「性産業の需要を減らす」アプローチが、性労働に従事している人にとって有害でしかない理由に関するツイートまとめ

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

第4回ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム開催のお知らせ（2012年9月30日） http://t.co/EqB77Lli

エミコヤマ @emigrl

なんかこの http://t.co/fNqk5BQC キャロライン・ノーマという名前に見覚えがあると思ったら、「性労働者を支援することは、ピンプの味方をするのと同義だ」とか言ってた人ですね。http://t.co/0uxu2kQa @papsjp

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

@emigrl 結果的に、「性被害労働環境の改善を支援することは性風俗斡旋業者を認め、間接的に業者に加担してしまうことになる」ということを胸に刻んで活動する必要があります。わたしも当事者支援するために、そう胸に刻んで活動をしています。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

@emigrl こんな時で申し訳ないのですが、ひとつ質問があります。アメリカの性労働では実際に性器の挿入行為が行われているとのことですが、その場合、ゴム有、ゴム無のどちらでしょうか？　日本ではアナルセックスは合法なので、ゴム無しでアナルセックスを強要されるケースがよくあります。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

日本では、アナルセックスは合法なので、プレイのオプションとして行われています。しかしその裏で、コンドーム有りだと気持ちよくないからという理由で、コンドーム無しのアナルセックスを無理やり強要されるケースがよくあるとの事です。その場合は、強制わいせつとして扱われるのでしょうか？

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

コンドームの場合で言えば、つけるかどうかの決定権者は挿入する男性側にあるわけです。妊娠させたり、感染させたりする事が性暴力や性虐待として定義されているならば、そう解釈できるでしょう。しかし、現実はそうはならないように思えます。

エミコヤマ @emigrl

@disca 当たり前の答えですが、どちらもあるとしか言えないです。コンドーム不使用の危険を増やす要素は、売る側のバーゲニングパワーの欠如、将来への希望の欠如、コンドーム入手の困難さ、警察による妨害、性感染症予防の取り組みが犯罪とみなされかねないこと、などかと。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

男性でも女性でも性別を問わず性的欲求の高い人たちはいる。つまり性的欲求は男性だけの特権ではない。しかし、なぜ圧倒的に性被害者は女性や子どもたちなのか？そこには構造的暴力が存在するからだ。

エミコヤマ @emigrl

@disca バーゲニングパワー・交渉力とは、不当な取り引きを断って、より公平な取り引きのできる相手を見つける余裕のことです。たとえばもしお腹が空かせた子供がいたり、麻薬中毒による禁断症状が出はじめていたら、不本意な条件でも取り引きを成立させなければいけないかもしれない。

エミコヤマ @emigrl

@disca 将来への希望というのは、最も恐ろしい性感染症であるHIVの場合、発症するまで何年もかかるわけですから、そもそも自分は何年も先まで生きていないと思っていたり、そんな先のことはまったく考えられない状態になっていれば、HIV感染のリスクはゼロとして頭の中で処理される。

エミコヤマ @emigrl

@disca 警察による妨害としては、たとえばコンドームを複数所持していることが、売春を行っている証拠だとして逮捕される理由になったり、逮捕はされなくても嫌がらせを受ける理由になる点。これは実際に各地で報告されています。

エミコヤマ @emigrl

@disca 最後に、アメリカにもエスコートやモデリングを建前として、その実売買春を斡旋している業者がありますし、あるいは本来は売買春を行わないはずのストリップショーやクラブで売春をする人もいます。→

エミコヤマ @emigrl

@disca →でも経営者は、売春が行われていることを立場上認めるわけにはいかないので、性感染症予防の取り組みや、コンドームの配布は行うことができない。もしそれらの取り組みを行ってしまうと、売買春斡旋を業務として行っている証拠である、として検挙されてしまいます。

エミコヤマ @emigrl

@disca いっぽう、ネヴァダ州の合法売春宿では、手コキも含めて、あらゆる接触にコンドーム使用が義務付けられています。実際にそれが常に守られているかというと、必ずしもそうとは言えないのですが。

エミコヤマ @emigrl

@disca そういった全体の話を別として、わたしの周囲について言えば、わたしがよく知っている人は基本的にみんなコンドーム使用を絶対的な条件にしています。でもそれは、客を選べる余裕がある人たちだから言えることであって、すべての性労働者がそうではもちろんない。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

@emigrl なるほどそうですか。勉強になりました。性被害でお金を稼ぐという働き口を用意し誘い込んでるのは社会と差別だと考えていますが、現在起きている被害に対し、今そこに従事されている方たちをどう巻き込めば、需要を減らし被害を無くすことができるのか悩みます。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

セックスワーカーの権利の問題に触れると「風俗で働くのが嫌ならいつでも辞められるでしょ」意味あるの？と発言する人が多い。それは買春者の論理。

エミコヤマ @emigrl

@disca なんで自分（たち）の運動が先にあって、それに性労働に従事している人をどうやって「巻き込めば」いいのか、という考え方になっているんでしょうか。性労働者による運動に自分の側が「巻き込まれ」てみてはどうかと思うのですが。

エミコヤマ @emigrl

@disca また、性産業が多くの人たちの「働き口」を提供している現状において、「需要を減らす」ことを主目的とした対策は、ただでさえ弱い立場にいる人たちから働き口を奪い、いまより苦しい状況に追い込むことです。それは「被害を増やす」ことと同義です。

エミコヤマ @emigrl

@disca 売買春だけに限っても、以前説明した通り、「需要をなくす」政策は、実際には売買春の減少を引き起こさず、おそらく、より悪い条件で、ほぼ同じだけの売買春を継続させることになります。英語ブログのほうで詳しく解説していますが http://t.co/qmqOgU28

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

@emigrl 　はたして本当にそう言い切れますでしょうか？　日本では、例えば、１６～１７才の方の売買春は児童買春として加害者処罰され被害は明らかに減ったと思います。売春防止法制定以前の時代は今より良かったのでしょうか？、この法律は、女性の人権の最後の砦として機能しています。

エミコヤマ @emigrl

@disca 未成年の売春については一部もう少し違った議論が必要だとは思いますが、それはともかく、彼女たちは、それまで売春によって生活を支えていたのですか？だとしたら、需要が減って生活はどうなりましたか？いまどのようにして生き延びています？

エミコヤマ @emigrl

@disca 需要が減って価格が下がれば、おそらく、生活のための必要性の薄い状況にいた人は、市場から撤退したででしょう。しかし、やむを得ない事情があった人たちは、そうはいかない。そして、わたしたちがより留意すべきなのは、やむを得ない事情によって売春に従事している人たちのほうです。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

@emigrl 「やむを得ない事情」によって売春に従事している人たちの、「やもをえない事情」を取り去ることが先決です。例えば、一時的に生活保護申請を行えるなど。 あと、性風俗に市場原理が導入されている以上は年齢を重ねるごとに需要は下がりスカトロやSMなど酷い環境に追い込まれます。

のらうさぎ 🍤 🏳️‍🌈 @disca

@emigrl （続きです）日本では、売春防止法による婦人保護事業があることで、やむをえない状況で性的に十数年も性的に食い物にされてきた人たちが、ソーシャルワーカーの支援によって救済され、生活再建の要となっています。