アルジェリアで死亡した日本人の実名を巡る話
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実名は、まさにその人の社会的存在を示すもの。人権であり、人格であり、資産であり、その存在には最大限の敬意を払うべきなのは言うまでもない。
2013-01-24 12:17:32報道だからといって、安易にこれをハンドリングすべきではないのは大原則かと。 一方で、最大限の配慮をしつつ、それを報じる意味も十分考えねばならない。実名を報道機関が入手することと、それを報じる事とは別次元。
2013-01-24 12:19:24一方で、実名をどうするかは、やはり、その人の考え方が最重視されるべきだというのも当然と言えば当然で、それを当人に断り無く、企業や政府がハンドリングできるものでもない。
2013-01-24 12:21:12取材の原則は、やはり当事者にあたり、当事者が無理なら、家族なりにあたり、報じるか報じないかの判断にするのが原則なんだろうなと思う。
2013-01-24 12:22:02今回は、そうした個人と政府の関係が、実名の扱いを巡っても透けてくる。 菅官房長官は、氏名公表の理由について、家族の気持ちに配慮する姿勢を示しながら、一つの気持ちの区切りなる云々の趣旨の事を言った。かなり、意外な理屈で、ちょっと驚いた。
2013-01-24 12:23:53少なくとも政府が、家族の慰安効果を狙って、実名を公表するんだろうか。そんな理屈はあるんだろうか。 企業はこれに難色を示したようで、死亡者のみの公表という。政府の対応をどう考えたらいいのだろう。
2013-01-24 12:25:45事態が複雑なのは、家族の一部は、すでに取材に応じ、その有様の公表を望んでいる経緯がある。一方で、取材を認めない企業の方針や、取材を拒否する家族もいて、実態はさまざま。
2013-01-24 12:27:01マスメディアが政府に対して実名の公表を求めるのは、政府の責任において対応した一連の経緯を考えれば、政府の対応によって出た犠牲者が誰なのか、追及すべき立場だからということもあるだろう。
2013-01-24 12:29:14報道は、公共性や公益性の大義をしょってやってる社会的な活動だから、実名報道には、プライバシー配慮よりも、実名を報じる事の公共性や公益性があるという立場に立つことになる。この場合の公共性は公益性は、氏名を社会が「共有する」意味があると判断していることになる。
2013-01-24 12:32:20菅官房長官は、死亡した人の実名を発表すると言っている。政府が公表する意味をもう少し考えたいし、言葉足らずかもしれないけれども、メディアの逡巡しながら事態にあったっているわけで。
2013-01-24 12:35:55政府が実名公表に慎重だった理由の一つに個人情報保護法があるのかもしれない。個人情報の目的外使用を禁じた法律の趣旨をくめば、企業だって、氏名の公表には慎重に成らざるを得ない。
2013-01-24 13:02:21Twitterなど見てても、自分で考えるフィールド持って、ネットの情報を咀嚼できる人と、そういうバッファーない人が混在してるようで。
2013-01-24 13:13:18