広島教採塾さん「あなたの趣味は何ですか？」についてのツイート。

レトリカ教採学院（教採塾）河野正夫 @kyousaijuku

教員採用試験でも就職活動でも同じなのですが、趣味のない人というのは魅力がないですね。いまどき面接で「趣味は何ですか？」なんて聞くのといぶかる人もいるかもしれませんが、趣味を聞いてみるとその人の人間的魅力が相当程度、分かるものです。

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趣味もなく、ダラダラと生きている人からはあまり魅力が感じられません。別にその生き方を否定するつもりはありませんが、少なくとも、教採や就活では評価される生き方ではありませんね。趣味を持つとは好きなことを持つ、自分の世界を持つ、人に自慢できることを持つということです。

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ところで、教採などで趣味を聞かれたとき、いかにも面接対策しましたといういうような「しらじらしい」趣味をいう人がいます。例えば、「日頃から感じていることをノートに書き留めるのが趣味です」といった感じです。言っていることは良い習慣ですが、ちょっと趣味とは言い難いですよね。

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もちろん、本当に趣味とまで言えるくらいにこだわっているのなら、面白いです。例えば、お気に入りの最高のペンを使い、どこどこから取り寄せたこだわりのノートを使い、それが100冊くらいたまっているというのなら、趣味と読んでも良いかもしれません。でも、ちょっとメモするくらいではねえ。。。

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それに、趣味を教育や仕事に活かそうなんてあんまり考えない方が良いですよね。「あなたの趣味を教育や仕事にどう活かしますか？」なんて聞く面接官はセンス無しです。まあ、聞かれたら答えるしかありませんが、聞かれなければ、敢えて趣味を仕事に活かすなんて考えない、言わない方がおしゃれです。

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趣味は、特に公序良俗に反していなければ、何でもいいし、むしろ人と変わっている方が面白い。平凡な趣味でも打ち込みようによっては、ユニークなものとなります。教採や就活用の趣味なんて、2，3分も問答すればすぐ化けの皮がはがれます。趣味は相当程度、正直に語る方が人を魅了できます。

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まあ、英語好きの趣味が高じて英語教師を志望しているといった人もいるでしょうが、趣味はある程度「バカバカしい」くらいが好感がもてます。パフェを食べまくるでも、うどんの食べ歩きでも、将棋でも、いや、ゲームの達人でも構いません。趣味を敢えて平凡化して話す必要はありません。

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例えば、私の趣味はオランダ語です。なぜか20年くらい前からオランダ語が好きで勉強を始めました。好きだから学んでいるだけなのです。オランダ語を活かして何かをしようなんてことは、考えたことはありません。好きだからする、それだけなんです。

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きっとオランダ語よりは、中国語とか、スペイン語とか、ロシア語などが分かった方がいろいろと便利でしょうし、使い道も多いでしょう。仕事にもつながるかもしれません。でも、語学が趣味という時には、あまり実用的な言語を学ぶという動機付けはないのです。オランダ語が肌に会うから学ぶんです。

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オランダ語を自分の仕事に活かすなんて発想は全くありません。確かに、オランダの大学で学んだことはありますが、あの時は、授業からレポートまで全部英語でした（笑）。私の人生でオランダ語が実利的に役に立ったことはありません。でも、好きだからオランダ語と付き合う。それが趣味ですよね。

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誰が何と言おうと、役に立とうと立つまいと、自分が好きだから打ち込んでいることが趣味ですし、そんな趣味を持っている人は、どこか魅力的なものです。あまり、趣味を実利的に捉え過ぎて、教採・就活用のアイテムとして考え過ぎない方がいいですね。