バクマンに見られる表現規制問題への出版社の当事者意識の欠如を嘆く
- atochi_kanri
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都条例が可決した後に、バクマンの「PCPに酷似した事件発生→ニュースが漫画叩き→模倣犯を叩く内容をPCPで描く→メデタク解決」の流れを読んだ時の脱力感というかゲンナリ感は無かったわ。漫画を批判する連中は漫画を読まない層だってのにさ。そんな安直な方法で物事解決しないってば。夢見すぎ
2012-07-29 18:11:28いや、別にバクマンは都条例をネタにして描いただけであって、都条例に批判するために描いてるわけじゃないと思うんだけど・・・・・・・・
2012-07-29 18:22:49都条例の問題が起こる前ならあれでも良かったのでしょうが、実際に可決された後では無様なものです。現実を下回るフィクションほど悲惨なものはありません。RT @kanisiba 別にバクマンは都条例をネタにして描いただけであって、都条例に批判するために描いてるわけじゃないと思うんだけど
2012-07-29 18:32:43言葉はきついけど。都条例という部分に関してみればそういう印象抱いたのは確か。条例前からネタにしていたのがいぬまると銀魂くらいだったか。ジャンプは「アウターゾーン」の例の禁書の回を作者と交渉してもう一回掲載したほうが問題がもっと伝わりやすくなったろう、と思っている。
2012-07-29 21:04:18アウターゾーンの「禁書」の回とは?
光原伸著『アウターゾーン』第87話「禁書」
あらすじ
作品や表現物に極端な規制が加えられた、架空の未来が舞台。そこは道徳的な漫画だけが出版を許され、ギャグシーン、お色気シーン、暴力的なシーン、個人の思想が入れられた漫画は悪書とされ、隠し持っているだけで重罪となる世界である。
イラストレーターの西崎守(にしざき まもる)は悪書とされる漫画を何冊も隠し持っており、近所の少年の拓磨(たくま)にそのコレクションや自筆の漫画を見せていた。やがて、拓磨は守から漫画の描き方を教わるようになる。
だがあるとき、拓磨が内緒で持ち帰った漫画が母親に見つかり、守は“悪書を所持し他人に公開した容疑”で逮捕される。
法廷で「汚らわしい書物を見せ、青少年の健全な発育を阻害した」と厳しく糾弾された守は、「子供に人間の本質を知らせないことこそ悪であり、子供は我々が想定している以上に大人である」と反論したが、彼は禁固30年の判決を言い渡され、隠し持っていた漫画はすべて焚書となる。
その2年後、守は獄中で自殺した。
やがて、月日が経ったある日。そこには、近所の少年に自作の漫画を見せる、成長した拓磨の姿があった。
(出典:ウィキペディア)
ニコニコ動画『アウターゾーン』第87話「禁書」
アウターゾーンのあの回を読んで十数年後同じようなことになってるとは当時の自分は想像すらしなかった、という人は多いと思う
2012-07-29 21:05:59消費者が出版社の変わりにロビイングだの陳情だのあれやこれやするのは限界があるし、そもそも出版社なにしてんの?言いなりなの?という状況が続けば消費者の援護も得にくくなる。
2012-07-29 21:07:49安全圏に逃げればそこに囲い込まれて身動きが取れなくなる、外からの圧力で柵はどんどん狭くなる、男性の成人向けもこれでシェアが少なくなったり市場がニッチになったりしたのかなあと今なら理解できるような。
2012-07-29 21:09:54BLでも好みがあって、例えばリーマンは萌えないけど高校生萌えるとかその逆とかはよくあることで。条例の影響で高校生が主人公であれやこれやなBLがほぼ全滅した場合、市場が半分消し飛ぶとかそういうイメージなんだがこれは心配しすぎかなあ。酵素の基質特異性に似てると思うんだけど。
2012-07-29 21:15:50自分の場合年齢関係なくこういうキャラが受なのがいい、で決めるからそこまで厳しいラインではないんだけど(むしろ今のBLだと探しにくい受のタイプなので散財が僅かですんでいる皮肉)
2012-07-29 21:17:49だから、あるジャンルが18禁にとんだり、あるジャンルが自主規制で縮小、消滅、とかになるとBLがそのうち先細ってニッチになってというイメージがぬぐい去れない。杞憂と言われたとしても。それで同人市場に流れてなんとか存続、とかそんな感じになるのかなー。
2012-07-29 21:20:14BLジャンル別 基質特異性診断とかあったら。 リーマン:100% 高校生:100% ショタ:0% おっさん受け:120% 男前受け:200% とかそんな感じになるのか、自分の場合
2012-07-29 21:21:57@hanakocom 自分は男なんで正直BLはよう分かりませんが、こんな風に縮小方面に行ってほしくはありませんよね……ところでそもそもショタがレイープされる事例自体見たこと無いんですが規制しつ意味あるのかコレ
2012-07-29 21:25:37@BOSSHUTO 今はまだ女性向けを行政が扱いかねているので男性向けほど酷い規制ではない、のですけど。出版社が率先して萎縮してますから変わらないですね。ショタ向けというジャンルは男性女性ともに好きな人がいるという印象なので厳密にどっち向けなのかはわからないです。
2012-07-29 21:30:58@hanakocom むぅ……藪をつつきたくないってことなんでしょーね、出版社も。経営戦略としては間違ってなさそうだから、行政も実は最初からそのつもりだったのでは、とも少し思っちゃいます。
2012-07-29 21:40:25@BOSSHUTO 出版社も商売なのよ、は良いんですが。出版文化を扱う自覚が薄れてきてるなーみたいな印象はあるかな。 行政は基本こどものため政策はイメージアップの勲章になるんですすんでやるし、それをつっつくロビイング団体ですね。撲滅をもくろんでいるのは。
2012-07-29 21:43:05@hanakocom ああなるほど……確かによくわからん大人がやたらと色々言ってますよね。 自分の頭の中では出版社って会社的な経営をする上の人間と創作に携わる末端の人間の持ちつ持たれつのせめぎ合い、てイメージなんですよね。
2012-07-29 21:50:25@BOSSHUTO 出版社が電子だろうと紙だろうと規制に縛られない独自流通を構築する、ならまだ救われる道はあるんですが今のところはそれもないですね。ここら辺の問題は出版社の働きかけが一番鈍いのが問題という方もおりますね。自分も消費者が跳ね返すのはいつまでも続かないよと思ってる
2012-07-29 21:56:48@BOSSHUTO 踊る大捜査線じゃありませんが、もしそこの業界にいくなら偉くなれ! もしくは室井さんを探して現場で頑張るのだ!(キリッ)って言ってみようかな。真っ向から上層部と対立せずとも、何か他のやり方が現場に入ったら見えてくるかもしれない。そこは絶望しちゃダメ。
2012-07-29 22:22:09@hanakocom 僕は青島がいいですねw自分の目指すスタイルは「自分が描きたいものを読者の見たい形で描くのがベスト」なので、作家になったら上と喧嘩しそうだなーf^_^;
2012-07-29 22:29:17@BOSSHUTO 事業仕分けで理系分野がやられたとき、あらゆる学会や先端から末端の研究者まで、真っ青になって抗議殺到、それぞれの言い分を込めたメールだけでも3日くらいですわ5000通という勢いが本来あるべき当事者のせっぱ詰まった本気ってやつです。少なくとも機運は引き寄せた。
2012-07-29 22:26:09@hanakocom わぁお……さすが研究職の方々は自分の仕事の大事さとかそのための資金の重要性がよく分かってる。それに比べると出版は内部の一部しか「何が大事なのか」を分かってないのかもしれませんね。
2012-07-29 22:31:30