井川耕一郎（@wmd1931)監督に刮目せよ！　渡辺護監督の覚書

kmrt @kmrtwit

井川さんのフォロワーが103人しかいないってのがわかんねえ。ものすごく面白いのに！

復活　東映ポルノカレンダー @toei_porno

確かに！@wmd1931さんのツイートはそのうち纏めて出版されても不思議でないです。それが只で読めるんですから。 RT @kmrtwit 井川さんのフォロワーが103人しかいないってのがわかんねえ。ものすごく面白いのに！

井川耕一郎 @wmd1931

@toei_porno @kmrtwit いえいえ、ツイッター始めて一ヶ月たたずに百人超えたのには驚いてます。

kmrt @kmrtwit

@wmd1931 @toei_porno 一年続けたら1000人超えます。間違いなく。

井川耕一郎 @wmd1931

高橋洋さんから、２月に神戸映画資料館でやるぴんくりんく企画の「ピンク映画50周年特別上映会～映画監督・渡辺護の時代～」＋『糸の切れた凧　渡辺護が語る渡辺護』についてのコメントが届いたので載せておきます。

井川耕一郎 @wmd1931

高橋洋「もしオリヴェイラが渡辺護を見たら、ええ！　サイレント時代から映画を撮ってた人が俺以外にもいたの！とビックリするのではないだろうか。もちろん渡辺護は100歳ではない。

井川耕一郎 @wmd1931

ピンク映画の黄金期を支え、200本以上の映画を撮り続けた彼のデビューは1965年。彼の映画にずいぶんと遅れて出会った私たちは、その画面に、彼が語る言葉に、肉体に、マキノ、伊藤、衣笠ら活動大写真の興奮が息づいている不思議に呆然とした。

井川耕一郎 @wmd1931

井川耕一郎がドキュメンタリーの製作に踏み切ったのも、何としてもこの不思議を記録せねばならないと思ったからに違いない。渡辺護が語るのは体験談ではない。“体験”なのだ。クラシカルな嗜好とは無縁の、現在であり続ける“体験”。

井川耕一郎 @wmd1931

彼の映画がオリヴェイラ同様刺激的なのはそれ故だ。我々はスクリーンを通じて、スクリーンを見ている時だけ、この“体験”を共有できる。渡辺護の演出を捉えたメイキング映像は抱腹絶倒の面白さ！」

神戸映画資料館 @kobeplanet

高橋洋監督からもコメントをお寄せいただきました。→【西日本初公開「糸の切れた凧　渡辺護が語る渡辺護」】2月8日（金）〜12日（火） http://t.co/MxzVKrv2

復活　東映ポルノカレンダー @toei_porno

来月2月はいざ神戸！ RT “@wmd1931: 高橋洋さんから、２月に神戸映画資料館でやるぴんくりんく企画の「ピンク映画50周年特別上映会～映画監督・渡辺護の時代～」＋『糸の切れた凧　渡辺護が語る渡辺護』についてのコメントが届いたので載せておきます。”

井川耕一郎 @wmd1931

@toei_porno @kmrtwit ところで、東映ポルノカレンダー１月13日に、渡辺護の『猟奇薔薇地獄』が紹介されていますが、その二年前に『猟奇薔薇奴隷』という作品があります。渡辺さんの話だと、これがシナリオなしで撮るはめになった大変な作品だったとか。

復活　東映ポルノカレンダー @toei_porno

『猟奇薔薇地獄』1979年1月13日封切（62分）監督／渡辺護　脚本／高橋伴明、渡辺護　出演／日野繭子、深野達夫、ティミー杉本、白鳥邦彦

復活　東映ポルノカレンダー @toei_porno

『猟奇薔薇奴隷』1977年1月22日封切（61分）監督／渡辺護　脚本／羽仁大介　出演／北斗レミカ、橘雪子、南ゆき、安田清美 「ナウポルノ五周年記念作品」と自分でメモしてあるのですがネットでポスターの画像検索をするとそのような表記はありません。他の作品と取り違えている可能性あり。

井川耕一郎 @wmd1931

渡辺護さんの話では、『猟奇薔薇奴隷』の脚本を書いたのは阿部桂一。五社英雄のＴＶドラマのシナリオを書いていたひとです。『猟奇薔薇奴隷』のとき、息子さんがラグビーの試合中、大怪我をしたとのこと。ちょっと長くなりますが、渡辺さんの話を載せます。

井川耕一郎 @wmd1931

渡辺護「息子が植物人間になっちゃったわけだから、もうショックだよなあ。阿部（桂一）さん、ホン書くどころじゃないですよ。それなのに、（向井寛は）阿部さんにホン書かしてるわけだよ。で、阿部さんが書いてきたホン、もうメチャクチャよ。脚本になってないんだよ。

井川耕一郎 @wmd1931

だから、向井に言ったんだよ。「阿部さんに書かすのは無理だよ」。そうしたら、向井が「いや、ナベさん、こういうときだからこそね、阿部さん、ホン書いて仕事しなきゃダメだ。やらせないとダメなんだ」。でも、おれはとってもこれ以上、ホンの注文はできないと。

井川耕一郎 @wmd1931

そのときの助監督が原一男だよ。「おい、ちょっと原、お前書けるか」みたいなこと言って、大体ストーリーを話して書かしたら、「できました！」って持ってきたけど、全然ホンになってないんだよ。

井川耕一郎 @wmd1931

「何やってんだ、お前。脚本になってないじゃないか」「いや、監督の言うとおりに書きましたよ」って言うから、あいつ、脚本知らないんだな（笑）。ゆきゆきて神軍だから、全然ちがう次元の人間なんだよ。それで笑っちゃったんだけど。

井川耕一郎 @wmd1931

「よし、分かった！」って、ストーリーをざーっと（自分で書くことにした）。売春宿にしちゃったんだよ、館山の旅館を。で、『輪舞』じゃないけど、いろんな話つっこんでかまわないような話にしたわけだよ。いろんな売春の過去を思い起こして回想で進んでいくって構成たてて、一晩で書くと。

井川耕一郎 @wmd1931

初日はパッと撮れるとこ撮って、「今日は休み！」　で、明日からの脚本、一晩で書くから、と。「なあ、みんな、酒飲んで寝てくれ。明日から大変だから」って言ってるとこに……、なんか知らないけど、山本晋也が来たんだよ。「ナベちゃん、がんばってるー？」

井川耕一郎 @wmd1931

余計なときにきやがったなあ、なんて思ってるのに、「あーっ、山本カントク！」なんてスタッフが言うもんだからさ、楽しくなっちゃって、わああーっと酒飲んでさ。で、脚本なんか書けないさ。さあ、まいったなあ、と思って。

井川耕一郎 @wmd1931

あくる日はどうやって撮ったかというと……、砂丘の上を歩く男と女。で、タバコをくわえるアップ。で、また歩く。タバコを砂丘に刺して、それのアップ。そうやって撮ったんだよ。で、あとでそれに合わせて台詞を書いたんだよ。

井川耕一郎 @wmd1931

話の中身なんかかまやしねえよって、そういうふうにして撮ったわけよ。で、ここでベッドシーン延々とまわしちゃえって……。「フィルムどれくらいまわった？」「何本まわりました」みたいな話だよ。

井川耕一郎 @wmd1931

映画のストーリーはアタマからケツまで一本通ったものがないんだよ。でも、一番最後に決めたのは、女が「わたしを抱いて」って、赤いパンティだけの女と男が抱き合って。で、その女がいい女なんだよ。