15:47:08
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

http://t.co/uXROZnB2 攝津氏のいうとおり、現代思想が日本では主体性の捨象のために、ソシュールを濫用しているのかもしれない。なぜなら、そのソシュールは、言葉(関係性)が物を産む、とはいえなかったはずだからだ。

2012-06-20 15:49:09
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

http://t.co/uXROZnB2 小林敏明の本は、本来解説書であるべき新書や選書で、出版企画が先行して、そこからコピーライティングのように思想を語ってしまった、という程度に見える。たぶん解説で思想は語れない。

2012-06-20 15:52:56
このツイートは権利者によって削除されています。
中川郁代 @nakagawasun

"@sunamajiri: まとめを更新しました。 「〈主体〉のゆくえ」 http://t.co/YmGfvJYr" RT 主体性は思う我だったのか。と知りました。

2012-06-20 19:50:53
このツイートは権利者によって削除されています。
中川郁代 @nakagawasun

@sunamajiri こんばんわ。さっき@femmeletsさんのユースト聴いているうち、吉本隆明の話になってくると俄然現実的に身にせまって、いろいろムラムラと考えることがあったんです。まぁ~(^^)そんなところです。

2012-06-21 01:18:09
中川郁代 @nakagawasun

@sunamajiri だけど、吉本隆明の名前とちょっとの話題以外は、全く理解には程遠く、チンプンカンプンですけど。(^^)ぷほほほ

2012-06-21 01:22:04
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

攝津氏、FBで夜、吉本隆明の基本ロジックの原生的疎外(大衆存在=自然に対して知が疎外)は、それを否定する非知が思想の完成だが、それは死の本能の言い換えで、意外にフロイト的だと語っていたけど、USTではどんな話になったんだろう?(^-^)/ @nakagawasun

2012-06-21 01:32:51
中川郁代 @nakagawasun

と、現代文たんはおっしゃる。そのようにバッサリ明言される意見もよく聞く。私が思いますには、どのようにして「国家」が疑いようもなく、極貧と無知無教養と無節操などに見舞われた人々に顕れるものなのか、例えば私もその一人に数えておいてと考えると、顕れる契機は良心との対立においてではないか

2012-06-21 01:33:58
中川郁代 @nakagawasun

@sunamajiri そ、そ、そぅゆう、今日は違ったようで、かつての幻想論ふまえて、原発事故のあとにも科学擁護としての原発容認する見解をもって云々…かんぬん…それで、それにしても、と私は、思想家ってなんだろうな、と、思想と共に死ぬ気が思想家なのかな?とか?なんだろうな、とぼやー

2012-06-21 01:42:45
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

@femmelets 氏がFBで言っていた「吉本隆明の基本的なロジックを『心的現象論序説』にみることができる」というのがフロイトの死の欲動なら、確かに無意識は言語にアプリオリな我(実存ならぬ実我?)という一貫性なのかな?と思ったのだが、どうなんdろう? @nakagawasun

2012-06-21 01:43:13
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

思想する主体は可能なのかとか考えてそうね。それも思惟する我だから同じ事だが、死の欲動となると後期フロイトの問題になりそうね。@nakagawasun 思想と共に死ぬ気が思想家なのかな?とか?なんだろうな

2012-06-21 01:48:33
中川郁代 @nakagawasun

と対立して国家が顕れるのかというと。

2012-06-21 01:54:54
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

攝津氏、主体性を否定するポストモダンの欺瞞に言及したいようだね。柄谷行人を目の敵にしてるから、吉本隆明を再評価するところから、何か論点を探そうとしてるのかしらね。確かに日本では主体性が論点になるね、西欧だと理性や実体の方が論点として目立つけど。@nakagawasun

2012-06-21 01:56:27
中川郁代 @nakagawasun

@sunamajiri それは、といいますと、思想家の欺瞞について言及したい、という態度のことですか?世俗的にいうと悪口いってやりたい。思想は思想家と一心同体とか?そうゆうところでしょうか?私は、柄谷行人はヤッパリ、むかしのNAMの前の文庫本は、おもしろく読みましたんですよ~

2012-06-21 02:02:00
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

いや、朝の文脈ではマルクスの進化論と結びつくような科学性、ひいては経済学あるいは資本主義の欺瞞性を吟味したいとツイートしてた。主体性=思惟する我なら、それを無化するレトリック全てを懐疑しているようだ。レトリックは実体ではないからね。彼は我=実体でしょ?@nakagawasun

2012-06-21 02:09:21
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ちょうど現代文たんが分かりやすく、実体とはというのを逆説的に遍くまとめてくれてたじゃない?https://t.co/BZQEAJWq つまり懐疑っていうのは実体のふりをするもの、実体でないもの、に対してしか起らないから。摂津氏にはマルクスが非実体かな? @nakagawasun

2012-06-21 02:12:16
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