「東京高専deサイエンスフェスタ2010 ホームカミングディ特別講演会」 ~小惑星探査機「はやぶさ」を「かえす」仕事~
- makoto_maru
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現在、東京高専にて細田聡史先生の講演会を開始待ちなう。開始は14時からです。今回は許可上の関係から写真のネット公開だけは禁止。他に関しては許可を頂きましたので、いつものように会場からツイートをさせていただきたいと思います。 よろしくお願いします。
2010-08-21 13:33:26始まりました。司会:みなさんこんにちは。東京高専ホームカミングデー特別講演におこしいただきありがとうございます。ホームカミングデーは同窓会が主催して年に1回の情報交換の場として企画していて、その中で特別講演会をやっています。
2010-08-21 14:00:10特別講演は同窓会のみならず、みなさんに科学技術の素晴らしさについて知っていただくといことでやっています。第一部は「小惑星探査機「はやぶさ」を「かえす」仕事」ということで細田隆史先生にご講演。まずは東京高専校長の挨拶。
2010-08-21 14:01:38本日は多数お集まりいただきありがとうございます。はやぶさの帰還素晴らしかったですね。今日もはやぶさのTシャツを着てきました。最近本を買って勉強しました。この頃からマスコミが取り上げましたが、そのころですね。はやぶさの素晴らしいところは挑戦すべき課題が明確であること。
2010-08-21 14:02:47また、それに対して日本の技術で挑んだということ。困難にもあきらめず、技術を駆使して困難を克服して目標を達成できたということ。 技術は人に感動を与えるというのを感じました。 技術者を目指す本校の学生、未来の学生さん。その方々にも技術は感動を与えるということを味わってもらいたいなと
2010-08-21 14:04:08そのためにはプロジェクトの生の声が聞ければとおもって今日が実現しました。それでは細田聡史博士をご紹介します。ご略歴:1973年愛知県生まれ、1996年東海大学工学部航空宇宙・・・を卒業(ごめん、間に合わない)2003年に東京大学大学院にて博士を取得し、
2010-08-21 14:05:45ご紹介ありがとうございました。皆様こんにちはJAXA宇宙研の細田と申します。今日は特に若い方、未来の博士に話をしていきたいなと思います。 今日は「小惑星探査機はやぶさをかえす仕事」というタイトルをつけましたが、かえすには3つの意味を込めました。それは後で紹介。
2010-08-21 14:07:07はやぶさの前に皆さんが生まれる前の話。日本の宇宙開発は1955年のペンシルロケットという小さいロケットから始まりました。その立役者が糸川博士ですね。 その後1970年におおすみで世界3番目の人工衛星国になりました。
2010-08-21 14:08:22惑星の話。水金地火木・・・。はやぶさの旅したのは、地球のちょっと内側から、火星のちょっと外側を飛んでいる星です。水星、金星、火星などはよく調べられていて、1970年には探査機が飛んでいました。木星から先も1970には既にやっていると。
2010-08-21 14:09:57日本がよちよち歩きをしているときに、NASAは違う星にいっていたと。惑星というのは丸い丸い星ですね。 はやぶさが行ったイトカワはどんな星?小惑星帯の話。たくさんあって、どこにでもある割にはなかなか出会えないのが小惑星です。
2010-08-21 14:11:10小惑星の形。形も随分とバリエーション豊かでとても同じ星とは思えない。我々の身近な月と比べるとどうか。この間までかぐやが一生懸命調べていましたが、それでも基本的には月は丸いですよね。
2010-08-21 14:12:02抜き打ちテスト。ちゃんと答えて下さいね。月と地球の大きさの違いは?地球よりちょっと小さい、地球よりものすごく小さい、中くらいの3つ。
2010-08-21 14:13:00正解は中くらい。月を4つ並べて地球の直径くらいになります。 小惑星はどうなの?ロゼッタのみてきたルテティアの様子です。これは暗い部分に本題もあるかとおもいます。この大きさは?だいたい東京都よりも大きい。長い辺で比較すると八王子~調布くらい。
2010-08-21 14:14:10糸川はどうなの? 東京高専より少し大きいくらいです。 こんな小さい星は人類が見るのは初めてだったので、理学の先生は大喜び、着陸しないといけない我々は困った困った。
2010-08-21 14:15:17地球はどうやって生まれたか調べるためには、地球をみてもよくわからない。ケーキを調べてもケーキの材料を調べられない。 でも小惑星には昔の様子がそのまま残っているので、太陽系の歴史と言われています。
2010-08-21 14:16:10持ち帰ることの意味。解析装置の写真。こんなにでかいものは宇宙機には乗らないですね。また、打ち上げて持っていこうとしたら既にできてないといけないので、昔の技術でしか解析ができない。だから持って帰ることに意味があるんですね。
2010-08-21 14:17:05小惑星と往復できる船を作ろうという話。地球近傍≒小型ボボート。深宇宙≒マグロ漁船。そのくらいの違いがあります。 初めての試みなので、まずその技術を時刻開発しないといけません。
2010-08-21 14:18:09今回タイトルに小惑星探査機と書きましたが、本当は工学試験機はやぶさによる工学探査ミッションなんですね。あくまでもマグロ漁船を作るのが仕事なんですね。
2010-08-21 14:18:49どんな技術が必要?イオンエンジン、位置を知るための技術、サンプル採取、カプセルの技術。本来なら4つの宇宙機に分けてもおかしくはないミッション。まとめてリスクは高くなったが、すべてを詰め込んだのは川口先生の言葉を借りれば「中途半端なアイディアでは他国にマネされてしまう」
2010-08-21 14:20:23