福島における内部被曝は、チェルノブイリでの土壌汚染→内部被曝への比例関係よりも低い

ryugo hayano @hayano

（承前）福島中通りの典型的なCs-137濃度は1平方メートルあたり10万Bq程度．チェルノブイリでの係数を使うと，Cs-137を食べることによる内部被ばくは2mSv/年（福島ではCs-134もあるのでその２倍）と予想される．（続く）

ryugo hayano @hayano

（承前）しかし，福島県のホールボディカウンター（WBC）検査結果 http://t.co/RjrdBhHV で「すら」，現在は検査を受た方全員が1mSv未満．実際には検査を受けた方の大多数がWBCの検出限界未満．（続く）

ryugo hayano @hayano

（承前）福島における内部被ばくは，チェルノブイリ事故における土壌汚染→内部被ばく の比例関係よりも圧倒的に低い．このことは国際的に広く知られるべきだと僕は思います（以上）

ryugo hayano @hayano

ゴメン：訂正 100Bq→1000Bqです @僕: ↓ 1988年のUNSCEARレポート http://t.co/sxo6vuTi p341では，チェルノブイリ事故では１平方メートルあたり100BqのCs-137汚染があると，年に20マイクロSvの内部被ばくと記載

ryugo hayano @hayano

1988年の国連科学委員会(UNSCEAR)のレポート http://t.co/sxo6vuTi p341では，チェルノブイリ事故では１平方メートルあたり1000BqのCs-137汚染があると，年に20マイクロSvの内部被ばくと記載．

ryugo hayano @hayano

約二桁低いです．@ikeda_kayoko: 「圧倒的に低い」とは「３〜４桁（あるいは２〜３桁）低い」と表現してもいいですか？

ryugo hayano @hayano

↓福島県の10万Bq/m2の土壌汚染地域に住む子供のほぼ全員がWBCで300Bqの検出限界以下（ひらた中央病院での実測値）．実効線量にすると約20マイクロSv/年未満．チェルノブイリで知られている移行係数使った予想値は2ミリSv/年．福島は二桁低い．

ryugo hayano @hayano

↓「気をつけている方だけがWBCを受けに来るので，数値が低いのだろう」と，良く質問されるのですが，僕は，自治体との協定で小中学生全員を測定した，ひらた中央病院のデータを見て判断しています．サンプリングバイアスは少ないと考えています．

Jun Makino @jun_makino

https://t.co/chxi94n2 チェルノブイリで知られている移行係数使った予想値は 2 ミリ Sv/ 年．福島は二桁低い．

Jun Makino @jun_makino

でまあ、 WHO レポート的な数字としてはチェルノブイリで外部被曝と内部 被曝は同じ程度。なので、このへんの数字と WHO/IAEA/ICRP 的係数を使う限り、 内部被曝を下げる努力ってのは全く無駄で、内部被曝が今の数十倍あっても発 がんリスクはさして増えない。

Jun Makino @jun_makino

つまりは、内部被曝を現在程度までに減らそうという努力はそもそも適切 なリスク評価に基づいていなかった、ということになるわけだが、避難のリス クとか停電のリスクとかいう人はあんまりこれについては文句いってない気がする。

Jun Makino @jun_makino

私は WHO/IAEA/ICRP 的係数にはちょっと大きいめの安全率をさらにかけ といたほうが幸せになれるかもと思うけど、そうするとやっぱり外部被曝も減 らそうよということになる。