HIV感染後、AIDSを発症しない研究について、興味深い話
- rt_luckdragon
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@ayafuruta "elite HIV controllers" の記事を読みました。 希望ある未来への展望が開けるといいなぁと祈るばかりです。
2012-09-04 12:17:18.@s_hskz どうもありがとうございます。HIV治療は私が取材してきた医学研究の中で、最も希望あるもののひとつだと思います。今後も期待しています。
2012-09-04 14:22:2510月号「エイズを発症しない人々を追う」についてご感想を頂いたので、思い出すことを書いておこう。私が「HIVに感染してもなぜか長期間発症しない人がいる」という話を初めて聞いたのは、1994年に横浜で開かれた国際エイズ会議だったと思う。 http://t.co/hKz2wKzm
2012-09-04 14:24:40まだ今の多剤併用療法が出る前で、エイズは致死的な病気だった。HIVは変異が激しく、人の遺伝子の中に潜んで見分けがつかなくなるレトロウイルスだから、いったん感染したら体内から排除するのは難しいと思われた。(今でもできていない)。(続)
2012-09-04 14:26:56だが感染してもウイルス増殖を押さえ込める人が存在するというのは、たとえ排除はできなくても、発症を阻止する方法はあるかもしれないということだ。彼らの何がそうさせているのだろう、と会議で話題になった。(続)
2012-09-04 14:27:35それを調べる有効な方法は、当時存在しなかった。 記事はそうした長期未発症者の男性が著者を訪ね、「私が元気な理由を調べて欲しい」と言うところから始まる。(続)
2012-09-04 14:28:45著者のB.D.ウォーカーは、執念でその理由を追った。そして、男性の体内ではHIV感染者では通常減るはずの免疫細胞が減っていないことを見出し、やがてシーケンサーの進歩で全ゲノム解読が可能になって、(続)
2012-09-04 14:29:49訂正
「シーケンサーの進歩で全ゲノム解読が可能になって」
↓
「使った手法はDNAチップを用いたSNP解析」
「発症しない人」と「した人」数千人のゲノムを調べ、たったひとつの遺伝子変異に行き着いた。この幸運な変異を持っているのは300人に1人。彼らはHIVを自らの免疫で押さえ込むことができる。(続)
2012-09-04 14:31:31かつて「生まれながらにHIVに強い人がいるらしい」と聞いていた話が、16年後に「ある遺伝子の作るタンパク質構造にその理由がある」という説明になる。研究の力を感じるのは、こういう時だ。(続)
2012-09-04 14:33:20かつて若者や働き盛りが次々と命を落とし、恐怖と悲観に覆われていた時代に「人類は必ずHIVと共存できるようになる」と語っていたある研究者の言葉を、改めて思い出す。(続)
2012-09-04 14:40:18あと、「HIVは薬で抑えられる」ことを最初に示し、今日のエイズ治療の端緒を開いたのが日本の研究者だったということは、忘れないでいたいと思う。 http://t.co/MnxIPZvM
2012-09-04 14:54:23@ayafuruta あと記事を読んでおもったのは、頓挫しかかった研究に資金提供を申し出たエンジェルの存在。半端ではない金額、アメリカの底力はすごいなと。
2012-09-04 15:16:21私も思いました。初対面の相手に、朝食の間に250万ドル即決ってすごい。 RT @nishi_aki: @ayafuruta あと記事を読んでおもったのは、頓挫しかかった研究に資金提供を申し出たエンジェルの存在。半端ではない金額、アメリカの底力はすごいなと。
2012-09-04 15:27:14