“「映画館のデジタル化」がもたらす真の問題”への反応+α ミニシアター、映画館について 3
*“「映画館のデジタル化」がもたらす真の問題”への反応
【neoneo web 更新】「映画館のデジタル化」を巡る議論の中で忘れ去られているものは何か?大分・シネマ5の支配人・田井肇さんがその本質を斬り込みます!→【列島通信*大分発】「映画館のデジタル化」がもたらす真の問題 text 田井肇 http://t.co/JCQpF5zb
2012-10-16 11:12:24ちまたで話題の「映画館のデジタル化がもたらす真の問題」を読んだが特段良いことが書いてあるわけではなかったし、いまさらの内容であった。創り手にとってデジタル化は良いことばかりではない。なぜか? 発注する側がデジタルなら何でもできると思っているから。
2012-10-19 04:40:17映画館と映画の関係についてハッキリ言えば、こういうことなのだ。モナリザを見たければ美術館へ行くだろう? 映画も同じこと。ポストカードで満足する観客には、ポストカードを見せていればいいのだ。youtubeでいいならそれでもいいさ。ポストカードの売上げが権利者に行くかどうかなんだよ。
2012-10-19 04:41:20カフェで映画を上映したって収益が還元されるならなんの問題もない。ただその映画を本来の環境で鑑賞したいという要望があった時に、映画館が必要になる。だから規格は統一されないといけないし、正しい上映技術や、配信技術が必要になる。いい加減な学芸員のいる博物館なんて無価値だろ? 同じだよ。
2012-10-19 04:44:02デジタル化以前から、この国の映画産業には問題がある。映画人口に比して映画本数も映画館数も多すぎるし、調整する人間が誰もいない。映画館が消費の場所になっているのでODSが蔓延り、そうでなければ潰れる。だが社会的役割を果たしている映画館はそう簡単には潰れていないはずだが、どうだ?
2012-10-19 04:50:50社会的役割とは、映画館がそのコミュニティに存在する意味であり価値だ。映画で社会を変えていこうとするビジョンだ。ヒットしそうな映画を待つだけの受動体ではなく、みずからムーブメントを起こさんとする能動性だ。目先の金を追うようになれば商売が硬直し、発展しなくなるのはどの産業も同じだ。
2012-10-19 04:54:06映画産業がダメになっているのは、関係者が映画ファンと金融屋と広告屋ばかりだからだ。映画は映画館がなければどうにもならないのに、映画館以外でも映画館と同じモノを見られると嘘をついたツケがきているだけだ。
2012-10-19 05:02:47映画を売るということは映画館を売るということだと考えるべきだ。世界中からその映画館に人が来るようなモデルを目指すべきだ。映画はかつて娯楽であり消費であったが、結局残ったのは「体験」だった。映画館の価値は体験であるから、どこでも同じような空間なのは一見チャンスのようだが、逆なのだ。
2012-10-19 05:06:53上映環境のデジタル化圧力のせいでミニシアターが競争に負けて廃業に追い込まれているって暗黙の了解があるようだけど疑問だな。確かにデジタル化は駱駝の背を折った最後の藁なのかもしれないけれど、限界まで藁が積み上がるのを今まで指をくわえて眺めていたのは何故?
2012-10-20 00:11:31*ミニシアターの生きる道をめぐって
「デジタル化が小規模な館や作品を駆逐する」って構図しかないんだろうか。フィルムの生産と流通を継続する方法を探ってる人はどこかにいるはず。情緒的なポジショントークが溢れてる気がする。
2012-10-18 08:45:33不勉強ながら、映画の「デジタル化が進むこと」と「フィルムがなくなること」は、繋がってるけど個別に考えなくちゃと思える。フィルムが生産され流通すれば、全体として共存はできそうな気がする。例えば国がまず支援すべきはメーカー(フィルム生産事業)なのかもしれない。
2012-10-18 08:41:06@su_sa_noh 独立系の興行会社は「踊る」など大手配給のヒット作による純利益で生き長らえてきたのが実情です。今後それらがプリント配給されないとなればハード設備の組み換えをせねばならない。そのコストを考慮して自主廃業する劇場が増加するとの見通しは筋が通ってるように思われます。
2012-10-18 09:39:34@satoshi_sasa ありがとうございます!勉強になります。では仮に、①シネコン、②独立系(メジャー作品もかける)、③ミニシアター(メジャー作品をかけない)の3種があるとすると、③の中でフィルム流通が成立しないかなと夢想します。一方、一番厳しいのは②ってことですかね。
2012-10-18 11:01:46@su_sa_noh ①と③への両極化とその距離の隔たりは大きくなる一方だと私は考えます。大手資本の①はこれまでのようにTVと連動するなどの方法を採りつつ延命を図るでしょうが、おっしゃるようにフィルム問題はもちろん、映画の未来も③を活性化することによって切り開いていくしかないと。
2012-10-18 17:41:51@su_sa_noh それには、映画作品に携わる製作者の創意工夫だけでなく③で客と接する現場の人間の意識改革も必要かと。ミニシアターの劇場スタッフのサービスマナーの程度の低さに関して何度か呟いておられていましたよね。それらも一体となって本気で危機意識を持って欲しいと思っています。
2012-10-18 17:52:39@satoshi_sasa そうですね。①は自力で何とかしそうですが、③の活性化(支援)は必要だと思います。マニアックな洋画は多少細ってもいいような気はしますが、日本の自主・インディーズ映画には「未来」が詰まってるはずですもんね。
2012-10-18 18:57:02@satoshi_sasa ミニシアターは大切だし好きなのですが、実際に嫌な場面に出会ったり、メジャーではない映画を作る側の人達のツイートを読んでると、「全部いったん潰れりゃいいんだ」と思います。
2012-10-18 19:07:19「僕は映画館で映画を観るのが好き。みんなにも大画面・大音量で映画を観てほしい」でいいのに、なんで「テレビやスマホで観る映画は映画なんかじゃない」なんて言うのかな…。
2012-10-18 23:27:44@cinerevo @su_sa_noh 独自の番組編成を組んで精力的に運営されてるローカル館はかつてミニシアターと呼ばれた小劇場とはまるで形態が違ってきています。「ミニシアター」の言葉じたいにアナクロ感が漂いますし、それは廃して端的に「映画館と映画上映」とされるのが適当かと。
2012-10-20 07:18:48*地方の映画館のケーススタディ-埼玉・川越スカラ座さん
豊岡劇場関連の記事を一つ見つけたが、これ読むと地元の人がまず豊劇に行ってなかったことがうかがえる。但馬地区唯一の映画館だったのに、何故?その答えの一つは僕自身が知っている。みんなよそいきや大きな箱に魅力を感じるものね。だったらプログラムで勝負するべきだった、ということか…
2012-10-18 09:19:42