加藤直之氏の「宇宙戦艦ヤマト2199」製作作業(Part.2)
本の表紙イラストを仕上げながら、ハセガワから11月発売のアルカディア号の箱絵にも取りかかっております。3DCGでいただいたデータで構図を決め、Shadeを使って光源の位置を決め、テストショットにじっさいに懐中電灯の光を当てて写真を撮り、アルカディア号の向きを再調整。
2012-10-02 01:06:57アルカディア号のつづき。テストショットを撮影した写真はテンプレートに使いますが、最終的な仕上げのバランスは、最初に描いたスケッチにあわせて、細かく、且つ大胆にデフォルメしてます。透視図法を一部、無視してたりして。
2012-10-02 01:30:58太陽に見立てた懐中電灯(昨日、停電になったときに使った普段は自転車で使っているもの)は、かなり光量があり、船体に入るハイライトから、ハレーションで細部が見えなくなる描写までいろいろ再現できます。アルカディア号の艦尾には複雑なレリーフのある艦尾楼があります。光源で印象が変わります
2012-10-02 02:01:32きょうも、ずうっとSF小説。本のカバーアートを。ヤマトと違って背景は「地球の海」です。海の波が素敵に描ける人は絵もうまい。高荷さん。上田喜八郎さんかな。生頼範義さんは、筆の勢いで描いてるけどそれは「筆と絵の具」だから可能。ぼくは(特にデジタルだと)ダメです。
2012-10-03 01:40:53帆船や船の絵だと、野上隼夫さんもいいですね。クリス・メイジャーから引き継いだ早川書房『ボライソー・シリーズ』のカバーイラストは、初期はちょっとおとなしい感じでしたが、どんどん素敵になりました。
2012-10-03 01:45:23というわけで、アルカディア号の作業が遅れております。背景が宇宙空間なのが救い。惑星とかを(それも、海や雲や陸地)を描くのは大変ですが、星空なら大丈夫なのだ。
2012-10-03 01:49:05ヤマトを描く時の資料に、ヤマトのプラモデルを(組み立て済み)で用意してもらえることになりました。いまは組み立てる時間がありません。ホンダのオートバイのプラモデルも、フレームやエンジンがそのままテーブルの上に転がっています。
2012-10-03 11:18:22本のカバー、完成しました。次はアルカディア号です。10日からのホビーショーで(まだ途中段階ですが)パネルにして展示されます。僕の絵は、途中段階も面白いのでお楽しみにー(仕上げると塗りつぶされ消えてしまう要素もあるのです)
2012-10-04 02:01:21ヤマト2199のラッピング電車。検索したら、制作した会社のサイトを発見。第三章公開に向けてのものなのねhttp://t.co/B7wow6mo
2012-10-04 12:29:34そしてこちらがその鉄道会社。9月29日からの運行だ! http://t.co/9OG1PlA0
2012-10-04 12:32:49アルカディア号は、ヤマトと違って、パルスレーザーがないぶん、作業は楽であります!(エアインテイク状の部分はたくさんあるけどw)。けっきょく、いつも苦労するのは砲身なのね。
2012-10-04 20:26:50ちょいとアルカディア号の資料をとりに自宅に戻っております。そーいえば、今日、ヤマトのプラモデル(組み立て済み)が資料として届きました。組み立てたのはアイジーの社員さん。土曜日いっぱいを使って作業してくれたそーです。
2012-10-05 17:17:33アルカディア号。意外と難しいのが先端の髑髏のレリーフ。これで相手の船の土手っ腹に突っ込むからかなり頑丈なはず。となると素材むき出しかな。船体全体の塗装も考えねばなりません。(むかし漫画を読んだ知識しか無いけど)やっぱりコスモペイントで塗られてるのかな?
2012-10-07 00:22:53大きな船は、表面に細かい処理(パーツや溶接や傷)があるほど絵に描きやすい。でも髑髏のレリーフは形そのものは単純で、そのデフォルメも松本さんのキャラクターの味付けがあり、実物の頭蓋骨のようにリアルに描けばいいわけでないので、なかなか難しい。ほぼ丸一日かかってしまいました。
2012-10-07 00:25:55たとえば、トチローの頭蓋骨の形状なんてリアルに描けるものなのだろうか? なーんて考えたりするのが、漫画やアニメのキャラクターをリアルに描く時の醍醐味なのです。
2012-10-07 00:27:37あとは、先端の髑髏のレリーフは艦首部分(他と違って少し明るい緑)と同一の素材なのか、それとも別パーツで後で固定しているかの違いなども考えているところです(溶接の継ぎ目などの処理に違いが出ると思われるので)
2012-10-07 01:00:35最初に宮武がデザインしたアルカディア号の先端は艦の中央や他の部分と同じテイストでデザインされていますが、プラモデル(アニメ用の設定)では艦首だけそれもバランスが崩れるくらいに極端に大きくなっています。今現在、艦首部分は少し柔らかいハイライトを入れて他と異なった処理にしています。
2012-10-07 01:05:11アルカディア号は、10日から幕張メッセで開かれるホビーショーに(未完成の状態で)展示するのですが、艦首部分だけはきちんと仕上げておく予定です。というわけで、データを送るまで、あと二日しかありません。
2012-10-07 01:08:47@sasamotoU1 アルカディア号。一部、壊したりできるといいのですがプラモデルの箱絵ではそれは不可能なのが残念。作業時間は残すところ一日。
2012-10-08 01:23:59@sasamotoU1 先端の塗装が剥げている・土手っ腹には「片舷セイシャ」で食らった弾丸が撃ち込まれて修理した後がある・被弾しても損害の少なかった部分はそのままになっている・アンテナの内側の一部は欠けている・あ、海賊の旗が破れてたり穴があいててもいいかな
2012-10-08 01:39:28@sasamotoU1 箱絵と、初回特典のポスターで、絵柄(ダメージ)を異なったものに出来ると最高なんですが。
2012-10-08 11:37:32@sasamotoU1 やっと、緑色の薄い部分と濃い色の部分の表現の違いが決まりましたが、ダメージの配置やバランス、大きさってすごく難しいです。さて、ハセガワからはユーロファイターが出るみたい。先日ナショジオチャンネルでユーロファイターの工場を扱った番組を見たばかりなので楽しみ
2012-10-08 20:42:21アルカディア号。まずは、6〜7割がた(くらい)の進み具合。模型ホビーショーで展示しても大丈夫なくらいまでは何とかできました。というわけでハセガワにメールで送ります。
2012-10-09 00:15:34