そう言えば民族派右翼の大物で、歴代自民党の政策顧問を務めていた故川内康範先生は絶対的平和主義者であり、右翼の集会で天皇の戦争責任を唱え、憲法9条改正反対論者だった。
2012-12-15 22:56:19[承前]私は川内先生にインタビューしたとき、この事実を知って驚愕した。戦時中本土決戦に備えて東京のヤクザを集めてゲリラ部隊を組織、戦後、戦没者の遺骨収拾活動に邁進し特攻隊の遺書を元にした芝居をGHQに認めさせ上演した先生だが、その生涯は右翼・左翼のカテゴリーに収まる人ではない。
2012-12-15 23:06:57[承前]晩年の川内先生は病魔と戦いつつ自民党総裁に提言し続けた。最後に先生がマスコミに姿を現したのは、森進一「おふくろさん」騒動ではない。亡くなる数ヶ月前、当時の福田康夫首相に「物申す」為、自民党本部に車椅子で乗り込む姿だった。川内先生は、康夫の父・福田赳夫元首相の親友だった。
2012-12-15 23:18:09@kentaro666 所謂右翼の方の行動原理って、天皇陛下の御心の実現だと考えてていいのかしら。今上天皇は、今の憲法につき、例えば自民党の案みたく変えたり、また天皇の地位をいじったりしたいと思っておられるかなあ…。
2012-12-15 23:05:42@kentaro666 アナクロと規定されてしまいかねない川内氏の行動がポスト冷戦時代を先取りしていたことに皮肉を感じます。
2012-12-15 23:08:51大日本愛国党の赤尾敏党首も、ほぼそのような主張だった記憶が。RT @kentaro666: そう言えば民族派右翼の大物で、歴代自民党の政策顧問を務めていた故川内康範先生は絶対的平和主義者であり、右翼の集会で天皇の戦争責任を唱え、憲法9条改正反対論者だった。
2012-12-15 23:15:09@kentaro666 レインボーマンって、日の丸背負って日本を守る為に戦うヒーローですけれど、決して排他的ではなく、人種や民族を超えた愛の戦士であり、かつ死ね死ね団の首領は、戦時中に日本軍に家族を殺害されて拷問された白人なんですよね……。
2012-12-15 23:24:33@kentaro666 川内康範にしても田中清玄にしても赤尾敏にしろ絶対反戦、天皇の戦争責任問うてるんですよね‥。むしろ彼らがいなくなってから右翼も変わったのかも。
2012-12-15 23:24:34(1)「箆棒な人々」に収録した川内康範インタビューに私が書いたあとがき「偉大なる矛盾の人き」より。《ドラマやマンガの世界ではなく、現実に生きて呼吸すtる「正義の味方」を、僕は初めて見た。この正義の使徒は、偉大なる矛盾の人でもあった。(続く)
2012-12-15 23:45:03(2)愛と平和を説き、みずからの信念で軍隊をも脱走した川内氏は、同時に喧嘩相手は徹底的に叩きのメス「修羅の人」でもあるのだ。しかし、これは矛盾なのか? 氏は、自身の生み出した戦後最大のキャラクターである「月光仮面]を、「正義ではない」という。あくまでも「正義の味方」なのだと。
2012-12-15 23:50:28(3)人間は、けっして正義にはなれない。それは人間が本質的に矛盾した存在だからである。ゆえに矛盾は恥ずべきものではない。が、矛盾の自覚なき者は愚かしい。川内氏が「おれは俗徒だ。雑犬なんだよ」と韜晦するとき、そこにはこういう自覚があるのではないだろうか。
2012-12-15 23:53:36(4)そう語る氏の眼は、どこまでも優しかった。政治意識皆無の僕のような存在は、川内氏にとって、あるいはよき理解者たりえないかもしれない。だが氏はq、そんな僕にもありのままの自分を曝け出す。とことん自分に正直な人なのだ。
2012-12-15 23:55:46(5)現代における「正義の味方」を、ドン・キホーテ的と見なす人がいるかもしれない。だが、考えてもみてほしい。ドン・キホーテは人を嗤わせるのではない。感動させるのだ。》
2012-12-15 23:58:25これは初耳! RT @kentaro666: そう言えば民族派右翼の大物で、歴代自民党の政策顧問を務めていた故川内康範先生は絶対的平和主義者であり、右翼の集会で天皇の戦争責任を唱え、憲法9条改正反対論者だった。
2012-12-16 01:12:44@doshamesha 川内先生は、横須賀海兵団時代、度重なる上官の暴行を受けて入院、除隊したのです。それを先生は軍隊から逃げたと言っているのです。その直後、同期の戦友は全員南方に送られて玉砕したのです。この痛恨の体験による贖罪意識から、先生は反戦右翼になったのです。
2012-12-16 01:28:00@kentaro666 そうだったのですね、はじめて知りました。それほど詳しい訳ではありませんが氏の作品に感じる愛国心と救済の心はそのようなところからきているのかと思いました。無知を晒すようですが、反戦右翼という言葉も初耳でありました。有難うございます。
2012-12-16 01:57:36