「読みやすい」文章ってのはしばしば読者の幻想(の共有)任せになるから、勇気と悟性をもってそこを切断していくとすると当然「読みにくく」なる。そしてその読みにくさは読者に対する内容の伝達度合いに関する指標などではなく、それ(読みにくさ)自体が伝達内容でもあるわけでさ。
2012-07-03 00:32:30読みやすさの指標とするならば、たとえばページ内の漢字かな配分だとか、句読点の配置だとか、適宜改行されているかだとか。文章関係ないけど、段組みだとかフォントだとかレイアウトだとかも。まーどんなに「読みやすい」文章でも目が腐るようなレイアウトだったらねえ。
2012-07-03 01:05:07いや、本当にさ、そんなに「読みやすい」文章が至上のものであるなら、やっぱりとっとと脳に電極をぶっ刺すべきなんだよ。極論かも知れないけど、煎じ詰めればそういうことだからね。
2012-07-03 01:18:27で、これを読んだんだけど。 http://t.co/BBmSvH6J この橋本さんという方が言われていることを正確に汲んでいくのはちょっと面倒なのだけど、少なくとも「ライトノベルが読みやすいと思われているのは悔しい」という見出しには悪意というか、誘導があると思うなあ。
2012-07-03 02:11:33橋本さん自身は現在は努めて読みやすい文章を書いている、という。でもライトノベル出身だから読みやすいのだと思われている、らしい。だがそんなことはない、現在のライトノベルは先鋭化していて純文学よりよっぽど読みにくいよ、と橋本さんは思っているようだ。
2012-07-03 02:20:09橋本さんが「悔しい」と言っているのはライトノベルが舐められていること(わかりやすい=軽い=価値が低い)……であるはずなんだけど、このツイートのせいで他人事として語っているように見えてしまっているのじゃないかしら。 https://t.co/zR0EK4aq
2012-07-03 02:43:15橋本紡というキャラクタはある程度出来上がっている感じがあるよね。あと氏自身も胡乱な印象論を軸に話を進めたり、言葉を詰めたりない部分があって、それはまあtwitterだから仕方ない部分もあるのだろうけど、まとめられると一綴りの主張であるように読まれてしまうので。
2012-07-03 03:01:25そう、パンツが表紙に描かれているかどうかよりも、「おにいちゃんのあかちゃんうみたい」という帯文の方がよっぽど問題あるよ!
2012-07-03 03:05:52文章の読みにくさ「だけ」を祭りあげてクラスタの内側に篭った連中が如何に醜態を晒したか、というのも一方ではあるわけで、それが念頭にない迂闊さがムカついたのですよね。自分の主張は「橋本紡は放談をやめるべき」なので
2012-07-03 07:57:35橋本紡の主張自体は汲み取れなくは無いのに、単に事実と異なる粗雑な印章論がどうしても胡散臭い印象を拡散させてしまっていて、丁寧にラノベ界隈の推移を追いかけている人の足を引っ張ってる感があるよねと
2012-07-03 08:11:36あと橋本紡が「ライトノベルのモード」だと思って書いてたであろう『半分の月がのぼる空』は、よくできてたけど嫌いでした。「文芸」の側から見てライトノベルのモードを構成していたという臭いは、そういう面では確かにしました。
2012-07-03 08:12:17「ライトノベルは読みやすくない」というそこそこ面白げな命題が、言いっぱなしで分析になってないのも割とムカつく辺り
2012-07-03 08:16:48よく「ライトノベルはすぐ読み終わっちゃう」ことを文章の平易・平板さや比喩表現などの安直さ、擬音の多用や会話の連続など、文章表現に直結して話す人が多い(ほとんどそうだと思う)けど、どのような表現法を使うかと、それがリーダビリティにつながるかと、あとページめくる速度は全部違う問題よな
2012-07-03 08:26:36あと橋本氏はライトノベルの「読みにく」さを「先鋭化」って言葉で形容されているけど、要は「文章の読み難さ」ではなく「約束事が多すぎること」が問題なのが明確になっていない。例えば、ラノベ読者からみて「意味の無いパンツ」は無いのだが、その約束事が一般読者に伝わらないことは問題なわけです
2012-07-03 08:36:41やはりここで『僕の妹は漢字が読める』の出番ですね。おぱんちゅ、きらり☆ RT @italiajin: //「約束事が多すぎること」が問題なのが明確になっていない。例えば、ラノベ読者からみて「意味の無いパンツ」は無いのだが、その約束事が一般読者に伝わらないことは問題なわけです
2012-07-03 08:42:20約束事、つまりコードが読み手に諒解されていないのだから、確かに「これはポルノだ」という論調にはなる。しかし、橋本紡の論旨をみると、橋本氏自身もその「知らない人間」側から物申しているので、どうしてもこの点が明瞭にならない。加えて電撃の件は事実誤認なので、もう全然主張に説得力がない。
2012-07-03 08:45:54まず23世紀文学により、我々21世紀とのコードの違いが明確に打ち出される。アホかと思ってたらどうやら主人公が勝手に入れ込んでるだけ、という深読みの滑稽さが描かれる。21世紀の文芸部長との対決で文学の権威と意義が問われる(この権威は二百年後には解体再構築されるのを読者は知っている)
2012-07-03 08:52:55「ライトノベル(という媒体・市場)では届かない読者がいる」といって文芸にいったことをある種の敗北だと宣言した乙一があり、「ライトノベル(の読者・コード)では伝わらない」といって文芸にいった橋本紡あり。南無三。
2012-07-03 08:58:03