宇宙戦士バルディオス感想
それはそうと、昨夜奇跡的にバルディオスのDVDBOX2巻を手にした事はご存知の通り。それを機にバルディオスを見直している。1年ぶりに埃被ったBOX1巻を引っ張り出す。
2012-08-13 20:59:50昨年の4月頃に1巻を買った頃は、2巻がプレミアになっている事を知らず、1年半近くも焦らされることになってしまった訳である。
2012-08-13 21:02:04今回、とりあえず10話まで見なおした。序盤はキャラの性格とかで少々統一感がない所があり、作画も芳しくない回の方が多いが、それでもストーリー面で結構引っ張ってくれる所が助かっている。
2012-08-13 21:06:00……とそれはさておき、真面目な話。アフロディアが最初はまともそうな人物かと思えば、マリンに罪を着せてガットラーに政権を掌握させる描写はキレ者としての有能さと共にゾッとさせてくれる。
2012-08-13 21:11:54タカ派の軍部とハト派の科学者達の抗争についてはグロイザーXのガイラー帝国が先だと思うが、そちらは既に最初から軍部優勢の雰囲気が漂ってた感じ。
2012-08-13 21:18:48そして、亜空間突入の概念を示唆した点は、当時のロボットアニメでは新しい試みかもしれない。その件は第4話でゆっくりと。
2012-08-13 21:20:29第2話……月影長官やクインシュタインのキャラの描き方に違和感を感じてしまう。クインシュタインの一見優しい性格は計算高さの裏返しでもあると言えばまだ分かるが。
2012-08-13 21:22:26敵側と同じ惑星から来た人物となれば、第2話のように不信感全開な描写は妥当だと思う。良かれと思ってしたことが更に仲間の不信感を強めてしまうシーンは面白い。
2012-08-13 21:23:47第2話の脚本は故・鳥海尽三さん。もしバルディオスにローテ参加されていたらまた違ったストーリーも見られたのではないかと。この2話だけの当番はちょっと勿体ない。
2012-08-13 21:25:22お前達もう寝なさい。で皇帝の事を思い出すが、第1話でやや軍部寄りの考えだった皇帝に対し、ガットラーやアフロディアのクーデターを起こす描写を見ると、万一の危機も摘むような徹底っぷりである。これに関しては軍部からすれば殺して正解だったのだが。
2012-08-13 22:09:58筒井ともみさんの脚本は女性らしく、女性に焦点が当たるエピソードが多い。設定編の今回もジェミーにフィーチャーされていたような。
2012-08-13 21:30:34メインライターの酒井あきよしさんは別として、サブの筒井ともみさんと首藤剛志さんはバルディオスで初挑戦。筒井ともみさんに関しては当時では珍しくロボットアニメに挑んだ女性ライターというべきだろうか。
2012-08-13 21:36:29偶然にもこの酒井さんがシリーズ構成として、他の二人がサブだとゴールドライタンにスライドする形で登板している。酒井さんと筒井さんに関しては東映特撮や葦プロ・タツノコ系アニメでそろって参加する事もあるみたい。
2012-08-13 21:37:51ただ、3話の作画は余りよろしくない。飯野皓さんの回が序盤での映像面でバルディオスの足を引っ張っている所があるのは少々否定できない。
2012-08-13 21:39:52それはさておき、亜空間での戦闘の概念を初めて描写された回。地球圏内外に関係ない戦闘フィールドを初めて用意されたロボットアニメがバルディオスだったりする。
2012-08-13 21:42:16また作画も芳しくなく、バルサーベルでビッグオクトを突き刺すシーンはちょwwwwwと噴き出してしまう。バルサーベル長すぎだよ!
2012-08-13 21:43:57ただ、人間描写はよく出来ている。クインシュタインのマリンを信じた理由はガットラーへの復讐心だって点はなかなか。綺麗事でない所が嬉しい。
2012-08-13 21:45:38