超初心者向けベーシスト講座(3)
- afromootekki
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まず家用のミニアンプで好き勝手に音作りします。もし持ってない人がいたら今すぐ学校早退して買いに行ってください。中級者以上の方は生音で練習する意味を分かってるはずなので無くても別に構わないです。
2012-09-07 11:00:53教則本その他には「最初はフラットにしろ」だの「ドンシャリ」「山なり」「ハイカット」などいろいろ書いてあると思いますが、全て無視しましょう。ツマミの数値など気にせず「自分の耳に心地良いように」セッティングしてください。ここでは家で一人で練習しているという設定です。
2012-09-07 11:05:16もし可能なら、その作った音で演奏したものを、出来るだけ高性能なレコーダーで録音してください。なおベースという楽器の音響特性上、ある程度は低音の録音/再生に適している必要があるので、スマホだとなんらかのアプリおよびアクセサリを使わないと厳しいです。
2012-09-07 11:10:10録音環境が無い場合は、なんとか頑張ってその音を覚えてください。それから練習スタジオに入ります。いわゆる個人練です。ここでその録音した、または覚えた音色をスタジオのアンプで再現します。ポイントは、ある程度セッティングを決めたらアンプから出来るだけ離れて音を確認することです。
2012-09-07 11:15:11それから音作りの段階で余りボリュームを上げすぎないこと。スタジオ(やライブハウス)に置いてある大出力のアンプに慣れないうちは、気持良くてついつい音量を上げがちですが、調子に乗って爆音にすると自分が実際どんな音を作ってるのか分かりづらくなります。
2012-09-07 11:20:08爆音にしてアンプの目の前で演奏する気持よさは分かりますしそれはほとんどの初心者ベーシストが通過する麻疹みたいなものなのですが、その音圧に酔ってるうちは音作りが上手くなりません。出来るだけ早くそこから脱け出しましょう。
2012-09-07 11:25:06また「好きなベーシストの音を聴きこんで似せる」という教えも良く見かけますが、プロである程度キャリアがあるような人は、まずピッキングがクソ上手いです。そして音作りは半分が機材、あとの半分はピッキングの技術で作ります。なので初心者がプロの音に似せることは、残念ながらまず不可能です。
2012-09-07 11:30:24それを踏まえた上で、自分が録音した音とプロの音とを聴き比べるのはもちろん良いことなのでどんどんやりましょう。とにかく自分の耳だけを頼ってください。ツマミの数値がどんな極端なことになっても構わないです。これにはアンプの使い方を学ぶだけでなく、耳を鍛えるという意味もあります。
2012-09-07 11:35:06このあたりで「作りたい音の方向性は決まった、ただもっと質を上げたい」と思う人が出てくるかもしれません。ピッキング技術については地味な練習をするしかないので、ここでは機材に目を向けていきましょう。
2012-09-07 20:35:31まずエフェクターが欲しくなった人ですが、何も言わずに安いマルチを買いましょう。BOSSでもZOOMでも構いません。経験者に尋ねると「定番のサンズアンプ」とか「BOSSのベースオーバードライブ」とか「つーか初心者はまずコンプ買え」とか言われますが、無視してマルチを選んでください。
2012-09-07 20:40:09なぜなら初心者の段階では、自分の好きなベース音にどんなエフェクトがかかっているかなんて、音源だけ聴いてもまず分からないからです。マルチに入っている様々なエフェクトを試し、求める音に「近い」ものを見つけましょう。単体のペダルを買うのは、「近い」では物足りなくなった後で充分です。
2012-09-07 20:45:18また内蔵エフェクトを選ぶ際にも、あくまで自分の耳を参考にします。エフェクト名を見て「たぶんこれじゃないな」みたいに食わず嫌いするのはやめましょう。メタル系のディストーションを薄~くかけてドライブ代わりとか、ドライブをめちゃめちゃキツくかけてファズ代わり、という人も多いです。
2012-09-07 20:50:33一方「エフェクトは今はいらないんだけど音がなんかしょぼい気がする」という人もいるでしょう。そしてもっと良いベースが欲しくなると思います。しかし慌てて良いベースを探す必要はまだありません。新しいシールドを買いましょう。最低でも3m5000円以上のものを選んでください。
2012-09-07 20:55:20今アマゾン覗いたら楽器屋で5~6000円するシールドが普通に4000円切ってたりした…
「高ぇよ!」と思うかもしれませんが、ベース本体を買うと思えば遙かに安い買い物です。にもかかわらず、ヘタするとベースを換える以上に音の違いを実感出来ます。家用のミニアンプでは分かりづらいと思うので、スタジオで試してみましょう。たぶん驚いて口開きます。
2012-09-07 21:05:23なお新しい機材を買う際には、楽器屋の店員に自分が求めるものと疑問点についてどんどん尋ねしましょう。ただ初心者のうちは恥ずかしさもあるでしょうし、現場でしどろもどろになると店員の仕事に迷惑がかかるので、あらかじめ質問したいことを決めてメモしておくと良いと思います。
2012-09-07 21:10:25×尋ねしましょう ○尋ねましょう
また初心者のうちは、音作りに限らず思い込みで的外れな事をしたり言ったりしがちですが、経験でしか身につかないことはたくさんあるので怖がらずにどんどん恥をかきましょう。「訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥」です。
2012-09-07 21:15:11とは言うものの「初心者の的外れな質問のせいで店員にイヤな顔されたらどうしよう…」と思う人もいるでしょう。ここで「まとめ(1)に書いたようなカス店員のいない店を知っている」ことが生きてきます。
2012-09-07 21:20:05カス店員は初心者相手に平気で説教してきたり自分の好みを押しつけたりしてトラウマを植え付けようとしますが、良い店員はちゃんとこちらの好み、言い分を踏まえた上でのアドバイスをしてくれます。もしそういうまともな店をまだ見つけていないなら、家から遠くても探して必ず見つけておきましょう。
2012-09-07 21:25:11ここからは追記