小児甲状腺被ばく調査の現場からの声

村田次郎先生のツイートより 後半に、飯舘村を担当された田代先生の映像を追加しました。(BG確保)
79
村田次郎 / Jiro Murata @jiromurata

小児甲状腺被曝調査、9月に原子力安全委から結果は発表済:http://t.co/NUXHY5mE 何故か、バックグラウンドが0.5uSv/h以上の環境で行われ、0.1uSv/hの精度もないという噂を耳に。現場は間違いなくBG<0.1uSvであったし、精度もそれより悪い事はない。

2012-08-17 19:17:45
村田次郎 / Jiro Murata @jiromurata

尚、バックグラウンドが高い環境はそれ自体では測定精度を悪化させる決定的な要因にはならない。BGの精度が良ければ、BG差引後の値の精度は悪化させない為。測定の相対精度が良くない場合には確かにBG値が高いとそれに比例して精度が悪化するのは確かなのでBG値は大事だが、混同しないように。

2012-08-17 19:22:32
村田次郎 / Jiro Murata @jiromurata

ただ、原子力安全委のまとめで、0.01uSv/hの差を区別できるかの様に文章化されたのは誤解の元だったのは確か。だが、それでも、0.02uSv/h、ましてや0.1uSv/hの結果を否定できる事には間違いない。

2012-08-17 19:36:52
村田次郎 / Jiro Murata @jiromurata

高いバックグラウンドを精密に評価して、意味のある信号を探り当てたのがヒッグスだったのは最近のよい例。

2012-08-17 19:52:02

大変恐縮ながら、問い合わせもさせていただきました。。

リーフレイン @leaf_parsley

@jiromurata  突然失礼いたします。8月17日にツイートされた、小児甲状腺調査の件ですが、僭越ながらまとめを作成いたしました。 先生は実際に現地の調査に参加されておられたのでしょうか?

2012-08-19 15:59:35
村田次郎 / Jiro Murata @jiromurata

@leaf_parsley はい、川俣町で調査しました。現在、一緒に調査を行った京大の教員と、この噂の主への意見文書を用意しております。大きな被曝があったかも知れないという無用な心配を取り除くため。

2012-08-19 17:28:49
リーフレイン @leaf_parsley

@jiromurata  ありがとうございます。 お返事いただけて、大変助かりました。 こちらのTLでも不安な声があがっていたところ、タイムリーなツイートを頂けてうれしかったです。

2012-08-19 17:36:24

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
今中先生とコンタクトをとってくださいました

村田次郎 / Jiro Murata @jiromurata

福島小児甲状腺調査の測定精度に関するメモ書きを今中氏にお渡しし、丁寧で建設的なご回答を頂いた。:http://t.co/bfHB9EBG 川俣で調査した京大:新山、立教大:村田の個人連名文書。川俣に関しては概ね合意、飯館に関しては情報不足とのおそらく相互認識。

2012-08-22 20:39:18

飯舘村のBGの件

なおさんのまとめ

まとめ 3.11後の福島県下での原子核実験物理学者たち 震災と原発事故直後の福島県下では、全国から集まった原子核実験物理学者が原子力災害対策本部に協力してサーベイメーターを使った避難所での緊急被ばくスクリーニングや小児甲状腺スクリーニングにあたりました。この活動に参加されたお二人のツイートを手元のRSSリーダーに残るリツイートから拾ってまとめました。 事故直後のボランティア活動は、その後原発から半径80 km以内の2000カ所以上から10000点をこえる土壌試料を採取して分析し、土壌汚染地図を作成するプロジェクトへと発展して行きます。お二人のうち一方がこのプロジェクトの土壌分析も担当しておられましたので、こちらに関連するツイートもあわせて収録させていただきました。 25681 pv 320 7 users 23

nao @parasite2006

@parasite2006 広島大学・田代聡教授の動画http://t.co/TIBx32WSOd の報告が行われたのは2011年4月17日に行われた日本小児科学会の緊急フォーラム「この大災害に小児科.. http://t.co/MxrIILWf6p

2013-04-02 04:25:06
nao @parasite2006

川俣町(2011年3月28日)と飯舘村(2011年3月30日)の甲状腺スクリーニング検査のバックグラウンドについて調べたことを追加しました。川俣町のバックグラウンドの平均値(個人データの分布から算出.. http://t.co/xYW8SNU9an

2013-04-02 05:02:01
リーフレイン @leaf_parsley

3月29日飯館村でのスクリーニング。担当は広島大学の田代聡先生。ここは村会議場の板と板の間。BGの低い場所を探し回って、やっと見つけた。服のBGにも慎重に対処。BGは0.1μSv/h http://t.co/hB2oWdUyj0

2013-04-02 08:23:01
拡大

映像より要約

広島大学原爆放射線医学研究所 田代聡先生:
広島大学は西日本の被ばく医療機関として選定、緊急被ばく対策チームの一員として派遣

SPEEDIで、1歳児の甲状腺等価線量100mSVが推定された
飯舘村といわき市が避難区域外
←放射性ヨウ素が取り込まれているかどうかを確かめなければいけない。
←試算は屋外24時間。(最大評価値)

政府の現地対策本部医療班が安全員会の助言を参考に、福島県の協力を得て実施。

1083名(男544名、女539名)
安定ヨウ素剤服用1名
全員スクリーニングレベルの0.2μSv/h 以下を確認。

一番苦労したのは、値が低いのでBGが0.2μSv/h以下の場所を探すこと。

例えば、幼稚園は8μSv/hだった(窓が多くて開放)

ようやく見つけたのが村会議場。 
議場内が0.2~0.3。
大理石の板が貼ってあって、その裏側が低かった(0.1μSv/h)
(村の中を探し回って唯一の場所)

外側で洋服をサーベイ。行動を記入、上着と靴を脱いで、もう一回サーベイ。
それから議場の中へ(数人ずつ、大人しく座って待ってもらった)
100人ぐらい来たら有効だろうと思っていたら、300人が来てもらえた。
前日に村の方と綿密に話あって納得していただいたことがよかった。

早野先生の見解

ryugo hayano @hayano

(再掲:重要)【「甲状腺被曝は30ミリ以下」原発事故巡り放医研推計】http://t.co/vinXqIi1 と新聞に報じられた件の資料は,今日の「県民健康管理調査」検討委員会資料 http://t.co/lMP32VkR の13ページ以降に出ている.

2013-02-13 19:07:55
ryugo hayano @hayano

↓ 「甲状腺被曝は30ミリ以下」について:個人的なメモ. 2011年3月末に飯舘川俣いわきで1080人の子供の甲状腺をサーベイメーターで測定.人数が少なくて分布の形が良くわからないので(続く)

2013-02-13 19:08:23
ryugo hayano @hayano

(承前)6月以降にWBCで(大人を)測定して得られたセシウム量の分布を使い,ヨウ素セシウム比率を3として,子供の甲状腺等価線量分布を推定した,というのがシナリオ(続く)

2013-02-13 19:08:58
ryugo hayano @hayano

(承前)しかし,少なくとも飯舘村については,子供の甲状腺サーベイメーター測定は315人に対して実施,これに対し,同地区の大人のWBC検査は184人しか行なっていない!(続く)

2013-02-13 19:09:06