連発銃黎明期におけるレバーアクションの位置づけについて
- 3006springfield
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2012年11月29日
連発銃の登場はアメリカが早かったが(南北戦争にも登場)、欧州が連発銃を採用したのはドイツ1884年、フランス1885年、オーストリア1886年、イギリス1888年と遅れている。
2012-11-29 04:50:26しかしあの時点でのレバーアクションは低威力の実包しか対応していなかったり(Win M66.73 ヘンリー)セルフコッキングで無かったり(スペンサー)するからなあ…。 >RT
2012-11-29 13:15:18さて、連発銃の話だけど。 確かに連発銃の登場自体はアメリカは早かったものの、歩兵銃として十分な威力を持つカートリッジを使用出来る銃が登場したのは、結局1880年台になってからなんだよな。
2012-11-29 13:18:34ブローニングの手によってより強固なロッキングメカニズムが組み込まれたのがウィンチェスター M1886、これは確か.45-70(当時歩兵銃だったM1873トラップドアの使用弾薬)まで対応していたはず。
2012-11-29 13:22:52連発銃の実用化こそ遅かったものの、ヨーロッパはその時点で歩兵銃として使えるレベル(基本的には単発歩兵銃を連発化したので当然だが)のものを出していた。
2012-11-29 13:30:57一方のアメリカは連発銃の実用化は早かったが、使用弾薬自体は弱勢で当時の歩兵銃クラスの使用弾薬に対応するのは遅かった。
2012-11-29 13:32:40たしかに、実戦使用と言う点ではアメリカが最初だけど、センターファイアーカートリッジでないため装薬量も少なくなり従来の前装単発中の方が威力が高いと、完全な意味での実用化できたかと言うと疑問。事実、南北戦争中においてもレバーアクション連発スペンサーの生産数は10万挺に届いてないし、
2012-11-29 13:31:46そもそもヨーロッパがボルトアクションベースの歩兵銃なのに比べ、アメリカはそもそも速射性のあるサブウェポン的(SMG的)存在だったから、単純に年号で比べても中身の事情はまた違うんだよな。
2012-11-29 13:35:57@3006springfield 個人的には当時の欧州は連発銃に対して時期尚早という見方をしていたと考えたほうが自然な気がするんですよね。南北戦争においても連発銃を米国は多用しなかったのに、その後の普仏戦争でシャスポーのような後装銃こそ多用されましたが、連発銃はでてきませんし
2012-11-29 13:42:32@Mitsuteru_M 個人的にもそう思えます。 大体、アメリカの連発銃であるレバーアクションにしても、どちらかというと民生市場向けの正確が強いですしね。 南北戦争にしても、必要に応じて少数導入しただけですし。
2012-11-29 13:47:59それに、一応スイスではチューブラーマグ・ボルトアクションのVetterliライフルが1870年には制式化されてるんだよな。 http://t.co/yFptCgdl
2012-11-29 13:39:25こうして考えると、アメリカが単純に発明としての連発銃では先んじたものの、後のメインストリームである連発式ボルトアクションでは後塵を拝している(海外製でありマウザーに劣るノルウェーのクラッグ・ヨルゲンセンを採用)というのは面白いな。
2012-11-29 13:56:452013年1月7日
とりあえず、完成されたボルトアクションの安定感や閉鎖装置の強度を念頭に置かなければ、スペンサーの連発性能がいかに画期的か、というのが改めてよくわかった。なにせ、ボルトアクション連発銃が確立するまで現役だったわけで。
2013-01-07 01:25:24南北戦争にスペンサーやヘンリーといった連発銃は実戦投入されてるけど、スペンサーの総生産数は10万に達していないし、ヘンリーに至っては北軍での購入数はわずかの1731挺
2013-01-07 23:21:03有名なウィンチェスターレバーアクションだって米軍制式になった事など1度もないし、当時の軍隊は連射性よりも単発で威力を求めたわけで。その後の主流がボルトアクションライフルであることから考えてみても、繊細で低威力な銃しか作れないレバーアクションが果たして画期的かといわれると微妙
2013-01-07 23:30:18ボルトガンがレバーガンに比べて連射性能に劣るて、そりゃないよ。そもそも設計思想が違うものを同列に並べて議論するのがおかしいよ。
2013-01-07 23:23:47スペンサーやヘンリーはあくまで騎兵や偵察部隊のための銃。軽快で取りまわしやすく、すばやい連射が可能。しかし1発あたりの威力には乏しい。
2013-01-07 23:26:05これに対し、南北戦争で両軍のサービスライフルの主体になったのは大口径のライフルマスケットだった。大威力、長射程のライフルマスケットのストッピングパワーは絶大だったから、当時の各国軍隊が制式とした理由も分かる。
2013-01-07 23:29:48