AETA先生の作曲手順に関するつぶやきをまとめてみました
前ににゃっぽんの外部公開の日記でも書きましたが、自分はオケから先に作ってます。こうするとリズムのアレンジの自由度が格段に上がります。
2013-01-08 20:18:08あと、曲って 1.メロディ 2.コード 3.リズム の順で考えている人も多いと思いますが、自分は 1.リズム 2.コード 3.メロディです。これは無意識だったり意図的だったり。
2013-01-08 20:20:38リズムはオケだったらA,B,Cといった展開での基本のバッキングの刻み方や全体のキメ部分になります。メロディだとそれぞれの音符以外にひとくくりの長さで感じるリズムとか、拍を食う、食わないとかです。
2013-01-08 20:26:33メリハリ効かせたい時は、それぞれのバースをリズムでしっかり主張して違いを明確にする、徐々に盛り上げたい時は自然とつながるように土台のリズムは変えずウワモノで変化をつけるとか。
2013-01-08 20:31:01大まかな基本ビートが出来たらコードを乗せます。トニックで始めるかどうかだけでも印象が全く違ってきます。どこでコードチェンジするかも重要。抑揚に合わせてコードチェンジを細分化するのは少し慣れが入りますが、これができると後から付ける主旋律のメロディや裏メロを導きやすくなります。
2013-01-08 20:36:11耳にひっかかるコードについては一般的にノンダイアトニックコードとも言われてますが、本で勉強するよりも好きな曲の「特にここがいいんだよなぁ!」っていう部分を耳コピーするのが早いです。コード譜があれば一番ですけど。で、前後の繋ぎを自分でも弾いてみて、その流れと響きを充分に堪能すると。
2013-01-08 20:48:36実際にそれを利用して曲のモチーフみたいなのを実際に作ってみるといいと思います。こういうのは赤ちゃんが言葉を覚えたり楽器のフレーズを覚えるのと一緒です。赤ちゃんは国語の教科書読まないし。
2013-01-08 20:50:58幾つか体で覚えたらコードの理論書を読んでみることをお勧めします。気持よく感じる理由がそこに書いてあります。感覚と知識が身についたら応用もしやすくなります。
2013-01-08 20:55:09コードを細分化したり二つのコード進行の間をイメージしたコードで埋めるとき、体感した部分があると知識で学んだことも引っ張り出しやすいです。時には試行錯誤して間を埋めたコードが理由はわからないけど偶然にもかっこいい場合がありますが、それは自分のオリジナルとして自信を持てばよいかと。
2013-01-08 21:00:05こういった謎解きは楽しいですがほどほどに。目的はあくまでもイメージしたとおり、あるいはそれ以上の曲をつくることなので、深入りしすぎないことも大事かと。
2013-01-08 21:03:12テンション系のコードは自分なりに特徴をイメージできるといいですね。同じ人でもファッション次第で暖かい感じやお洒落な感じ、とんがった感じなどが演出できますから。変わったコードだと平行移動するだけでも曲っぽくなったりしますし。
2013-01-08 21:09:05コードの中でベースの流れも意識してます。コードを変えずにベースだけを変えていったり、コードが変わっていってもわざとベース音を残したままにしたり。1コードでもベースを変えるだけで曲っぽいものがたくさん作れると思います。
2013-01-08 21:12:28クリシェのベースの半音進行とかは鉄板だと思いますが、ここを別の楽器の裏メロとかにする手もあります。主旋律のメロディが決まっていなくてもコードの流れが決まっていれば意外と各楽器のラインは見えてきます。
2013-01-08 21:15:41自分はこうやってわりとサビのオケを一気に作るところから始めることが多いです。そっちのほうが気持ちも盛り上がりますし、せっかくできたサビを無駄にしないようにと意識が働いて勢いが持続しやすいので。
2013-01-08 21:18:12ここまで来るとメロディは意外とすんなり出てきます。この作り方をしているためか、メロディで悩んだことはありません。気持ちが盛り上がっているのでそれに釣られて歌詞もほぼ同時に降りてきます。
2013-01-08 21:19:44メロディは表の強拍を意識するか裏の弱拍を意識するかで力強さや疾走感が変わってきます。あと、一塊のリズムをバッキングとどう組み合わせるか(合わせる、ポリリズム的にずらす)、主音を敢えて使うのか、使わないのかといったことも平行して考えています。
2013-01-08 21:24:13コードチェンジは上昇あるいは下降で繋いでいくクリシェ的な流れとルートが大きく移動するドミナントモーションの二つを意識しながら作ってます。このときに通常のコードから少し浮いた感じのコードをどのタイミングで鳴らすかで、耳にひっかかる感じを出すことができます。
2013-01-08 20:41:23コードの種類はテンション系も含めると非常に沢山ありますが、どうやって使うかはともかく知っておいて損はないです。コードの間を繋ぐときに近いフォームの思わぬコードがぴったりくる場合もあります。
2013-01-08 21:06:25浮遊感出したければ、バッキングのコードもトニック始まりを避けて、メロディも主音を避けて・・・といった感じです。この辺はもう感覚的にやってます。
2013-01-08 21:26:30曲なんて誰でも作れるのは事実。でも自分が納得できるものを作ろうと思うと果てしなく奥が深い。そしてそれが受け入れてもらえるかどうかは誰にも分からない。
2013-01-08 21:37:23そうやって作ったものに本当の価値を見出すことができるのは結局自分だけなのかも知れませんが、どんな曲でも自分にとってたった一つの大事な曲。音楽なんて衣食住からみたらなくてもいいものかも知れませんが、そういったことに時間を費やして楽しむことは考えてみると贅沢なことですね。
2013-01-08 21:41:00歌い手さんはもっと自分で曲書いたほうがいいと思う。だって声っていう最高の楽器を持ってるんだし、歌詞やメロディだって本当の意味で感情移入というよりも魂そのものを込められるわけだから。人の作った曲に合わせて歌ってるだけだなんてもったいないよ!
2013-01-08 21:48:45