日本でTask-based Language Teaching (TBLT) は可能か

私的メモ。
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僕が書いた下のブログ記事でtask-based language teachingについての論文をレビューしたのですが、それに関してのコメントとそれに続く@uranoken先生と@clochester1123先生のやりとり。


Ken Urano @uranoken

@tam07pb915 タムタムのブログ開けないんだけど。

2012-11-01 14:38:40
Ken Urano @uranoken

@tam07pb915 開けた。明示的知識が暗示的知識に変化するというメカニズムをきちんと説明、実証できた研究が(少)ないことと、最終目標は暗示的知識の習得であるということを踏まえると、PPPには無理があるという結論になる。つづく

2012-11-01 14:57:02
Ken Urano @uranoken

@tam07pb915 日本でTBLTがうまくいかないと主張する人の多くは、教科書、学習指導要領、入試といった周辺的な要因を挙げるけど、それはTBLTの問題ではない。そういう人には「じゃあそういう障壁を取り除けばTBLTでいいってことだね?」と聞き返してあげればよい。つづく。

2012-11-01 14:58:27
Ken Urano @uranoken

@tam07pb915 検定教科書、入試、学習指導要領のない大学の英語教育ではTBLTは可能だと思うし、やってる人もいるでしょう。EFLだからなんていうのは理由にならん。TBLTが盛んなのはEFL国ばかりだから。

2012-11-01 15:00:08
taku @colchester1123

ブログ読まずに書きますが、TBLTって実際にやろうとすると、かなり色々なことを考えないと活動して終わりになるように思います。日本では和泉先生の本にも書かれているような、Task supportedな考えでもいいんじゃないかなと僕は思っています。

2012-11-01 15:04:25
Ken Urano @uranoken

@colchester1123 だって活動して終わりでオッケーなんだもん。活動の中で英語をたくさん使ってればという前提での話だけど。

2012-11-01 15:05:33
taku @colchester1123

@uranoken 英語を使っていればのところがポイントですね。テキトーにタスクもどきの活動をさせて学習者のインタラクションを観察してみると、程度の差はありますが、ほとんどが教師の意図するレベルのやり取りはできていないと思うんです。それでよしとは中々言えないような。。

2012-11-01 15:08:14
taku @colchester1123

ただ、僕はタスク自体には可能性があると思うし、タスクがダメとは思っていないです。タスクの前後を含めてどのような指導をするのか、そしてどんなタスクをするのかを吟味すれば知識構築と運用能力育成の二つを狙うことができなくはないかなと思います。

2012-11-01 15:11:05
Ken Urano @uranoken

@colchester1123 敢えて極端な言い方をすると、理論的にTBLTではそれでもOKということになりえます。TBLTでは本来ニーズ調査に基づく明確なtarget taskが設定されるはずで、その上で用意されたpedagogic taskを遂行できるなら、(つづく)

2012-11-01 15:13:53
Ken Urano @uranoken

@colchester1123 (承前)それはつまりそのタスク遂行に必要なコミュニケーション能力があるということになります。たとえば「空港のお店で免税品の香水を買う」がtarget taskなら、英語が適当であっても必要な物が買えればそれでOK。(つづく)

2012-11-01 15:16:08
Ken Urano @uranoken

@colchester1123 (承前)そこに正確さ云々といった指標は入り込みません。日本の中高でTBLTがなじまないとすれば、それはtarget taskをきちんと設定することが難しいから、何をやっても(言い方は悪いけど)おままごとみたいになってしまう点にあるのでは。(つづく)

2012-11-01 15:17:28
Ken Urano @uranoken

@colchester1123 (承前)だから、ほんとに英語を必要としている人にとってこそTBLTは有効なんだろうなと思います。日本でそれをやろうとすると大学ぐらいしかないのかなぁ。

2012-11-01 15:18:15
Ken Urano @uranoken

以上、連続ツイート失礼しました。

2012-11-01 15:18:22
taku @colchester1123

@uranoken ご指摘おっしゃるとおりです。中はまだしも高で行うとおままごとになりますね。authenticなタスクを行おうとしても、その環境を用意することが難しい。加えて言いたくはないですが、入試との兼ね合い。(続く)

2012-11-01 15:21:53
taku @colchester1123

@uranoken 入試との兼ね合いについては中身の是非はおいておいてもface valueというか、face validityというか、その点に於いて抵抗がある教師、生徒も多いみたいですね。あとは先ほども書きましたけど、教師側の準備の大変さがありそうです。

2012-11-01 15:23:37
Ken Urano @uranoken

@myyyyk ニーズ調査は学習者を対象にやってもダメですね。就職希望の業種が決まっていれば、そこを対象に行うしかないです。

2012-11-01 15:25:05
Ken Urano @uranoken

ニーズ調査の方法論についてはこの本の第1章がオススメです。Long, M. H. (Ed.) (2005). Second language needs analysis. CUP. http://t.co/WU0ryxP1

2012-11-01 15:27:05
Ken Urano @uranoken

おっ、この本Kindle版で出てるじゃん。自炊しなくて済む。 RT Second Language Needs Analysis (Cambridge Applied Linguistics) Michael H. Long http://t.co/agHz0Rpi

2012-11-01 15:30:00