『絆』が『いじめ』を助長している

小田嶋隆 @tako_ashi

いじめは、「徒党」の副作用として顕現する。言い換えれば、「徒党」ないしは「絆」に入れない人間がいじめられる。そんなわけで、「いじめ撲滅のための集団行動」や「いじめを許さない地域社会の絆の再構築」は、いじめを助長する可能性があると思うのですがどうでしょうか。

botanical life ふじやま @life_botanical

@tako_ashi 激しく同感します。今のいじめを無くそうということだけを強調する風潮はかえっていじめを助長します。

YOKOZAWA Akito @yokozie

@tako_ashi いじめは徒党(縄張り意識)? とつるむ、と実感。数名の仲良しなら、そゆのはない。転校先で思い知った。妙に差別され厚遇されたり、気紛れだ。一貫性に欠けている、そのくせ校則には従う。よく私は反則や抗議をした^^;

シバヘイズ @world420

小中学校のいじめの件数が、今年4月からの半年間で既に去年の2倍以上に増えている。この調子でいくと昨年の4倍に増える事になる。いきなり4倍増はただ事ではない。 http://t.co/85OvG7yH いじめ:半年で14万件　文科省全国調査

小田嶋隆 @tako_ashi

いじめが激増しているという調査結果は、データの取り方の問題もあるのだろうが、昨年来盛大に展開された「絆」キャンペーンの副作用だという気がしますよ。

小田嶋隆 @tako_ashi

「絆」に向かないタイプの人間がいます。私自身どちらかといえばそっちの方です。で、そのわれわれは「絆」に加わらないからということで、ときに、いじめの標的になります。慰安旅行に欠席を申し出た時の先輩社員たちの反応を思い出すと、いまでも気持ちが暗くなるですよ。

小田嶋隆 @tako_ashi

「みんなが一緒でないといけない」「クラスがひとつの心にならないといけない」という「絆」の精神が、そこから外れた人間に対するいじめを正当化しているわけで、そういう意味からすると、「絆」と「いじめ」は同じ運動の別の側面だと言ってもかごの鳥ですよ。

シバヘイズ @world420

「絆」とは、本来は犬や馬などの「家畜を木につないでおくための綱」のことで、しがらみ、呪縛、束縛の意味で使われていた。最近は「人と人との結びつき」などの意味で使われてはいるが、実際に機能しているのは本来の意味である「家畜の束縛」という作用だ。

シバヘイズ @world420

いじめは「絆」が生みだす。人々は「徒党」を組むと、もしくは「集団」や「組織」になると、「みんな」の為だといって掟をつくりだし、お互いを同志だと思わせながら、実は監視しあう。そして「掟」に従わぬものは村八分にする。それが「絆」の正体だ。 http://t.co/dUOkjkyn