- Nyarlathotep_44
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そういえばチハ改造のブルドーザーですけど、実際は使い心地が良くなかったそうで。履帯が細すぎるせいでよく泥にハマり、ギアも高速機動に主眼を置いているせいで勢いをつけて土塊に突っ込むような按配だったようで。ここは現場でも不満があったようです。
2012-07-02 07:50:11部品の入手度についてはその地方や場所によって違いましたが、損耗が激しい履帯ピンやペペルギアーの交換は戦車の中古部品を扱うブローカーに頼んで手配したり、新しく新造したりしたようです。場所によってはペペルギアーをブルドーザー用にギア比を下げるような改造をしたところもあるようです。
2012-07-02 07:54:08それでもやはり無茶をしながら動かしていたようで、モノによっては坂道を下りながら慣性力を使って始動させてたりなど、曰く「軍隊であんなエンジンのかけ方をしたら、目ん玉飛び出るぐらい打たれたかもしれん」だそうで。
2012-07-02 07:58:20そんなチハ改造ブルドーザーも昭和20年後半から進駐軍払い下げのブルドーザーや、国産の正規のブルドーザーの配備が進み、30年ごろには完全に消えてしまったそうです。そのブルドーザーも他の廃車同様、溶断してスクラップにされて回収されていったのです。こう聞くとなんだか物悲しいですね。
2012-07-02 08:02:00ちなみに、チハ改造ブルドーザー以外にも九八式六トン牽引車やトイ車みたいな牽引作業車も、戦後に土木作業車として従事していたようです。そんなチハ改造ブルドーザーは当時一台50万(昭和24年次の大卒初任給は4223円)ほどで販売していました。
2012-07-02 08:10:31あ、中にはハ号改造のブルドーザーもあったようですけど、こっちの詳細は分かりませんね。ただ、チハブルドーザーでだいぶ難儀していたぐらいなので、あまり使い勝手は良くないと思えますね。
2012-07-02 08:13:45@ki84type4 写真ならともかく、現車で残っているのはほぼ無いと思いますね。土木員の扱いも「チハ」とか「戦車」では無く、単に「ブルドーザー」と呼んでいたようです。そんな扱いなんで、推して知るべしでしょう。
2012-07-02 08:16:37@ki84type4 戦後のチハ改造車両は殆どが処分されているはずだと思いますが、ハ号ならこの写真を見る限り、放棄されたものがまだ残っているようですね。 http://t.co/jLCcNlFp
2012-07-02 08:30:37しかしハ号ブルドーザーって、チハ以上に馬力無いし高速機動に重点を置いたギアなのに土木作業きちんと出来たのかしら。まあ真相がわからない以上、答は昭和20年代の向こう側なのね。 http://t.co/dARE7JCb
2012-07-02 08:34:40@ki84type4 どうでしょうねぇ、こういうのに資金を投入してくれるスポンサーがきちんとついていれば在庫を残してくれる人もいるかもしれませんが。
2012-07-02 08:40:04@ki84type4 でもそれもまだまだ先の話ですからねぇ。その間にも車両の経年劣化は進むわけでして。
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