古典怪談・雨宮風味 【笑怖箱 再怪】

病院を舞台にした実話怪談でお馴染み、恐怖箱作家の雨宮淳司氏がゆるぅ~~く味付けした古典怪談。 思わず腰が砕けます。
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雨宮淳司 @J_AMEMIYA

萌え+古典というのはどうだろう。

2010-08-18 12:10:42
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

耳なし芳一(萌え絵で想像しよう)「どこだ? どこにいる? 芳一~」「えへ♪ ちゃんと耳にも般若心経書いてもらったもんね」「……」「これで安心」「……芳一、お前知らんのか?」「何を?」「人間の消化管の内側というのは生物学的には『体外』なのだ」「……えええ?」(スプラッタ画像)

2010-08-18 12:10:49
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@kuromuku 萌え坊主は……吾妻ひでお風でお願いします。

2010-08-18 13:20:46
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@kuromuku 間違えた。猫耳坊主でお願いします。

2010-08-18 13:25:18
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

雪女(萌え絵で想像しよう) ある吹雪の夜。樵が山小屋から出てみると、白い着物の女がふらふらと歩いている。足取りが覚束なく、その行く先はより深い山中である。樵は思わず叫んだ。「……あ、あんた、どこへゆきおんな!?」 (巨大な金ダライが樵の脳天を直撃)(女はハラホロヒレハレ~)

2010-08-18 15:11:45
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

番長皿屋敷(萌え絵で想像しよう)「てへっ、ご主人様、またお皿割っちゃった」「ダメだなあ、お菊は。まったくドジなんだから」「ごめんなさぁ~い」「今度やったら許さないからな、こいつめぇ」「いや~ん」(はずみで井戸に落ちるお菊)突如光が射し、井戸の女神が現れる。「お前が落とし(以下略)

2010-08-18 16:40:51
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

番町か播州ですね。<皿屋敷

2010-08-18 16:47:56
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

牡丹灯籠「新三郎様、中へ入れて下され。露にございます」「……ええい、立ち去れ。そなたは亡霊であろう」「入れて下され」「無駄だ。四方に札を貼っておる」「……このお札は」「……?」婆さん突如登場「鼠除げ札いらねが? たげ(かなり)効ぐ」「鼠用かい!」(ドリフの盆回りが流れ舞台回転)

2010-08-18 17:27:26
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

結末がいかんというか、コントになってるなw

2010-08-18 17:32:03
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

累ヶ淵「お、おまえは?」「……谷五郎殿、儂は累じゃ。ぬしの後添えはことごとくとり殺した。儂の恨み思い知ったか!」「か、勘弁してくれっ!」「……ならぬ!」谷五郎の喉に累の手が回ったその時。「待て!」「誰じゃ!?」「私達は谷五郎殿の後妻候補じゃ! 私は後妻レッド!」「私は(以下略)

2010-08-18 19:01:53
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

@kaidannokai 古典怪談をいじってたらコント集になってしまいましたw

2010-08-18 19:46:08
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

四谷怪談 岩はのたうち回った。「あ、熱い! 顔が熱い!」「お、おのれ。何を呑ませたっ!」「ひ、ひぃ~っ」逃げ出す宅悦。その鼻先に、ふらりと現れた人影がある。「だ、誰だ?」その人影は、こう言った。「ごめんください、どなたですか。田宮伊右衛門が参りました。お入りなさい。ありがとう」

2010-08-18 21:48:37
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

むじな 真夜中、蕎麦の屋台に男が慌てふためいて駆けてきた。「どうしなすった?」「ど、どうもこうもねえ。そこの道端で泣いていた女に声をかけたら、のっぺらぼうだった!」蕎麦屋は「へえ?」と言って向き直った。赤い渦巻き模様が顔一面にある。「チッチキチ~!」「そんな奴おらへんやろ!」

2010-08-21 16:55:45
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

地味に続く古典怪談シリーズ

2010-08-21 16:56:05
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

青頭巾 快庵禅師が荒れ寺に泊まった。夜半に誰もいない奥から「…住職様、早くぅ」「…急くな。愛い奴じゃ」と声がする。気づくと背後に十二三才と思われる少年が迫り「夜伽に参りました」と囁いた。「そもさん、何の所為ぞっ!」一喝したが事態は変わらず、禅師は立派な腐坊主になってしまったとさ。

2010-08-21 17:29:49
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

子育て幽霊 毎日夕刻になると痩せた女が訪れて飴を買っていく。飴屋は不審に思い後を追った。女は墓土に埋もれて泣いている赤子に飴を含ませた。「何てこった」赤子を奪うと女は消え失せた。「可哀想に、俺が育ててやる」だが赤子は飴を吐き出す。「何でだよ」背後で声がした。「……坊やだからさ」

2010-08-21 21:56:48
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

おいてけ堀 本所の堀で金太という町人が釣りをしていた。よく釣れた。日が暮れた頃、意気揚々と引き上げようとすると、「おいていけ」と堀の中から不気味な声がした。「やなこった!」金太が尻を捲ると顔を真っ赤にした河童が飛び出てきた。大立ち回り。周囲から声援が飛んだ。「金太、負けるな!」

2010-08-23 03:00:11
雨宮淳司 @J_AMEMIYA

 清涼殿に怪事が起こり天皇が怯えているという。その為、弓の達人である源頼政が怪物退治を命じられた。寝ずの番をしていると、黒煙が立ち込め伝説の霊獣「鵺」が現れた。その姿は、猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇であり、薄緑の作業着の上下、手にはバールのようなものを持っていた。

2010-08-25 20:01:42