新聞労連産業政策研究会2013.01.26例会 #sanseiken0126
- gappaiyasu
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産政研1月例会、始まりました。まずオブザーバーの水野先生より、日本女子大で先日行った「若者に読まれる新聞とは?」 #sanseiken0126
2013-01-26 13:07:20「新聞っていいな」「読んでいてよかった」と思うとき=大きく4種類の回答。(1)新聞でしか知り得ない情報があるとき・・・「小さな記事でも、そうなんだ!とはじめて知ることが多くある」(2年)#sanseiken0126
2013-01-26 13:10:20イラン女性やイエティの話など。ネットでも知ることができるかもしれないが、自分では調べない。紙の「一覧性」とプロの「ニュース感覚」(価値判断)が合わさったとき、新聞の強みがでる #sanseiken0126
2013-01-26 13:11:57(2)「自分ごと」と思える記事 「ダウン症妊婦、血液で検査」など、「新聞でゆっくり読むことで、<自分ごと>にできる」「自分ごと」「仲間ごと」「世間ごと」=ここにもプロが提示するニュース感覚 #sanseiken0126
2013-01-26 13:14:08(4)ニュースの「流れ」を理解できる 強い口調で避難を促すNHK津波避難放送について=昨年4月に掲載 先日の東北地方での強い地震、「東日本大震災を思い出してください」話題になった 読んでいてよかった(2年) #sanseiken0126
2013-01-26 13:17:57考察・・・新聞は「遅延報酬型」のメディア、快い結果を得るまでに時間がかかる ジョギングや英会話学習のように、いかに継続・習慣化するかがカギ。新聞社の努力だけでなく、家庭・学校など生活環境の整備が重要 #sanseiken0126
2013-01-26 13:20:13新聞と同じ情報はネットで得られる。新聞にしかない情報が必要だ。一方で、新聞を読むことが習慣化した場合、ネットなどで自分で検索・情報収集するよりもより効率的で、より大きな報酬が得られやすい。 #sanseiken0126
2013-01-26 13:22:48朝日新聞の経済記事=玄人向けからわかりやすさへ。近年、書き方が大きく変わった。今のアベノミクスの連載などは大きな反響がある。池上彰さんらの影響もあり、誰が読んでもわかりやすように「日本語を転換」または「再構築」している #sanseiken0126
2013-01-26 13:24:43先週行われた新聞労連中四国春闘討論集会。産政研から2人が講師を務め、M&Aや財務から見た新聞経営について話し合った。参加者の反応もよく、今後の産研活動の種になれば。 #sanseiken0126
2013-01-26 13:27:49高力委員のプレゼン。新聞購読者の開拓は「優先順位」が必要。必要ない人より必要かもしれないと考えている人、若年層より中高年層。世帯の所得にも注目。中高年層でまだ新聞を読んでいない人を徹底的に開拓? #sanseiken0126
2013-01-26 13:43:03部数が半分になったときを考えて。それでもジャーナリズムは守れるし、守らなければならない。薄利多売や質の低下に陥ることなく、読んでもらうべき内容をしっかりと伝えよう。 #sanseiken0126
2013-01-26 13:45:10引き続き高力委員のプレゼン。地方の山間部を中心に、経営が立ちゆかない販売店が増えている。部数減が、固定費(配達コストなど)が高い山間部の販売店を直撃。配達を守るために新聞社はどうするか。 #sanseiken0126
2013-01-26 13:55:18都市部と郡部、経営者の年齢層、広告・チラシの量。新聞販売店経営にはさまざまな要素が絡む。配達効率化や多角化、本社からの応援など、各社現場での対応をしているが、どうしても守るべきところは何かを考えるべき。 #sanseiken0126
2013-01-26 14:10:03最終報告書へ向けて:櫛引座長より。「新聞はなぜ必要か」。新聞への軽減税率適用をめぐり、新聞協会の表明に対して、ネット上では強い批判がわき起こった。 #sanseiken0126
2013-01-26 14:14:50突き詰めると、批判のポイントは3つ。(1)新聞は公共財として必要か。(2)仮に必要だとしても、本来の使命を全うしていて、支援を求める資格があるのか(3)新聞が必要で、使命を全うしていても、支援は妥当なのか #sanseiken0126
2013-01-26 14:15:52新聞関係者からも、軽減税率適用には否定的な意見が目立った。独善的な経営や報道で読者の信頼を失ってきたのではないか、という自省を持つ関係者も多い。部数減少や読者離れの構造的要因を直視し、欠陥や限界を直視しなければならない #sanseiken0126
2013-01-26 14:18:21少なくとも「ジャーナリズム」「地域情報」で必要不可欠と納得してもらわねば。次に、事態改善が可能であると納得してもらわねばならない。経営陣や会社組織のためでなく、仲間や読者のために不利益を受け止める覚悟はあるか。 #sanseiken0126
2013-01-26 14:19:57報告書や集会のベースラインについて。組合員が「読者/非読者」に向き合うときに、どんな言葉で自分たちと経営陣の立ち位置を説明できるか、ではないか?内輪でうなずき合うのではなく、読者とともに新聞を考えるためのより所として。#sanseiken0126
2013-01-26 14:22:15震災をきっかけに、「紙の新聞」には負のラベルがある。リテラシーが高く、情報入手に積極的な人ほど批判的。新聞や記者の限界を露呈した。この中で、公共性が高く社会に不可欠な存在と言い切れるか。#sanseiken0126
2013-01-26 14:26:09すでに「軽減税率適用」を「権力への迎合」とみなす指摘がある。過去、日露戦争や太平洋戦争の轍を踏まずに済むか。安倍政権は「メディアが信用できないから」とFacebookページで国民に呼びかけている。これに新聞はどう答えるのか? #sanseiken0126
2013-01-26 14:28:17政府、国が直接、ネットを通じて国民を取り込むのは、非常に危険な問題もはらむ。新聞は政府の利益だけでない情報を流す責務があるが、すでに信頼感は揺らぎ、何を言えるのかが危うい。今だからこそ、新聞がやるべきこと、やれることを実現していかねばならない。#sanseiken0126
2013-01-26 14:30:22例えば新聞協会と新聞労連で、新聞を取り巻く状況について、大枠で見方が異なることはない。労使などの立場を超えて、新聞が対応すべき課題などへの認識は共通している。そうした「自分たちのものさし」の妥当性を検討することから始める。#sanseiken0126
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