作曲家・岩崎琢氏が危惧するサウンドトラックCDビジネスの今後

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

サウンドトラックCDというのは作家の価値を計る一つの指針。勿論サウンドトラックである以上、付随しているタイトルの人気に左右されるものではあるが、この指針は他者を意識するという作家にとって大事な枷でありモチベーションでもある。それ故僕はCDを作らないBGM仕事は基本受けたくはない。

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

ヨルムンガンド・サウンドトラックはイニシャルを見込み違えて一番大事な時期に在庫が不足したり、ブックレットの表記間違いがあったりなど、非常～に残念な事が多いのだが、ただ元々CDすら出さないという条件だったので、こうやって形になっただけでもまだましなほうだ、と思うことにしている（笑）

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

しかし、今回サウンドトラックのライナーで、この音楽は廃れ行く音楽産業に寄せる挽歌だという非常に中二的な文章を載せてしまって、ちょっと言い過ぎたかな～自重しようかな～と思ったのもつかの間、次々と廃れ行く様が見えてきて、もうこれはアジってるだけではダメだとマジで危惧してます。

babby @cipriani_s

よくぞ、言い切ってくださいました。@taque68 僕はCDを作らないBGM仕事は基本受けたくはない。

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

@cipriani_s 実は、やらないといけなくなってしまったんですけどね（笑）サウンドトラックCDを作らない仕事を、、どうしてやろうかと思ってますが。。

ゆみ @popoyumi

@taque68 @cipriani_s ほんまはこのやり方は解せんけど、でもせめてDVD特典ででもいいんでサントラCDがつくよう働きかけてくださ〜いっ！

babby @cipriani_s

いやいや、それを許すと、それが一般化するのでだめですよ。「特典じゃダメなんですか(2位じゃダメなんですかの口調で)」の感じになりますから。@popoyumi @taque68 ほんまはこのやり方は解せんけど、でもせめてDVD特典ででもいいんで

ゆみ @popoyumi

@cipriani_s @taque68 ああ、なるほど…ここはやっぱり意地でも単体のCDとして出してもらうよう粘っていくべきんですね！岩崎さん、頑張ってp(^^)q

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

@popoyumi @cipriani_s 　ま、基本無理でしょう。。

babby @cipriani_s

@taque68 @popoyumi あらあら・・・・

ゆみ @popoyumi

@cipriani_s @taque68 そう最初から諦めてほしくないって思うけど、でも実際どうしたらええんやろねえ…というか、やっぱりどうにもならんのかねえ。

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

@popoyumi @cipriani_s 　まっ、そんなわけで次の仕事は一切何も言いません。あまりにも悪条件すぎるので、、もしかしたらペンネーム使うかもww

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

RT 【お知らせ】「ヨルムンガンド」サントラ盤（GNCA-1335）、今後の出荷予定をお知らせします。今週末にかけて一度出荷します。その後は随時という感じです。今週末以降の出荷予定がわかりましたら、またこの場でもお知らせします。お待たせしてすみません（涙） #ヨルムンガンド

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

バブル（特需）の功罪を考えると、功の部分は多様な表現が容認されるということに尽きると思うのだが、罪の部分は、業界にイイ加減な（商品を売ることに対する危機感を持たない）人間が増えてしまうことにある。かつてのJ-POP業界がそうであり、ちょっと前のHIpHop、そしてアニメも。

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

劇伴の作曲は、映像作品という畑に種を蒔くことだ。今回の作品で僕は作曲家の権限を越えて、自らそれに水をやり肥料をやり、手入れを念入りに行った。全ては売れるに相応しい実を成らせる為だ。結果それなりに良い実がなり、さあ刈り入れ！という時に言われたことは「刈り取る鎌が足りません、、」

岩崎琢 Taku Iwasaki @taque68

サウンドトラックがビジネスとして成立しづらくなったのは、もはや直ぐタダで手に入る、視聴者の財布の紐が固くなった、というのは確かに大きな原因だ。ただサウンドトラック＝売れない、というレッテルを貼り、結果売れるものまで売れなくしてしまっていることに対する責任は一体誰がとるのだろう？