未婚で若くして新築分譲マンションを買ってはいけない理由

hira-Q @rockidrave

友人が都心で新築マンションの購入を検討している。大きな金額が動く時ほど、本当は慎重にならなければならないのだが、人の心理とは不思議なもので、スーパーで100円の野菜を買う時には1円でも安く良い買い物をするのに、こと百万、千万以上のグロスになるとコスト意識が低下。

hira-Q @rockidrave

私が、殆どの場合、若くして新築住居をフルローンで購入しない方が良いと考える理由を列挙してみよう。

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まず3～5千万の物件の購入を鑑みた時に、600万～1000万程度の頭金の準備が理想。これ以下の場合、最初のしばらくはほぼ金利の返済になる。新築物件の場合、購入直後から15年程度で双曲線を描くように資産価値は低下。この間売却すると取得価格と資産価値のGapが凄い。

hira-Q @rockidrave

また、少子高齢化の影響で住宅は供給過多。住宅市場の相場は乱高下しないのが常であるし、少子高齢化は進行。従って、今後数十年は供給過多が続く。いざ住宅を手放さざるを得なくなった際、買い手が居なければ現金化出来ない。借りてが居なければ支払いのみが発生。元来流動性の低い資産が不動産。

hira-Q @rockidrave

社会保障費の削減や賃金の低下による、全世代の可処分所得の低下から、生活費のうち高額ベスト3である「住居」「保険」「自動車」に充てられるコストは如実に低下。新築物件が早期に売却や賃貸に回ったとしても、期待する流動性が得られないことが予見される。

hira-Q @rockidrave

だから、30代前半までは貯蓄して十分な自己資金を確保し、30代中盤～後半にかけて、ある程度人生の見通しが立った段階で(まだ綺麗な)12～15年落ちの物件を購入し、リフォームするのがベスト。購入するのであれば、だが。ムリして郊外の新築物件を購入するより、ロケーションも期待出来る。

hira-Q @rockidrave

不動産の資産価値はロケーションが全て。一番ダメなパターンは郊外の新築マンションを少ない手持ち資金で購入。このパターンで良かったのは、生涯その地で住まうこと、今の会社を勤め上げること、退職金などを含め生涯所得が描きやすかった私の親の世代まで。

hira-Q @rockidrave

資金力も無く、新築物件に"手を染めて"しまった友人がチャレンジする気概を失ったり、生活のレベルを落とさざるを得なくなって、夫婦仲がうまくいかなくなる（大抵の夫婦間の亀裂はカネである）ケースをいくつも見てきた。今がゆとりのある生活であるなら、それは貯蓄すべきだ。

hira-Q @rockidrave

既に35年の十字架を背負っている方はごめんなさい。今、もし新築物件を購入しようとしている人が居たら、どうか思いとどまって欲しい。不動産広告の額は凄い。流れてくる情報は買った方が特だとかそんな情報ばかりだ。一番重要な時期、自分の可能性に投資を！