今更ながら食品新基準値の算定について考えてみた…

・新基準値ぎりぎりの食品を毎日摂取しても経口摂取による年間被ばく量が1mSvに満たないのはなぜ? ・ちなみに新基準値は、半減期1年以上の放射性物質が対象で、「飲料水」「乳児用食品」「牛乳」は汚染割合100%、「一般食品」は50%が汚染され、市場に流通しているものとして算出されています。 ・セシウム137に汚染された食品を220Bq/日ずつ摂取した場合に年間1mSvに相当する。 ・セシウム134と137が1対1で存在している場合は、毎日約170Bqずつ摂取した時に年間1mSvに相当。 続きを読む
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  • Q. なぜ、基準値は放射性セシウムだけなのですか?
  • A. セシウム以外の影響を計算に含めた上で、比率が最も高く、測定が容易なセシウムを指標としている。(放射性セシウムの基準値が守られればそれ以外の核種からの線量の合計が1mSvを超えないよう計算)

(セシウムだけではなくストロンチウムやプルトニウムも測定しろ!との要望がありますが、原発事故によるセシウム137とストロンチウム90の放出比率は1/100以下、土壌調査では1/1000~2000以下なので、セシウムを測定・管理していれば、年間1mSvを超える事はない。 勿論、プルトニウムはストロンチウムよりも何桁も少ない量です。)

農林水産省「野菜生産についてのQ&A」

  • Q5.野菜の検査はどのように実施されているのですか。
  • A5.野菜を含めた農畜産物の放射性物質に関する検査は、原子力災害対策本部(本部長:内閣総理大臣)が定めた「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」に基づき、関係都県において実施されています。この考え方に基づき、平成25年度の野菜の放射性物質検査は、平成24年4月以降の検査結果において、基準値の1/2を超えたことがある品目とその品目が確認された自治体について重点的に検査することとなりました(下表「対象自治体及び検査対象品目について」参照)。 この他、自治体において検査計画を策定する際、国民の摂取量が多い野菜や地域において生産量の多い野菜等を考慮し、検査対象を決定しています。   検査点数については、平成24年4月以降に基準値の1/2を超えた野菜は、当該市町村で3点以上の検査を行うこと等とされています。(下表「検査点数について」参照)。

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        ◆これまでの日本の暫定基準値と海外の放射性物質に関する指標

リンク www.foodwatch.org Strahlen-Grenzwerte für Lebensmittel Tschernobyl-Verordnung, Schubladen-Verordnung, Fukushima-Verordnung – in der EU herrscht ein kaum zu durchschauendes Grenzwert-Chaos. 115
リンク 政府広報オンライン ご存じですか?食品中の放射性物質の新しい基準値は、子どもたちの安全に特に配慮して定められています:政府広報オンライン 政府の広報・広聴活動をまとめたポータルサイト。内閣府大臣官房政府広報室が運営。

【追記】

酋長仮免厨 @kazooooya

◆厚生労働省・食品中の放射性セシウムから受ける放射線量の調査結果(平成27年2・3月調査分) j.mp/1Obic40 ・1年間に受ける放射線量は、年間上限線量1mSv/年の1%以下で極めて小さい。 pic.twitter.com/TwMBzwQ1fT

2016-01-01 20:50:46
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【追記】水産物の放射性物質検査に係る報告書(水産庁公表2014/05/30)

酋長仮免厨 @kazooooya

水産物の放射性物質検査に係る報告書】(水産庁5/30公表) ・概要→jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/… ・本文→jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/… (100Bq/kg超の水産物が減っているのは明かだよね) pic.twitter.com/JOFa4LmtlE

2014-05-30 19:07:42
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酋長仮免厨 @kazooooya

【食品中の放射性物質の基準値】 「基準値の算定の際の仮定海産物について は、(ストロンチウム等)他の放射性核種による実効線量と放射性セシウムによる実効線量が等量であると仮定は、十分に安全を考慮したものであるといえる」←これ重要! pic.twitter.com/3ZpLLLF75h

2014-05-30 19:21:47
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