チェルノブイリ原発事故 甲状腺癌が増えたのは何年後?

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\alpha @00alpha

@PKAnzug 文句ではなく,自分も疑問に感じたところなのですが,『甲状腺癌は「見つかる頃には発生後10年くらい経ってる」と一般的に言われる』だとするとマキノさんの指摘『チェルノブイリでは 4 年後から大きな増加を示した』の間はどのように論理的に埋めたらよいのでしょうか.

2012-09-14 12:12:20
\alpha @00alpha

@PKAnzug マキノさんのいうような『被曝由来のものの中でも一般的ではない、速く成長したもの』なのか,あるいは放射性ヨウ素は癌化の発生ではなく,癌化の速度を促すような影響があるということなのでしょうか.後半部分は自分の推論なのでご訂正あればよろしくお願いします.

2012-09-14 12:16:41
\alpha @00alpha

@rt_luckdragon @PKAnzug 論文を読んでいないのに追加質問申し訳ないのですが『チェルノブイリで 4 年後に統計的に有意なほどに増加した甲状腺がん』というのはスクリーニングの問題あるいは統計的な過誤であり,実際は有意とはいえないということでしょうか.

2012-09-14 12:21:51
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha ちょっと分かりにくいので書き直しますね。

2012-09-14 12:21:51
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha 「見つかる頃には10年」は臨床現場の話で、あの図では赤の人です。あの図の緑の人はもっと小さい病気を含んでいて、スクリーニングをすれば、そういう人も拾い上げられます。あと、実際の病気の増加なのか、スクリーニングによる見かけ上の増加なのかも確認が必要じゃないかと。

2012-09-14 12:23:11
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha スクリーニングによる影響は間違いなく出ます。そのスクリーニングによる影響を考慮しても増えていると判断されたから、「小児甲状腺癌は増えた」というのが通説になっているわけですが、その「4年目の増加」が本当に癌自体増えたことによるのかは、私にもわかりません。

2012-09-14 12:25:47
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@rt_luckdragon @00alpha 被曝で新規に出現した中にも比較的活動性の高いやつはあるでしょうから、4年目の増加はそれによるのかもしれない、というのは私も思いますね。それを考えても1年半で出るのは幾ら何でも早すぎ、というのが私の考え。

2012-09-14 12:30:38
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@rt_luckdragon いえいえ、一対一より三人で話した方が気楽なので助かりました。

2012-09-14 12:31:50
\alpha @00alpha

@PKAnzug 返答ありがとうございます.ただそうするとPKAさんのまとめ前半の考え方からするとチェルノブイリにおける放射性ヨウ素の甲状腺癌はスクリーニング結果以上に存在していて10年後,つまり最近はもっと爆発的にスクリーニング結果陽性になっているのでしょうね.

2012-09-14 12:35:03
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha 4年目でも見えないような甲状腺癌はいっぱいあるでしょうから、初期のスクリーニングでは見落とされた事例が多かったと思いますよ。推定としては、I-131誘発の甲状腺癌は、4年目くらいから増えだして、6年目くらいにピークに達し、その後は徐々に減ったんじゃないかと。

2012-09-14 12:38:40
\alpha @00alpha

@rt_luckdragon 余分な発言ではないと思いますよ(^_^)/ そういえば有病率・陽性的中率・陰性的中率の模擬できるものをCasioの計算サイトに作りましたので遊んでみてください. http://t.co/Bh5Jdr95 @PKAnzug

2012-09-14 12:40:02
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha たとえば、もし放射線誘発の甲状腺癌が逆に普通より遅い成長パターンだとしたら、ピークも収束ももっと遅れると思います。ただ、見つかってる甲状腺癌の組織系分布は普通と大差なかったはずなので、大体そんなもんかなと思います。

2012-09-14 12:41:20
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha 重要なのは、I-131が半減期8日という短寿命核種だってことです。延々と癌を生み続けるのではなく、短期間に癌が一斉にできて、あとは成長の早さに応じた潜在の時期を経て見つかる、という流れ。出来た分が見つかりきったらもう打ち止めです。

2012-09-14 12:45:09
\alpha @00alpha

@PKAnzug 『推定としては、I-131誘発の甲状腺癌は、4年目くらいから増えだして、6年目くらいにピークに達し、その後は徐々に減ったんじゃないかと。』10年目くらいにピークではなく,6年目になりそうなんですか?そうするとI-131誘発の甲状腺癌の成長が早いということですか?

2012-09-14 12:46:33
\alpha @00alpha

@PKAnzug 『I-131が半減期8日という短寿命核種だってことです。延々と癌を生み続けるのではなく、短期間に癌が一斉にできて、あとは成長の早さに応じた潜在の時期を経て見つかる、という流れ。出来た分が見つかりきったらもう打ち止めです。』承知しております,ありがとうございます.

2012-09-14 12:47:24
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha いえいえ、さっき書いた通り、甲状腺癌の「見つかる時は10年もの」は臨床での発見ですから。スクリーニングならもっと早い時期に見つかります。同じくらいの早さの病変を想定した上での発言ですよ。

2012-09-14 12:48:04
\alpha @00alpha

@PKAnzug 臨床検査なら10年ものでみつかるものはスクリーニングなら6年でみつかるという理解でよいでしょうか.

2012-09-14 12:49:30
\alpha @00alpha

@shanghai_ii @PKAnzug 実際のスクリーニングは5年目だったということなんですね(チェルノブイリ原子力発電所事故は1986年4月).

2012-09-14 12:52:11
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha 厳密に計算して推定したわけじゃないですけどね。だいたいそれくらいから見え出すタイプが多いんじゃないかなと。検査上手な医師がもっと早く存在に気付いて、でも精査はできず様子見して、大きくなってから刺したら癌でした、みたいなパターンもありうるので一概には言いにくいです

2012-09-14 12:54:19
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@shanghai_ii やや、ありがとうございます。チェルノブイリの事例は一度おさらいしといた方がいいかもですね。

2012-09-14 12:55:40
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha ああ、あと、最近のエコーの機械だったらもっと早くに見える可能性はあります。ただ、あまりに小さい結節は精査ができないので、結局診断がつくのはずっと後、という流れになると思いますが。見えるだけじゃダメなんですよ。針を刺せないと。

2012-09-14 12:58:16
\alpha @00alpha

@PKAnzug 結局I-131誘発の甲状腺癌はチェルノブイリではかなり多いだろうことから4(5)年目スクリーニングで統計的有意差がでたのだろうということ,フクシマはそこまで多くないから統計的有意差はでないだろうということですね.しっかりした結論は6~10年後の検査結果待ちと…

2012-09-14 13:03:48
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha 概ねそんな感じですが、4/5年目スクリーニングでの有意差が本当に甲状腺癌の増加によるものかは不明です。特に最初のスクリーニングは既存の病変を全部拾っちゃいますから。全体で増えてるからといって、ある時期のスクリーニングでの有意差が増えたことによるとは限りません。

2012-09-14 13:14:11
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

@00alpha 簡単に実例をあげると、たとえば北海道で今年から甲状腺スクリーニングを始めたとします。きっと甲状腺癌は見つかるでしょう。見つかったら「発症」として数えられ、今年はその分甲状腺癌の発症例が多くなります。でもこれは今年から北海道で甲状腺癌が増えたからじゃないですよね?

2012-09-14 13:17:04
\alpha @00alpha

@PKAnzug 『特に最初のスクリーニングは既存の病変を全部拾っちゃいますから。全体で増えてるからといって、ある時期のスクリーニングでの有意差が増えたことによるとは限りません。』あれっ?母平均の差の検定使ってないんですか?それとも過誤の問題ですか?

2012-09-14 13:26:41
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