企業の権利と見えざる手の問題
- MichiToyama
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『エコノミックヒットマン』に、「企業が法人となり、人と同じ権利を持つことが間違いである」という記述がある。人間が自然な感情に基づく倫理感を持つとすれば、法人自身は感情を持たないので、人と同じに扱うことが倫理を持たない企業を生む危険に繋がることは頷ける。
2012-09-08 01:12:20これは経済学理論的に、最も深遠なテーマ。 QT @Itoh_Kiminori 『エコノミックヒットマン』に、「企業が法人となり、人と同じ権利を持つことが間違いである」という記述がある。
2012-09-08 01:20:06@Itoh_Kiminori 「企業が法人となり、人と同じ権利を持つ」というのは、法人実在説ですね。これに対するのが法人名目説ですが、法律上は株式会社は法人名目説が正しい。一方、法人実在説をとるのが今のCSRやらのベースとなっていますね。法人実在説は左派の論拠となってます。
2012-09-08 01:30:02経済学で企業理論は閉じていません。倫理どころか、利潤最大化でさえ、不確実性下、複数株主を想定した場合、通常解けません。 @bokujinsei 株式会社は法人名目説...法人実在説をとるのが今のCSRやらのベース @Itoh_Kiminori 倫理を持たない企業を生む危険に
2012-09-08 19:22:04これが企業の際限のない拡大、あるいは多国籍企業による略奪的資本主義が出現する機会を与えるという考えはできませんか。@KenUrai 経済学で企業理論は閉じていません。倫理どころか、利潤最大化でさえ、不確実性下、複数株主を想定した場合、通常解けません。@bokujinsei
2012-09-08 22:24:17あると思います。理論的には、市場においてあり得べきルールをもって、企業の形態を規制すべき、という話になるかと思います。 @Itoh_Kiminori これが企業の際限のない拡大、あるいは多国籍企業による略奪的資本主義が出現する機会を与えるという考えは... @bokujinsei
2012-09-09 01:37:36『エコノミックヒットマン』のパーキンスは、「企業の本務は人に奉仕すること」という法律が必要、と書いています。重要な課題ですね。@KenUrai:あると思います。理論的には、市場においてあり得べきルールをもって、企業の形態を規制すべき、という話になるかと思います。
2012-09-09 01:48:32そういった「市場においてあり得べき法律」をいかに記述できるか。それが経済学理論の究極テーマではなかろうかと思います。 @Itoh_Kiminori 『エコノミックヒットマン』のパーキンスは、「企業の本務は人に奉仕すること」という法律が必要、と書いています。重要な課題ですね。
2012-09-09 02:56:18@Itoh_Kiminori どうも日本の大学人は企業=利益至上主義=悪といったイメージを持っている人が多いようですね。困ったものです。
2012-09-09 10:31:13物事には両面がありますので、場合に応じた対応が必要と存じます。特に、企業活動による外部不経済の問題は手当てが必要です。@bokujinsei どうも日本の大学人は企業=利益至上主義=悪といったイメージを持っている人が多いようですね。困ったものです。@KenUrai
2012-09-09 10:37:15@Itoh_Kiminori 企業活動を疑うよりも、国家や政府を疑う方が正しいと思います。政府=マスゴミによるイメージ操作によって、企業活動の自由をどんどん制限していった結果、個人の自由が制限され、反対に政府や官僚の利権が肥大化し、巨大な不経済を生んでいるのが現実です。
2012-09-09 10:49:29それは日本の場合に当てはまると思います。アメリカの多国籍企業は、むしろ国家・政府を従えています。@bokujinsei 企業活動を疑うよりも、国家や政府を疑う方が正しいと思います。・・政府や官僚の利権が肥大化し、巨大な不経済を生んでいるのが現実です。@KenUrai
2012-09-09 10:55:44パーキンス氏提唱の「企業は人に奉仕する」という法律が、日本企業にとっては政府からの自由度を増し、アメリカ企業では「度を過ごした」活動に対する規制に働く、ということは考えられないでしょうか。@bokujinsei @KenUrai
2012-09-09 11:28:58@Itoh_Kiminori かなりその本に毒されているように思われます。w 企業は必然的に人に奉仕するものです。奉仕せずに搾取するのが政府。
2012-09-09 11:38:21本はもう読まれましたか。多国籍企業はそうでもないようですよ。インドネシアのプランテーションの実例を知っていますが、身を守るには情報が必要です。@bokujinsei かなりその本に毒されているように思われます。w 企業は必然的に人に奉仕するものです。奉仕せずに搾取するのが政府。
2012-09-09 11:47:51@Itoh_Kiminori その本は読んだことはありませんが、sweatshopの告発書なら他にもあるので多少知っています。しかし、その労働環境が酷くて搾取的に思えても、それがほんとに搾取なのかどうかは?です。数年前はナイキの工場もやり玉に挙げられましたね。
2012-09-09 11:54:34地球温暖化デマを作ったり、CSRで規制強化に走ったりといったことをしているのは、全て反企業のアメリカ民主党ですが、これらはすべて大きな政府に向かう政府統制主義であり国家社会主義思想ですね。 @Itoh_Kiminori
2012-09-09 12:04:22それが、米国の規制を逃れるための多国籍企業を産んだという解釈はできますかね。@bokujinsei 地球温暖化デマ・・、CSRで規制強化・・、全て反企業のアメリカ民主党・・大きな政府に向かう政府統制主義であり国家社会主義思想ですね。@KenUrai
2012-09-09 13:08:44@Itoh_Kiminori 企業にとって税はコストでしかないので、税がなるべく低いところに流れるのは必然であろうと思います。その点、TaxCompetition というのは非常に大事ですね。日本でも税率引き下げ競争を認めれば過疎の問題などあっという間に消滅します。
2012-09-09 13:25:26それは日本の企業の根のところが、石門心学の影響を受けているからだと思います。旧財閥の家訓にも、その旨の記載があるようです。現代中国などの企業に「人に奉仕」という理念は見えません。@bokujinsei 企業は必然的に人に奉仕するものです。
2012-09-09 14:38:28@Itoh_Kiminori 企業がモノやサービスを提供して、それを購入する消費者がいるといる限りWin-Win な関係であり、それは奉仕活動にほかならないと思います。もちろん、詐欺はその限りじゃないですが、それは持続可能なものではないので。
2012-09-09 14:47:25Win-Winは「神の見えざる手」の範囲。それを逸脱する外部不経済を問題にしています。@bokujinsei 企業がモノやサービスを提供して、それを購入する消費者がいるといる限りWin-Win な関係であり、それは奉仕活動にほかならないと思います。詐欺はその限りじゃない・・。
2012-09-09 15:00:34補償金で解決できないような、パームヤシプランテーションによる熱帯林破壊、ブラジル等の若年労働の問題、原発の事故や高レベル放射性廃棄物、さらには国際紛争に繋がる活動、などの具体的な例を問題にしています。@bokujinsei 外部不経済とは、コースの定理を問題にしているのでしょうか
2012-09-09 15:08:54@Itoh_Kiminori その例のうち、熱帯林破壊は外部不経済=外部性の問題かもしれないですが、その他は違うような気がします。
2012-09-09 15:11:37