真正護憲論（新無効論）についてのツッコミ。及び、させられた苦行。（まとめ公開後の反応も追加）

このまとめから派生した今回の話題

まとめにつけたコメント

実際のレスまとめて整形

【現憲法破棄】
・現憲法には『国家非常権の発動』や『戒厳令』なんかの『憲法停止』条項は無いんだけど、破棄ってことは一時的に憲法停止状態になるよね？一体『誰』が『何の権限』において『破棄』して『憲法停止』させんの？
・根拠として、陛下ご自身が宣言すればいいとか担ぎ出したいみたいだけど、破棄までの間は現憲法が有効なんだよね？天皇は国政に関する権能を有しない（第四条）との整合性は？
・『破棄』ってことは『現憲法を根拠とした全権力』が消滅することを意味するのよね。陛下ご自身の即位根拠も、各議員の当選根拠も、司法官憲（要は警察）の権力根拠も何もかも消滅すんだけど？日本が完全無政府状態になるぞ？

【明治憲法復元】
・全権力が消滅してんのに『誰』が法制定すんの？
・そもそも、現憲法自体が明治憲法第七十三条に従って改訂されてる『連続性のある憲法』なんだけど？明治憲法＋改訂案＝現憲法なんだよ？現憲法破棄したら、明治憲法自体も破棄されんのよ？
・主権者とか色々変わるけど、また制限選挙にでもすんの？第一、今は存在しない『貴族』によって構成される『貴族院』（第三十三条及び第三十四条）はどう扱うの？
・第二十条の兵役義務はどうすんの？徴兵制復活？
・現代に最早存在しない『枢密院』（第五十六条）はどうすんの？

【暫定憲法制定】
・そもそも、明治憲法の公布施行（復元というからには公布施行は同時なんだろう）と『暫定憲法』公布施行までの間のタイムラグはどーすんの？
・明治憲法には『国民投票』なんて概念はないよね？なのに、憲法改正って国民の声は無視？
・始めから『明治憲法そのままでは時代にそぐわないから改訂が必要』なら、何でわざわざ『現憲法破棄→明治憲法復元→更に改訂』なんて無駄な段階踏むの？現憲法直接改訂した方が早くない？

だが、これに対し素朴な疑問と反論が。

引用

２５.真正護憲論は緊急時における即応性があるのはなぜですか。

占領憲法が憲法であれば、自衛隊は違憲の存在です。そして、交戦権が認められないので、仮に、自衛権が認められたとしても、交戦権を行使する自衛戦争は認められないのです。外敵が攻めてきても、自衛隊は軍隊ではないとされていますから、軍隊としての戦闘行為ではなく、警察力と同じような正当防衛攻撃しかできません。戦時国際法の適用がないことになり、自衛官は捕虜となる資格すらなく、便衣兵として直ちに処刑されても仕方がありません。そして、一旦、領土の一部が不法に占拠されたときは、これを奪還する戦争をすることができません。急迫不正の侵害状態において認められる正当防衛の範囲を超えるからです。つまり、占領憲法では、北方領土や竹島のように、手も足も出せないのです。個別的自衛権とか集団的自衛権とかの議論は、全くのまやかしで、自衛権なるものの正体は、張り子の虎なのです。（以下略）

これ回答のつもり？
妙に自信ありげに、ドヤ顔で出してきたみたいだけど、回答になってない上に間違いだらけだ。

回答になってない理由

疑問は『兵役義務などはどう扱うのか』だ。実際に徴兵制度が復活するのか、徴兵対象年齢はどうするのかとか、現在の職業自衛官はどう扱うのかとか、そういった『具体的』なことだ。単純に『日本国憲法では違憲だけど、明治憲法下では正規軍だよー』なんて脳天気なことじゃない。

間違いの理由

先ず、日本国には自衛権はある。その上で『必要最低限度』ならば、自衛戦争の発動も可能だ。そもそも、『交戦権』の意味自体を勘違いしてやがる。相手国の領土を占領するなどの『最低限度を超える行為』は自衛戦争であっても不可能なだけだ。そもそも、日本国は『交戦権と自衛権は別の概念』としている。

事実誤認もいいとこ。
その上まるで『真正護憲論を認めないと、領土を奪われても抵抗出来ませんよ』とでも言うような、他者に恐怖を与えその恐怖を回避する為にはこれに従えとほざく。
何処のカルトだ？
その『真正護憲論（新無効論）』とやらは、こんな阿呆が唱えてるのか！？