暑さで体調を崩したときの食養生の知恵とは

世界文化社 ブックニュース（ナナ子） @sebun_digital

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【夏の食養生】一般に「夏バテ」と呼ばれる症状を、食べることで未然に防いだり、改善するための考え方を中医師（ちゅういし。中国の伝統医学「中医学」を実践する医師。漢方医師）の信川敏子先生に教わります。

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【夏の食養生2】土用の頃は、高温多湿の日が続きます。暑さプラス湿気などが原因で「湿毒（しつどく）」の邪気として体に負担がかかります。

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【夏の食養生3】湿毒が体の浅い部分を侵すと、関節が重くて動かしにくく、体全体に疲れた感じがします。

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【夏の食養生4】さらに湿毒が体の深い部分に入り込むと、消化吸収の働きをする脾臓の部分の活動が衰え、口が粘つく、食欲不振、腹が張ったり腸がごろごろ鳴ったり、下痢などの症状が現れます。

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【夏の食養生5】それを防ぐには、清熱（せいねつ）・利湿（りしつ）効果のある食物を多く食べましょう。

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【夏の食養生6】清熱の食材は体内の熱をとり、体の中から冷ますので盛夏に。利湿の食材は利尿作用があり水液代謝を促すので、夏じゅう食べるのがおすすめです。

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【夏の食養生7】夏の理想食材は、トマト、すいか、苦瓜、緑豆、きゅうり、冬瓜。

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【夏の食養生8】夏は病原菌の活動も活発で、特に腸を侵す伝染病が多発するので、殺菌作用のある酢やしそ、しょうがなども薬味として上手に使いましょう。また腸内の善玉菌を増やすヨーグルトもおすすめです。

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【夏の食養生9】～暑さを乗りきる110レシピ『「効く食材」で涼しくなる』より

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コラム、おわり。