巨匠バーンスタイン/クラシックのオーケストラにおける指揮者の能力とは
今年も残り僅か。来年、2013年の東京文化会館の年初めは、1/3(木)15時~の「東京文化会館≪響きの森≫vol.32 ニューイヤーコンサート2013」。当日、指揮とピアノ演奏を務める大植英次氏のインタビューが当館HPに掲載されました。→http://t.co/zzDpY0UE
2012-12-19 15:43:28雑誌『音楽現代』1998.7号には大植英次氏へのインタビューが掲載されています(特集「巨匠バーンスタインのメッセージ」)。そのなかから、バーンスタインとの出会いに関するエピソードをご紹介します☆ 大植氏とバーンスタインとの出会いは1978年8月のタングルウッド音楽祭。
2012-12-19 15:47:50大植氏がピアノを弾いていると、白髪頭で髭を生やした「じいさん」が煙草をぷかぷか吸いながら「よくやるね」と話しかけてきたそうです。なんかうるさいのが来たな、と思っていた大植氏は「ちょっと出て下さい」と背中を押します。その「じいさん」こそ、バーンスタインその人だったのでした。
2012-12-19 15:48:43その後、大植氏はバーンスタインのレッスンに出席。チャイコフスキー「交響曲第4番」を振ると、バーンスタインは「こんな運命が地獄から立ち上がってくるようなすごい迫力の演奏は見たことがない」と立ち上がりますが、同時に「この曲を最後までやったことある?」と訊ねたとか。
2012-12-19 15:49:42「まだないです」とカタコトで答えた大植氏に、バーンスタインは「このまま全曲いったら、終わる前に(力尽きて)君死んじゃうよ」と笑って手本を見せたそうです。バーンスタインの指揮を目の当たりにした大植氏、「ピアノの音量が僕の倍鳴るんです。弾いてる本人たちですら驚いてるわけですよ」。
2012-12-19 15:51:36大植氏の指揮によるCDをご紹介☆→CD「ヴァレンティの夢~ドミニク・アージェント作品集」<3C3.74>演奏:ミネソタ管弦楽団、録音:1999。http://t.co/EjUmUtl2 このCDではありませんが、同じくアージェントの作品を取り上げたCDではグラミー賞も受賞。
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