「乱世の奸雄」!?曹操の素顔に迫る!!

昨今なにかと「乱世の奸雄」というフレーズで三国志界の悪役として取り沙汰される曹操ですが、史実の素材本来の曹操は意外な素顔だった!史実は小説よりオモシロい!!
21
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

許劭の曹操に対する人物評「治世の能臣にして乱世の奸(姦)雄」。これが一番有名で、なおかつ『三国志演義』で曹操が悪役とか劉備の敵役のキャラクターイメージを決定づけるフレーズとなったのですが、実は三国時代を綴った他の歴史書『後漢書』や『世説新語』ではまた別の評価があるのですよな。

2013-01-12 17:13:30
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

『後漢書』「太平の世の姦賊、乱世の英雄」、『世説新語』「乱世の英雄、治世の姦賊」となっている。ただし、『世説新語』は橋玄という人がのちに曹操の人物を評して言った言葉なので、許劭の評価としたら『後漢書』と『三国志演義』で書かれている事が全く逆の解釈ですなwww

2013-01-12 17:22:05
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

ちなみに「奸雄」と「姦雄」は同じ「かんゆう」という読み方で「悪知恵に長けた英雄」という意味なのですな。ただ「姦雄」は文字のニュアンスとして卑猥とかエロいと感じるのは、あくまでワシの自分勝手な価値観ですのであしからずご了承ください・・・

2013-01-12 17:28:14
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

はい。ワシが何を言いたいのかというと、曹操に「実像と虚像」があるのではなく「史実本来の姿or我々のイメージや創作や物語で盛られた姿」の違いだと考えます。本来の姿はいたって素直で賢くて小さい人なのですが、許劭の人物評価を含めて「盛られた人物」が先行するから「虚像」が生まれるのかと。

2013-01-12 18:27:12
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

ところで『正史三国志』魏書・武帝紀を読まれた事があるとお分かりかと思いますが『曹瞞伝』という曹操の人となりや実像に関する書が引用されているのです。例の「冗談好きで威厳が無い・笑い転げて椀に頭を突っ込む」等のお笑い記述がある。この書を著した方は相当なモーヲタなんだろうと勝手に共感w

2013-01-12 18:33:14
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操さま本来の実像に迫るならば『正史三国志』の中でも『曹瞞伝』を漫画とか小説にすればいいと思うよーwただし、色んな意味でこれまでの曹操さまのイメージをことごとく覆すだろうけどwwwもしかしたら、幻滅して曹操ファンが減ってしまうか、あるいは新たな魅力開拓でモーヲタホイホイとかww

2013-01-12 18:52:45
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

『正史三国志』では袁紹んところの許攸が曹操軍に寝返って来たとき、純粋に旧友が訪ねてきたと裸足で飛び出して手を叩いて喜ぶ曹操さまが可愛い(^q^)

2013-01-12 20:45:09
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操さまが発する言葉は端的で簡素しかし他者が自身の言葉の意味を詮索される事を楽しんでいる少し意地悪な節があると思われるので楊修のような思いがけぬ誤解を生むが、文章や手紙や詩には苦労話や泣きごと連ねたりと極めて素直なんですよなwここら辺が曹操さまのという人物の「玉虫色」たるゆえんか

2013-01-14 19:03:47
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

あと、三国時代当時の識字率の事情もあるのかなーと。(何しろ王平は漢字を10個しか知らないw)なので、文章はインテリや上流階級などごく限られた人にしか理解できず、「当人が発した言葉=その人を表すもの」として周りの多くの人や後の民衆に認識されているのではないかと。これが悪役たる所以?

2013-01-14 19:12:51
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操さまの発する言葉であらぬ誤解が多い中で有名なのは「当代英雄と呼べるのは君と余だ!」劉備にあらぬ警戒心を与えた上に自身の暗殺計画加担者をまんまと逃がしてしまったw正史だと「やっべー!ついうっかり勢いに乗って言っちゃった/(^0^)\」って、あとでテヘペロって舌をかむ曹操さまww

2013-01-14 19:28:43
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

中村愿先生の著書『三国志・曹操伝』より、曹操さまは様々な事に好奇心と興味をもっていた。中でも『四時の食制』というグルメ本があるのだ。現在では一部しか残されていないが、その中に「魚」について書かれた項目があり(曹操さまは魚好き)その魚の種類のなかに「クジラ」を紹介した一文がある。

2013-01-14 19:45:13
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操さまのグルメ本『四時の食制』「鯨」東海に小山のような大きな魚がおり、長さは五・六里、小さいものでも家ほどの大きさがある。時々海岸に打ち上げられて死んでいる。海面を覆うほど脂が多く、長くて大きなヒゲをもち、目は三升のお椀ほどある。大きな骨は長矛の柄にも使える。

2013-01-14 19:58:25
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

「大きな骨は長矛の柄にも使える」という所が「もったいない主義」である曹操様らしいですなw

2013-01-14 20:37:04
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

何故ワシが『正史三国志』にこだわるのかというと勿論「素材本来の曹操さまの素顔」が拝めるからだ。別に難しい正史を読んでいるから偉いとか真面目とかではなく、ただ素のままの曹操さまがたまらなく魅力的だからwそうでもなければあんな文字が細かくてややこしい高い本をワシなどが読むはずが無いw

2013-01-15 19:51:02
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操さまの幼名・阿瞞(あまん)は「ウソつきちゃん」という意味である。そのウソつき曹操ちゃんがつく巧みな「嘘」によって彼はたびたび命にかかわるピンチを脱しているのだ。

2013-01-15 19:55:56
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

ウソつき曹操ちゃんがついた巧みな嘘の中で一番有名で秀逸な嘘は「梅林」のエピソードでしょう!進軍中に飢えと渇きにあえぐ兵士たちに「皆もう少しの辛抱だ。この先に梅林があって甘酸っぱい梅の実が食べ放題だぞ!!」といって兵士達に梅を想像させて唾でのどを潤し進軍の励みにしたという嘘の逸話。

2013-01-15 20:00:31
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

やはり曹操様はいくつになっても阿瞞ちゃんなのだ(寝言)

2013-01-14 23:31:34
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

もちろん『三国志演義』を否定しているのではなく、演義ベースのクールな奸雄の曹操さまも好きなのですけどwあれです、ひとつの蜜柑を生のまま喰うか、砂糖漬けにして食べるか、同じ素材をどう味付けして料理してして食すのが好みかという事です。

2013-01-15 20:22:36
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

何晏は時代を先駆け過ぎたV系だったが、曹操高陵の発掘品の一覧に男性用のおしろいが出てきたんだ。遺言書どおり埋葬された物は日常的に使用していた品なので、曹操さまもV系だったのかな?しかし、日本の戦国武将も戦で首を刎ねられた時見苦しくない為に化粧していたんだよね。そんな意味合いかな?

2013-01-15 21:38:43
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

なるほど!V系ではなかったwRT @re101000: @rotritter3594 男性も汗止めや鎧で肌が擦れないようにに薄くぬるそうです>白粉。戦化粧は日本独自の死の美学からかと…アチラは「豚のようになってもイキロ」て言うそうで、やはり大陸と日本じゃ感性は違うなと思いましたね

2013-01-15 21:45:59
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操「何晏はカワイイのうw女子の着物を着て化粧すれば女子と見まごうほど愛らしくなるやもしれぬぞwww」→何晏たんV系ナルシー男の娘に大変身!!(曹操さまのせい)

2013-01-15 22:06:30
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

曹操さまの『三国志演義』における悪役たるゆえんは「呂伯奢一家惨殺事件」「徐州大虐殺」「帝をないがしろにした」「宦官の孫」など演義では何かと悪行をでっち上げられがちですが、なにより「乱世の奸雄」といういかにも悪役というインパクトのある許劭の人物評を付けられた事がキッカケと思われ。

2013-01-16 20:21:42
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

それよりもワシは許劭に「治世の能臣、乱世の奸雄(悪知恵に長けた英雄)」という、いわば悪名を付けられた曹操さまがこれを聞いて「たいそう喜んだ」という反応の方が気になる。これはどの解説書を読んでも反応が同じなんだけど、「悪名を聞いて落胆した」という記述が無いだけに興味深いですなー

2013-01-16 20:28:01
お菓子っ子 @sweets_street

@rotritter3594 真面目な自分にコンプレックスを抱いてたのかもですね

2013-01-16 20:31:32
RRROCKER@C103(土)東“キ”02b @rotritter3594

@sweets_street そうですねーそれまで真面目に官職をこなしていただけに、悪名ともいえるインパクトのある人物評をもらって有名になる事よりも「他の人間とは違う自分」になるという事で曹操は喜んだと自分は考えております。

2013-01-16 20:43:06
1 ・・ 4 次へ