ssgt_940815さんの続・海兵隊四方山話

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Ana Moreno @buckima

来年から女性海兵隊員の体力検定が変わる。ぶら下がりから懸垂に変更。 RT @Amy_Forsythe: CHANGE TO PHYSICAL FITNESS TEST The Official USMC Public Website http://t.co/OgwT6DXm

2012-11-27 23:26:14
SSGT @SSGT_940815

満点何回? @buckima: 来年から女性海兵隊員の体力検定が変わる。ぶら下がりから懸垂に変更。 RT http://t.co/kuO7463e

2012-11-27 23:32:34
Ana Moreno @buckima

来年から女性海兵隊員の体力検定が変わります。ぶら下がりから懸垂に変更。腹筋と3マイル(5キロ)の駆け足は変化無し。女性の新しい基準は懸垂最低3回、最高8回。因みに男子は最低3回、最高20回です。 http://t.co/iy9JB4o6

2012-11-28 18:02:12
SSGT @SSGT_940815

四方山話続き ‐ 入隊契約を結んだらプールプログラムに入れられると以前書いたが、最初は仮置でしかない。というのも入隊手続き完了には身体検査が必須であるからだ。身体検査は地区ごとのMEPS(Military Entry Processing Station)で行われる。

2012-11-29 13:34:36
SSGT @SSGT_940815

MEPSでの身体検査は聴力、視力、色盲、関節の可動性、内臓検査など多岐に渡る検査が一日がかりで行われる。極度の弱視や心臓異常を抱えてる者や、土踏まずが構成されていない扁平足も入隊失格の原因となります。

2012-11-29 13:42:37
SSGT @SSGT_940815

身体検査が終わってからはプールプログラムにて講習を受けたりする以外にも入隊後の職種決定に必要なテストなども受ける。これは希望職種によって異なるが俺は外国語習得能力を評価するDLAB(Defense Language Aptitude Battery)を受けさせられた。

2012-11-29 13:50:39
SSGT @SSGT_940815

身体検査も合格し、希望職種が得られて本契約も交わしたら、あとはプール事業に参加しながら基礎訓練への出発日を待つだけ。プール事業では軍に関する講習や身体訓練以外にも海軍や陸軍の入隊待ちプーリーと軍対抗ソフトボール大会をやったりもする。

2012-11-29 14:00:19
SSGT @SSGT_940815

これまでの四方山話はコチラ: http://t.co/8XbJGBmQ

2012-11-29 14:05:52
SSGT @SSGT_940815

(続・四方山話) 多くの新兵候補は高校を卒業して数日から一週間後の6月に基礎訓練に向かう。ではプールプログラムや身体検査はいつしたのかというと前年の9月から翌年の6月、高校に行く傍、週末などに行っている。

2012-12-07 08:26:49
SSGT @SSGT_940815

(続・四方山話)日本では考えられないが、アメリカでは3ヶ月に一度ほど軍の募兵官が市内の高校を訪れ、生徒達の質問に答えたりする。昼休みにクラスから出てくると学校の中庭に制服姿の軍人が立ってたりする。時には空軍であったり、時には陸軍で、もちろん海軍や海兵隊も来る。

2012-12-07 08:29:49
SSGT @SSGT_940815

アメリカの法律上募兵官が募兵活動を行えるのは高校4年(日本の高3)かそれ以上だけなので、学校に来る募兵官も相手が高3かそれ以下の場合、質問に答えるが愛想が悪い…高4になった途端態度がガラッと変わるし^^;

2012-12-07 08:34:46
SSGT @SSGT_940815

基礎訓練での訓練は二週間毎に開始されており、第一、第二、第三大隊が順に行う。つまり、今週第一大隊A中隊が訓練を開始したらば、二週間後に第二大隊E中隊が訓練を開始し、そのさらに二週間後に第三大隊I中隊が訓練を開始、その後第一大隊B中隊が訓練開始という流れである。

2012-12-07 08:44:01
SSGT @SSGT_940815

契約締結時に基礎訓練出発希望時期を募兵官に伝え、募兵官はこの時期に近い出発日の確保に努める。全国の募兵官が一定数の空席を争っているので、必ずしも自分の希望時期に行けるとは限らない。

2012-12-07 08:48:58
SSGT @SSGT_940815

一個訓練小隊の構成人数は季節によって異なるが、最大定員数は約100人 − つまり、全国の募兵官が1200の空席を争っていることになる。自分の募兵官が席を確保できる前に全て埋まると基礎訓練に出発できるのは早くても二週間後になる。よって、希望時期が6月でも出発が7月になることもある。

2012-12-07 08:50:20
SSGT @SSGT_940815

出発日の競争率が一番高いのは6月と7月。というのもアメリカでは高校の卒業が5月下旬から6月半ばなので、高校生が一斉に卒業し早速基礎訓練に向かおうとするから。反対に一番競争率が低いのが12月頃。アメリカでクリスマスは家族と過ごすものなので誰もそんな時期を基礎訓練で過ごしたがらない。

2012-12-07 09:06:48
SSGT @SSGT_940815

そんな事情もあり、訓練小隊の構成人数は時期によって異なる。6月、7月であれば多い時で一個小隊120人の場合も珍しくない。反対にクリスマス前後の冬であれば25人しかいない場合もあると元教官の友人から聞いたことがある。

2012-12-07 09:10:04
SSGT @SSGT_940815

但し、120人で訓練を始めても訓練についていけない者、ケガ人等の諸事情により、卒業するのは90人から100人程度。ケガをした場合、MRP(Medical Rehabilitation Platoon (医療リハビリ小隊))に落とされる。

2012-12-07 09:28:00
SSGT @SSGT_940815

他にも体力的についていけないもの、デブで減量が必要な者もPCP(Physical Conditioning Platoon(身体調節小隊))に落とされる。デブが多いので揶揄してPork Chop Platoon(ポークステーキ小隊)と呼ばれることが多い ^^;

2012-12-07 09:31:12
SSGT @SSGT_940815

俺の訓練小隊も開始時は108人だったが卒業したのは確か83人。しかもその中にはMRPやPCPから拾った途中加入者もいるので初日から卒業までやり通したのは108人中75人ぐらい。俺と同じ街から一緒に訓練に行った奴でも2人ケガでMRPに落ちた。

2012-12-07 09:31:55
SSGT @SSGT_940815

募兵官としては高校を卒業したらなるべく早く基礎訓練に行って欲しい。というのも募兵官には募兵ノルマがあり、募兵した者が基礎訓練を卒業して始めて成績に反映される。高校を卒業してから時間を与えすぎると相手は10代の若者−友達と悪さをして入隊取り消しになりかねないのを募兵官は怖れている。

2012-12-07 10:49:11
SSGT @SSGT_940815

さて、いよいよ出発日。出発日には募兵官が家まで迎えに来る。理由は様々だが、親、家族と涙の別れになることが多く、公の場より家の方がプライバシーがあってお互いに楽というのは大きな理由だろう。持ち物は − 換えの下着一式、歯ブラシ、運動靴と現金$10ほど。聖書やコーランなども持参可能。

2012-12-07 10:56:14
SSGT @SSGT_940815

出発日に訓練施設まで直行するのではなく、書類の最終チェック、勤務記録書の作成などの為に地元のモーテルに集められて一泊する。とてつもない不安を抱えた知らないもの同士が集まってるので、モーテルは異様な空気に包まれる。書類等に問題が無ければ翌朝地元の空港まで移動して訓練施設に向う。

2012-12-07 11:03:19
SSGT @SSGT_940815

アメリカというより軍の文化ですね。品や風情よりもぶしつけなくらいの率直さを重んじる組織ですから。@inocchi06: @SSGT_940815 なんて身も蓋もない名称…さすがアメリカ

2012-12-07 11:09:18
SSGT @SSGT_940815

訓練施設のある空港(俺の場合はサンディエゴ)に着いた後に向う集合場所を伝えたら募兵官は帰り、新兵候補だけが残される。ゲーム機も電話も、本も何もない状態。静かに空港で自分たちのフライとまでひたすら待つ。目的地に着いたら集合場所に行き、幾多もの州から来たやつとまた待つ。

2012-12-07 11:14:43