ちょいとお金の話をしようか。赤字をなくせば黒字も消える!?
みんなで赤字を無くすと黒字も消える!?
そしてそんな自転車操業状態からどうにか抜け出そうとしてたんじゃなかろうか。少なくとも赤字を減らそうとしてたんではなかろうか
2012-08-25 23:20:56あるいは黒字の分だけ赤字が増えるというのだろうか? なんでそんな風になるのか分からんが。もしこれが正しいのだとしたら、我が家は未だに借金だらけであっただろう。
2012-08-25 23:21:54こんな事本気で言ってるのだろうか、と疑ってしまう。何を元にこんな考えになったのか知らんが、こんな事真に受ける人間がいるのかと思ってしまう。
2012-08-25 23:27:33赤字と黒字は全体では対になってるって話は簡単だよね。誰かが赤字を出してるから、誰かが黒字になれる。誰かが金を貸すから、誰かが金を借りられる。貸借対照表って最後は必ず対消滅して0になるのよ。当然全体でも全部消滅する。あれは金と物が誰から誰に移ったかの記録だから。
2012-08-25 23:49:45誰かの借金は、誰かの預金であるって考えれば簡単で当たり前の事だよね。預金で集めたお金を貸す、ってんじゃなくて、銀行が誰かにお金を貸した瞬間に、借りた人には借金が生まれて、銀行には預金が生まれる。この預金は預金口座の預金じゃないよ。それは銀行には借金だから。
2012-08-26 07:54:22んー、多分、間に銀行を挟むから分かりにくくなるのかな。 「AさんがBさんにお金を貸した。」「BさんがAさんからお金を借りた。」 これを言い換えれば 「AさんがBさんにお金を預けた。」「BさんがAさんからお金を預かった。」 になる。常に借金と預金は対になって同時に発生する。
2012-08-26 08:01:06あなたが銀行に預金をする時、銀行はあなたから借金をしている。 あなたが銀行に借金をする時、銀行はあなたに預金をしている。 あなたが銀行から預金を下ろす時、銀行はあなたに借金の返済をしている。 あなたが銀行に借金の返済をする時、銀行はあなたへの預金を回収してる。 って関係。
2012-08-26 08:10:56お金の正体
ちょいとお金の話をしようか。昔々、まだお金がなかった頃、人々は物と物を直接交換する物々交換をしていた。海の近くに住むAさんは魚を、山に住むBさんは芋を、それぞれ持ち寄っては交換していた。
2012-08-26 08:32:49ある時、不漁続きでAさんは魚を持って来ることが出来なかった。もちろん、それでは交換にならないけど、魚が捕れないときほどBさんの芋は欲しい。そこでAさんは、今度大漁だった時に多めに魚を渡すからと頼み込む。Bさんも長年の付き合いだしとそれを受け入れる。 @a_alpha_m
2012-08-26 08:43:00Bさんは、このAさんなら約束を守って後でちゃんと埋め合わせをしてくれるだろう、と信用してこの釣り合わない取り引きに応じてくれたわけだ。これが言わば原始的な借金、まぁ、金は絡んでないから、「貸し借り」の概念か。 @a_alpha_m
2012-08-26 08:54:51Aさんは「Bさんに芋をもらった」という借りができ、Bさんは「Aさんに芋をわけた」という貸しができた。当たり前の事だけど、その二つは同時に発生する。これは同じ一つの行為を指しているのだから。この貸し借りの差額が実はお金の正体。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:03:27ちなみにこういう貸し借りは現代でもやってるよね。仲間内で順番に食事をおごるとか、何かのお礼に物を送るとか、そのお返しとか。普通に「あいつには恩を受けた借りがある」みたいな感じの物がそう。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:12:21本題に戻って、貸し借りを記憶の内で処理してる間や仲間内だけでやってる間は、それでよかった。なあなあでよかったし、お返しが見合うかも厳密ではなかった。でも、人の記憶は曖昧だし、厳密性を持たせるために、貸し借りを物に記録するようになった。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:20:48貸し借りの記録。いわゆる借用書ってやつだね。そこには「Aさんに芋をいくつあげた」とかが書かれている。これを持つBさんはあとでその埋め合わせをしてもらう権利があるわけだ。そして、それを受けたらこの借用書はもう要らないから破棄する事になる。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:27:50ところでこれ、実際には「Aさんから魚を貰える券」として機能する。Aさんが提供できるのは魚だからね。しかし、もしBさんが欲しいのが魚ではなく、芋を掘るのに便利な石で、それを持っているCさんが、魚を欲しがっていたら…? @a_alpha_m
2012-08-26 09:33:28Bさんは、魚の代わりに「後でAさんから魚を貰える券」をCさんに渡して、Cさんから石を貰う、っていう交換が成立する。Cさんは後日、Aさんから魚を受け取って、券の役目は終わって消滅する。借用書の証券化って奴だね。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:40:28ちなみにこれ、借用書とか券って言っちゃってるけど、要はAさんに貸しのある証なら何でも良い。漁師のAさんしか採れる場所を知らない特別な貝殻とかでもね。「後でこの貝殻を自分の所に持ってきてくれたら、同じ数だけ魚を渡すよ」って印になれば良い。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:46:38勘のいい人なら解ってきたと思うけど、この特別な貝殻は、Aさんが受けた借りの証であり、同時にAさんが発行したお金そのものなんだよね。つまり、お金の本質とは誰かの借用書であり誰かの借金そのものであると言うこと。 @a_alpha_m
2012-08-26 09:55:32Aさんは自分で貝殻を拾ってきて好きなだけお金を作れるんだから、どんどん作ればいいじゃない。ってのが間違いなのは解るよね。貝殻はあくまで借金であって、Aさんが後で魚と換えてくれるって信用によって成り立っているのよね。 @a_alpha_m
2012-08-26 10:25:20