東北大学における科学論と現象学の研究伝統
[memo] 野家啓一 (2005) 東北大学における科学論と現象学の研究伝統 http://t.co/PYDwS2n4
2012-12-15 17:24:46[memo] 野家(2005):東北大学における文理融合型研究の伝統。科学論・現象学関連は理学部・科学概論→国際文化研究科・技術教育論、旧教養部・自然科学概論,文学部・哲学。大正期から理学部と法文学部が学術上・人事上に密接。 http://t.co/9L1wRxHz
2012-12-16 10:41:03[memo] 野家(2005):湯川自叙伝「旅人」。当初哲学に関心を持ったが、田辺元「科学概論」「最近の自然科学」の量子論の記述や石原純の一般向け相対論関連著作の影響で物理を志す。
2012-12-16 10:44:32[memo]野家(2005): 科学概論担当者(東北大・理→法文)。高橋里美 http://t.co/ztF1bZMP 三宅 剛一 http://t.co/KSaqAHpp その後理学には数学基礎論・物理学史研究者が配属。
2012-12-16 10:48:51[memo] 野家(2005)教養・自然科学概論は哲学・物理学・生物学の他、日本史等の教員も参画。月例「科学談話会」の学際性を反映。談話会後継は科学史学会東北支部例会。 http://t.co/9L1wRxHz
2012-12-16 10:53:42[memo]野家(2005)大綱化以降は科学論研究は国際文化研究科・科学技術交流論へ。現象学は高橋里美(1925-28年)と三宅剛一がフライブルクでフッサールの指導を得、日本に導入した。 http://t.co/KSaqAHpp
2012-12-16 10:57:02[memo]野家(2005)三宅フライブルク留学当時はハイデガー「存在と時間」出版(1927)直後。外国人教員制度を利用してオイゲン・ヘリゲル(新カント派)とカール・レーヴィット(ハイデガーの弟子、ユダヤ人)が最先端のドイツ哲学を伝えた。 http://t.co/9L1wRxHz
2012-12-16 11:02:00[memo]野家(2005)実存哲学の伝統は三宅三羽烏(滝浦静夫・木田元・新田義弘)1960-80年代に現象学ルネッサンスをもたらす。 http://t.co/9L1wRxHz
2012-12-16 11:06:17[memo]野家(2005) 理学部の科学概論は共通講座で不安定だったが、かえってさまざまな人が出入りし学際的な雰囲気ができた。科学論は東北大でけっして主流ではないが人材育成を細々と続けてきて各部局の連携に現在もつながっている。 http://t.co/9L1wRxHz
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