川村景信 ver.2.2 @bubunken_web さんの劇画・漫画での居合の描写について

川村景信 ver.2.2 @bubunken_web さんの劇画・漫画での居合の描写についてまとまました。
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武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

そのうち時代劇画を使って表現の変化や考証の変遷なんかをやりたいなぁとは思っている。思っているだけで思い出したらやる、くらいなもの。

2012-07-24 23:52:12
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

「居合」を使うシーンはよく見るものの、こういうカットは絶対に見ない。何がかというと、まぁ、コレは一旦刀を鞘に戻してるのでどうかとも思うが、ポイントはちゃんと鯉口が切られた状態であることが明確に描写されている、というトコロ。 http://t.co/RrYEwqZt

2012-07-24 23:56:49
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武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

通常、居合の所作中は鯉口は切られたままである。これは単純に過度の抜き差しで鯉口はもちろん、鞘を傷めないために行うもので、大方の古流では一般的である(ハズ)。しかし、居合道に与する居合では大体は刀を抜く直前に鯉口を切り、納刀時にはまた密着させる。

2012-07-25 00:11:35
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

居合の際に「鯉口はすでに切られている」という表現は小池一夫氏が原作したほかの作家作品では見られず、小島剛夕氏の『沖田総司―新選組の旋風』でも描写されていた気がするので、おそらく小島剛夕氏が独自に考えた(見た?)表現なのではないかと想像する。

2012-07-25 00:17:00
我乱堂 @SagamiNoriaki

@bubunken_web 小池先生は居合の稽古をなさっているとききますが、小島剛夕先生は…どうなんでしょうね。あと小島先生作画ではないですが、居合を題材にした『刀化粧』では抜刀術についての解説が入ってたとおもいます。

2012-07-25 00:22:29
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

@SagamiNoriaki 『刀化粧』はあまり林崎流に則った作品ではなかったのでスルーしてしまいますた。まぁ機会があれば・・・くらいですね。小島剛夕氏の作画は見事なものです。刀を抜くシーンで人差し指と小指が少し浮いた愚地独歩の菩薩拳の様な描写があるのですが、実はコレも存在します

2012-07-25 00:41:19
我乱堂 @SagamiNoriaki

@bubunken_web 林崎甚助主人公のはずなのに、参考にしているのが林崎流でないというのはどうかと思いましたがw小島先生の居合については色々と面白そうですね。ご当人はどれほどの素養があったのか…

2012-07-25 00:43:21
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

白土三平氏の『カムイ伝』と小島剛夕氏のタッチが似ているという評があるが、それもそのはず初期は小島剛夕氏が作画していた。私は後期の絵柄しか知らなかったのでやはりスルーしてしまいますた。…今から集めようと思いまつ。

2012-07-25 00:54:26
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

先ほどの『乾いて候』の「居合」の描写についてだが、刀の抜口を征中線に寄せ、前屈みになり、右手をだらりと下げている。これは甲野善紀氏の抜刀に近い形ではなかろうか。※リンクサイトでは右手で刀を持っているが本来は抜く直前までもたない。 / http://t.co/dIShhEoB

2012-07-25 01:06:44