【電子書籍】InDesign必須時代の到来とTRPGが歩んだ道
@azukiglg エアの組版もInDesignでやっていたみたいなのですが、僕はちっともその辺りの苦労を理解しておらず。。。
2010-08-07 14:35:08@AiRlogue そういう機能があっても知らなかったオペレータのほうが多数派かもしれません。電子書籍の黒船wが来るまで、ePubフォーマットの存在そのものが日本ではほとんど知られていなかったわけですし。
2010-08-07 14:47:06@AiRlogue InDesignのePubがInDesignCS5になると『電子雑誌生成機能』が実装されるというアナウンスがあったので導入を検討中です。どの程度使える機能なのかは見てみたいところ。でもePubは利用できるフォントを減らす、専用デザインにするなどの制限が多くて。
2010-08-07 14:49:30@AiRlogue 折を見て何種類かのePub出力を試していますが、最低でもiBookで滞りなく管理できるようなところまでは、まだ辿り着けていません(´・ω・`)(ファイルサイズが無駄に大きくなってしまうのは、たぶんフォントのせい)
2010-08-07 14:51:09「紙の本は売れないが、より廉価な電子書籍だったら売れるというのは、全く根拠のない幻想である。売れない本は安くしても売れないのが現実ではないか」 http://bit.ly/9Pw7YL
2010-08-07 14:55:22身も蓋もない、そして耳に痛い話でもあって、本が売れないのは高いからってだけじゃないという指摘。「TRPGが売れないのは1セットが高いからだ!」と、玩具流通で三千円のルールブックを書籍流通で五百円にしたら、結果的に業界収益がしぼんでTRPGメーカーが次々に倒れていったのを思い出す
2010-08-07 14:57:27@azukiglg アレはコミュニケーションがメインのゲームでもあるし、その点かなぁ?面白いとは思うけど時間作るのが大変だった。
2010-08-07 14:58:53では逆に「内容さえよければ見栄えなど関係なく売れる」のかというと、日本に限ればそういうことはない、と八百屋の店頭で思うw わかってる人は露地物曲がり胡瓜二等品を買うけど、大多数の人はスーパーでまっすぐな胡瓜を選ぶ。
2010-08-07 14:59:04見栄え=レイアウトは電子書籍にあっても非常に重要な要素だけど、コンテンツだけを作っている人には、その縁の下の最重要要素が軽視されがち。見栄えと内容をセットで考えられる作家は、日本ではまだ京極さんくらいなのではなかろうか(´・ω・`)
2010-08-07 15:00:24となれば、作家本人が電子書籍を直販するに当たって、全部一人でやろうとするwならレイアウトの知識とセンスとスキルも問われることになるんじゃないかと思うのだけど、少なくともあと3年5年くらいで「作家の基本スキルはコンテンツ作成とデザインセンス&スキル」とはならないと思うし。
2010-08-07 15:01:52京極メソッドは電子組版に向かう中では理想中の理想だけど(作家にとって)、実現するには二つ以上(できれば三つ以上)の才能とスキルが求められるハードルの高いものかもしれないなあ、とちょっと思うのだった。
2010-08-07 15:02:56でも、いずれ電子書籍や電子組版が「作家当人の必須スキル」になるという未来(水平分業が整理されて、作家当人が組版までするのが当たり前になる未来)が来るとしたら、京極メソッドの実現は作家に求められる最低限のスキル、という日が来る気がする。
2010-08-07 15:04:30例えば今、恐怖箱作家の皆さん、超-1応募者の皆さんに、「原稿・応募作品は全て.inddファイルで下さい」と言ったら、半数どころか生き残る人はゼロだと思うw でもどこかの未来では「作品納品、作品募集は.inddでのみ受け付けます」というのが来る日があるかもしれない。
2010-08-07 15:05:45まあ……InDesign=業務用組版ソフトなので、個人が買うにはまだまだお高いですよ、というのはある。が、同じ業務用レタッチソフトであったPhotoshopをホビーユースで所有する個人などイマドキ珍しくないことを考えれば、InDesignがホビーユースになる日も来るのかも。
2010-08-07 15:06:41@azukiglg それと同時に端末かしら?最低限、アンドロイドにしろLinuxにしろ日本語入力環境とか改善した端末でないと普及しないと思うの。個人的にはVineとかベースでGoogleIME搭載かWnn商業版コミで扱いやすい端末が理想だと思うのよ。ビューワだけでは売れん。
2010-08-07 15:07:42そうなったら、「InDesignのオペレーションができます」というのは特権的優越性wなどではなくなって、「携帯電話でメールが書けます」というのと同程度くらいの普遍的なスキルになるのかもしれない。
2010-08-07 15:07:49最も、「メールを書ける」と「メールでいい文章が書ける」には大きな開きがあるので、やはりソフトを使いこなすスキルと、使いこなした上で製品として耐えうる見栄えを作る才能とは求められるし、それと作品執筆の両方に才能を発揮できるデュアルスキルは未来になっても少数派なのかも。ぽこぺん。
2010-08-07 15:09:31そんなわけで、「出版社を飛ばして電子書籍で一山当てる」というのを夢見てる人は、最低でもInDesignオペレーションのスキルは必須ですよ、という話。InDesignは定価で93240円。Amazonで78584円。ホビーユースではまだたじろぐ値段。
2010-08-07 15:13:27電子書籍にあって、「レイアウトは読者が自由に選べるのだから読者任せにして、提供元は読者を束縛しなければいいではないか」という考え方があるが、それは「全ての読者が提供元と同じくらいデザインセンスに長けていて、自分なりの工夫をする」という、提供者側からの過大評価かもしれない。
2010-08-07 15:15:33たぶん、大多数の読者は提供されたものが最適化されたもの、と解釈して、与えられたテンプレ通りに見ると思う。餅は餅屋。レイアウト表現に制限が加わるのは「電子書籍だから仕方がない」とするなら、紙の本に一日の長があり、電子書籍がまだ追いつけないのはそこ、ということになる。
2010-08-07 15:17:21欧米なら話は別wでも、日本人ほど「見栄え」とか僅かな歪み、出っ張り、はみ出し、不揃いとかにこだわる国民性はないよ、とw コンマ何ミリの不揃いでも肉眼で見分けて「歪んでます。気になります」っていう神経質さに対応できないと、電子書籍はまだまだだ、って言われかねないw
2010-08-07 15:18:50@PCengineerX TRPG専門誌の副編をやってたことがあるんですが、ルールブックを売り尽くすと商売が終わっちゃうので新しいルールブックを次々に出していったら、マスター&プレイヤーが付いてこれなくなった……という焼畑農業がいけなかったのでは、と今は思います。
2010-08-07 15:21:25@PCengineerX そして商材の大部分はルールブックからリプレイ集になり、リプレイ集のマーケットはそのまま現在のラノベ(第二期以降の)になったんじゃないかなあ、と。また、作品世界で遊ぶというTRPGはルールと小道具が整理されてカードゲームになりまして。
2010-08-07 15:22:30@PCengineerX ブシロード辺りが出してる路線がそうですが、ルールブックが行き渡ると商売が終わるTRPGよりも、追加カードを売り続けることができるカードゲームのほうが商売としては洗練されていた。結果的にプリミティブなTRPGの市場占有率が下がった。
2010-08-07 15:23:25@PCengineerX さらには可処分時間/可処分資産の細分化の問題もあって、1ゲームに半日以上掛かるTRPGよりは、十数分で1ゲームが終わり(その気になればもっと長時間もできる)、カード買い増し単価も安いカードゲームのほうが主流になったのは納得いくところ。
2010-08-07 15:24:40