息子の病気がきっかけで生まれた“グリコ”のキャラメル
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2012-06-27 10:20:12【グリコのはじまり】キャラメルやチョコレート、ポッキーなどを発売している食品メーカー「グリコ」。その創業は1921年。いまや一大メーカーとなったその始まりは、ある研究者の息子の病気がきっかけでした。
2012-06-27 10:22:07【グリコのはじまり2】1920年(大正9)、絶望の淵に立つ男がいた。8歳の息子がチフスにかかり、医者にさじを投げられたのである。
2012-06-27 10:22:34【グリコのはじまり3】医者に相談し祈るような思いで、研究していた栄養エキスを箸(はし)の先につけて息子の口に入れた。すると息子は徐々に回復し、なんと一命を取り留めた。
2012-06-27 10:22:47【グリコのはじまり4】男の名は、江崎利一(えざき・りいち)。そしてこのエキスこそ、「グリコ」の由来となった栄養素・グリコーゲンである。
2012-06-27 10:22:59【グリコのはじまり5】江崎がグリコーゲンと出合ったのはこの前年のこと。偶然通りかかった河原で、漁師たちがカキをむいては鉄鍋に放り込んでいた。
2012-06-27 10:23:18【グリコのはじまり6】その度にあふれ落ちる煮汁を見て、江崎は「世界的に称揚(しょうよう)されているグリコーゲンは日本の貝類、とくにカキに多く含まれる」という記事を思い出す。漁師にわけてもらった煮汁からは予想通りグリコーゲンが抽出された。
2012-06-27 10:23:39【グリコのはじまり7】自身の経験から、育ち盛りの子供たちにグリコーゲンを摂取してほしいと願った江崎は菓子を媒体にすることを思いつく。
2012-06-27 10:23:58【グリコのはじまり8】菓子といえばキャラメルという時代。グリコーゲン入りキャラメル「グリコ」の試作に励んだ。
2012-06-27 10:24:10【グリコのはじまり9】他社との差別化のため、形はハート形に決めた。ハートは人体の中心であり、真心を表すもの。栄養菓子「グリコ」の象徴にぴったりだった。
2012-06-27 10:24:29【グリコのはじまり10】また、丸みをおびた形のほうが幼児もなめやすいだろうと考えたのだ。1921年(大正10)、江崎は一家で大阪へ移り、「江崎商店」を設立した。
2012-06-27 10:24:41【グリコのはじまり11】トレードマーク(※男性が両手を上げて走るポーズのこと)は「スポーツこそ健康への近道であり、ゴールインの姿はその象徴」との考えから採用された。
2012-06-27 10:24:57【グリコのはじまり12】~ 日本史100人ファイル『近代日本の創業者100人』江崎商店(江崎グリコ)より
2012-06-27 10:25:08【グリコのはじまり15】なぜゴールインした男性の姿がトレードマークなのか不思議に思われていたかたも多いと思います。
2012-06-27 10:26:33【グリコのはじまり16】ですが、こうして企業が始まった経緯を知ると、あの姿が採用された背景もわかる気がしますね。
2012-06-27 10:26:47【グリコのはじまり17】■過去配信記事:経営の神様・松下幸之助の、小さな小さな最初の一歩とは 【Facebook】⇒ http://t.co/cKxEKw2Q 【Togetter】⇒ http://t.co/RyVLKCqm
2012-06-27 10:27:14【グリコのはじまり18】近代日本の創業者の物語をもっと知るなら>> http://t.co/MSeoNP1k
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