35歳の男性にデートでサイゼリ"ヤ"に連れて行かれた女性のtogetterまとめが何故炎上したか

TokimekiSuppliさんの"35歳の男に初デートでサイゼリアに連れて行かれたでござる"というtogetterまとめがコメント欄、はてブでも叩かれています。単なるガールズトークなのになぜこれほど叩かれるのか（炎上するのか）、以下の通り召喚されたので、釣り針（炎上ポイント）を解説してみました。

本編

釣り針解説："近くのイケメン店員を探して会いにいく無料スマホアプリ「イケメン店員MAP 札幌」の首謀者"であることが第一の釣り針。"近くの美女を探して会いにいく無料スマホアプリ「美女店員MAP 五反田」"を仮に男性が作ったとすればかなりの顰蹙を買うはずです。

釣り針解説："サイゼリア"ではなく"サイゼリヤ"が正式名称です。

※サイゼリ"ア"と間違えがちな方は、Saizeriyaという英語表記？の社名を頭に思い浮かべて発音されるといいかも。本場のイタリア語風に正しく発音したい！と思う人はいるでしょうが、Saizeriyaはイタリア語辞書に掲載されておらず、イタリア語ではYは通常単語に使用されませんから、イタリア語での正しい発音は存在しないはずです。

なお、Saizeriyaという社名は、譲り受けた元の"洋食店"に由来するものです。イタリア語でも、ラテン語でも、英語でもどの辞書にも存在しない、この謎の単語がどうやって誕生したかは、こちらの考察が勉強になります。（「サイゼリヤ」の由来について、僕が至った結論: 他人の不幸は蜜の味）

どうでもいいですが、年齢が高めの方は、2003年に倒産した新興産業のCM「パッとサイデリア」が頭に残っていて、つい"ア"と言ってしまうのかもしれません。Generation gapととらえるのもそれはそれで面白いですよね。

釣り針解説："「マジかよ？！」"←このマジかよはサイゼリヤをバカにしているわけではありません。「おいしいイタリアン」と言われて、わざわざ札幌から新さっぽろに移動させられたのに、そのお店がサイゼリヤであったことからの「マジかよ」です。例えば、神戸から新神戸、横浜から新横浜への移動を想像してみてください。札幌と新さっぽろ間と同じく、移動時間10分、移動距離10kmぐらいですが、現地に住んでいる方ならご存知の通り、神戸、横浜の方が新シリーズよりお店のバラエティは豊富です。札幌と新さっぽろはそういう関係だと思ってください。

※新さっぽろ、新神戸、新横浜在住の方ごめんなさい。

釣り針解説："まだまだあるんですよ黒歴史"←ここまでの流れでは、ご本人ではなく、元彼の黒歴史を書いているように読めてしまいます。ご本人のtweetを前後確認すれば分かるとおり「まだまだあるんですよ（自分がダメンズウォーカーであった）黒歴史」というのが正しい解釈です。

釣り針解説："35歳で実家住まいの男性は間違いなく何かのフラグ立ってるって学びました"←多くの男性を敵に回した発言はこれです。"35歳で実家住まいの女性は間違いなく何かのフラグ立ってるって学びました"であればどのような印象を抱くでしょうか。ちなみに、この男性は元々は東京で働かれていて、当時フリーター状態で低収入だったからたまたま実家住まいだったのであって、そのような状況で高コストな一人暮らしをしていたとしたら、それはそれで違うフラグが立ちそうな気もします。

釣り針解説："えー☆じゃあ調子に乗って少々続けますー。"←30代の女性が公に☆を語尾につけるのは幼稚だと思われます。

釣り針解説："サイゼリアまで往復JR移動無双でさすがに腹を立ててテンションだだ下がりしてたら"←繰り返しですが、札幌から新さっぽろまでわざわざ電車に乗ってサイゼリヤまで行き、また新さっぽろから札幌まで戻ってきたわけです。「こんなことで腹を立てるな」と思う人は、横浜から新横浜まで、「おいしいイタリアンがある」と連れられて行かれたのが『サイゼリヤ 新横浜アリーナ通り店』だったらと想像してみてください。その後、何事もなく新横浜から横浜に戻ってデートが続くのです。腹が立ちませんか？

※サイゼリヤ 新横浜アリーナ通り店さん、ごめんなさい。

釣り針解説："あああああ、どうしよう、どうしよう私！！！"←どうしようと混乱しているにも関わらず、彼の発言を正確に（若干誇張して）描写しているのが、わざとらしさを感じさせてしまいます。

釣り針解説："「あー、あの、そろそろ帰りたいなー。なんて☆」"←☆。