内部被曝に関する島薗進氏の2012 6 21連続ツイート

宗教学者 島薗進氏が、南相馬市坪倉医師の活動と発言、現在の日本政府基準、WBCの活用等について連続ツイートしたので、まとめました。
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島薗進 @Shimazono

1南相馬でWBCを用いて内部被曝を測定しつつ診療を行っている東大医科研、坪倉正治医師は昨年秋までの内部被曝はだいぶ高かったと推定している。(原子力被災者等との健康についてのコミュニケーションにかかる有識者懇談会6/14 http://t.co/pZgc1ZDS

2012-06-21 09:01:24
島薗進 @Shimazono

2坪倉医師は内部被曝はほぼ食品によるもので、現在は食品による内部被曝はだいぶ下がっているという。これは食品安全委員会が昨年秋からの審議を踏まえ決定した新しい食品の放射線基準が4/1より実施されるようになった経緯が関わる。この間に比較的安全な食品が流通する経路が明確化してきた。

2012-06-21 09:01:38
島薗進 @Shimazono

3食品の放射線基準は4/1より新規制では、食品中の放射性セシウムによる年間被曝線量の限度を5ミリ・シーベルトから1ミリ・シーベルトにし、これをもとに一般食品は1キロあたり100ベクレル、乳児用食品はその半分の50ベクレルなどと定めた。http://t.co/rRKaG2Oc

2012-06-21 09:03:22
島薗進 @Shimazono

4たとえば穀類500ベクレルなどだった暫定規制値から一般食品100ベクレルに下げた。放射線審議会はこれは厳しすぎるとクレーム、読売新聞社説2/4は「規制は、放射線のリスクだけでなく、農業などの産業再生が妨げられるリスクも勘案して」と。http://t.co/Dy77kupc

2012-06-21 09:14:19
島薗進 @Shimazono

5食品の新放射線安全規制値について読売新聞社説2/4は「…総合的に判断しなければならない。放射線リスクゼロを求める一部消費者への迎合では、経済や社会に混乱と不安を広げるだけだ」と述べていた。放射線審議会の主張や読売の社説に従っていれば「安心」が広がっていただろうか?

2012-06-21 09:14:34
島薗進 @Shimazono

6昨年、多くの食品で高い放射線検出値が出たことから、福島県の多くの農家は生産を諦めた。またベクレル値の高い食品は家庭消費者市場に出回らないようになった。学校給食等でも当初はなされていなかった放射線量の測定に力を入れるようになった。その結果、内部被曝は下がってきたのでは?

2012-06-21 09:15:00
島薗進 @Shimazono

7WBCによる診療はなぜ放医研が率先して進めなかったのか?国や県は内部被曝検査のためどれほどの力添えをしたのか?昨年、秋以前の内部被曝データはどこにあるのか?これに関わる政策立案や科学的助言をすべきはどの立場の人々だったのか。専門家や報道関係者はどのような意見表明をしたのか?

2012-06-21 09:15:26
島薗進 @Shimazono

8WBCによる診療結果はなぜ東大の医科研の一人の若手医師の報告に依存しているのか?福島県立医大は坪倉氏が唯一の方法とする一対一面談とはほど遠い「いのちの見守り」調査(山下・神谷副学長の説明→ http://t.co/cyCO3KRU)県民健康管理調査「基本調査」は22%の回答率。

2012-06-21 09:35:25
島薗進 @Shimazono

9国や県や福島県立医大の行おうとした被曝実態の調査は、福島県民に安心を与えるものだろうか?http://t.co/2QOXRCnW この線量推計の信頼性は?国や県や福島県立医大の放射線被害の実態把握や健康被害対策に根本的な問題があるのではないか?坪倉医師に学ぶべきことは多い。

2012-06-21 09:36:54
島薗進 @Shimazono

10二本松の真行寺ではWBCを取り寄せ搬入は6月末か7月。NPO法人TEAM二本松が4600万円で購入。実際昨年10月に粉ミルクからセシウムを発見したのも真行寺の関係者。http://t.co/bkqkhACq 国や県や福島県立医大は手助けしてる?寺から広がるネットワークが応援。

2012-06-21 10:03:37