ライトノベルの表紙によくある「白背景+人物単体」について
時雨沢さんたちが写真の話してるのでふと思い出した。ファッション写真界の大家にリチャード・アヴェドンという人がいて、彼が確立したポートレイト(人物写真)の手法に「白い背景に人物を正面から撮影する」というものがある。
2010-08-08 03:58:53この「白背景+人物単体」というポートレイトは「その人物(キャラクター)そのものを浮き上がらせ印象づける」ことに関して非常に高い効果を持っており、だから広告やファッションの分野などでは割とスタンダードな手法になっています。
2010-08-08 04:03:46で、ここまで書くと気付く方も多いと思いますが、ライトノベルや漫画の表紙においてこの「白背景+人物単体」が多いのも、恐らくはこの流れの延長線上にあります(最初に発案した人がアヴェドンを意識していたかどうかは問題でなく、キャラを印象づけようとした結果の必然として)。
2010-08-08 04:11:58特に二次元キャラは、俳優やモデルと同程度もしくはそれ以上の「個性」を持っていますから、コマーシャル的な効果を引き出しやすくもあります。キャラがモデル、タイトルロゴがブランド名の「広告」として表紙が機能する感じですね。
2010-08-08 04:14:40まーつまり何が言いたいかって、白背景+キャラの表紙デザインって実は非常に難しくて、デザイナーさんはけっこう頑張ってくれてるんですよという話。
2010-08-08 04:23:29もちろん「キャラを印象づけるための手法」は白背景ひとつだけではないし流行り廃りというのもありますから、今後こういうのが増えるか減るかっていうのはまったくの別問題です。あと白背景はすべてコマーシャル的手法になるっていう訳でもないので、まあ一例として。
2010-08-08 04:37:32もちろん「キャラを印象づけるための手法」は白背景ひとつだけではないし流行り廃りというのもありますから、今後こういうのが増えるか減るかっていうのはまったくの別問題です。あと白背景はすべてコマーシャル的手法になるっていう訳でもないので、まあ一例として。
2010-08-08 04:37:32白い背景にキャラだけ表紙となると、『ブギーポップは笑わない』を挙げずにはいられない。あの表紙のインパクトは凄かった(2人が重なり合っている)。表紙とタイトルで買った本が、やがて自分を電撃の投稿へと向かわせるとは。当時の私はむろん知らない。
2010-08-08 04:19:39